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マイ君の血

「この小瓶の半分位で良いんだ」

「今までなら、絶対に嫌だったけど、新しい仲間が増えるなら、この位問題無い」

「ありがとうマイ君。それじゃあ回復させるね【レスト】」

「すやぁ……」

 こういう事はあまりしない様にしよう。思い付きでマイ君の血を使ってみようと思ったけど、やっぱり目的の為に自分の友達からそういったアイテムを得ようとするのは良くないよな……


「回復!」

「ごめんねマイ君。その時が来たら、マイ君にも来て欲しいんだけど……どうかな?」

「新しい仲間を作るの、見れる?」

「そう。見に来て欲しいんだ」

「分かった。行く」

 マイ君には申し訳ない事をしたなぁ……


『ジェネティックキマイラの血 後から様々な遺伝子情報を得て自身の能力を強化出来る特殊な生物の血液』


 あれ?種族が……いやまぁ、強そうだから良いんだけど……これは上手く色々な物を繋いでくれそうだし、期待は出来るな


「本当にごめんねマイ君。こんな事しちゃって……」

「大丈夫。ハチの力になってるなら、この位問題無い」

「何か、欲しい物とかある?ちょっとで良いからお詫びがしたいんだ」

 誠意ある謝罪をするべきだろうけど、何か形ある物で謝罪した方が良いだろう


「それなら、自分専用の包丁が欲しい」

「おっ!良いね。じゃあこれとかどうかな?」

 自分で作ったミスリル包丁をマイ君に見せる


「凄い……」

「僕のお古になっちゃうけど、これあげる。一応、ナイフ自体は他にもあるから」

 オーブ・ナイフもあるし、最悪線深淵で切り刻むとかも出来るし、今ここでマイ君にミスリル包丁を渡しても問題は無い


「これ、くれるの?」

「うん。マイ君を傷つけちゃったお詫びと、これからも料理人として頑張って欲しいから料理をする者として後輩のマイ君にお裾分け?」

 ミスリル包丁ならまた後で作り直せば良い。僕の罪悪感を少しでも紛らわせたかった


「ありがとう。これからも頑張る!」

「うん、頼んだよ!」

 あれ、そこまで気にしてなかったのかな?いや、これは大事な事だし、僕も謝罪出来たからこれで良いんだ


「次は……一旦アグラウドに行って輪転玉が完成した事の報告と、ニクリウスさんに会いに行くか」

 流石に王笏修理となると、一筋縄ではいかないだろうし、アミュレットが戻ってくるまでは出来ないかもしれないから一旦ここはアグラウドの方の用事を済ませてしまった方が良いだろう




「どもども~。出来ましたよ~」

「おわぁっ!?お、お待ちしてました……」

 そう言えばお願いしておきながらクラリさんを見つけてそれどころじゃなくなっちゃって途中離脱しちゃったからなぁ……


「修理用装備は入手してきました!それで、修理を試したいんですが、あの時見せてくれたへこんだ鎧を貸してくれたりしませんかね?」

「わ、分かりました。でしたらまずはその修理する物の修理したい部分に繕廻玉を近付けて、魔力を流していきましょう」

「はーい。わっ、あっという間に……」

 作業する為にイドに戻した輪転玉の嵌った手で修理するべき場所を触ってMPを流してみたら、ベコンッ!と凄い音を立てて、へこんでいた部分が元に戻った


「へ?ちょちょちょ!そんな簡単に直るハズ……いや、こんな無茶な修理をして魔力は大丈夫なのですか?」

「え?特に問題は無いですけど……消費もそんなに多くは無いですね」

「いやはや、ハチ様はそんなに凄い魔力量をお持ちなのですね……」

 いや、多分修理道具が超高性能なお陰だと思うなぁ?


「どうしましょう。それだけの修理が出来るならもう何もお教えするような事は……ん?耐久値が回復しただけでなく、防御力も上昇している?」

「……いや、そんな顔で見られても……」

 超疑念の目で見られてるけど、これは装備品のお陰だし、作り方を教えてもらったけど、あの2人を紹介するのも難しいしなぁ?


「これが、繕廻玉?いや、そんなはずない……となるとハチ様が何か……おぉ……」

 どういう想像をしたのか分からないけど、なんか平伏してる


「いや、立ってくださいよ?」

「こんな修理は初めて見ました……これが、これがハチ様の手腕!」

 なんか盛り上がってるなぁ?


「ほ、他にも修理のやり方みたいなのってあるんですかね?」

 とにかく話題を変えよう


「繕廻玉での修理は基本これが主流です。応用として、繕廻玉を通して武器や防具の魔力構成自体を修理して性能を復活させるとかはありますが……」

「ほほう?また気になるワードが」

 魔力構成の修理?面白そうなワードじゃないか


「えっと、滅多には無いですが、耐久値が0になって完全破損した武器や防具を修理する時なんかに使用します。物理的に修理出来ても、内部の魔力構成……分かりやすくすると回路の様な物があるのですが、それがキチンと修復されていないと、鉄の斧を使っても木を1本切る頃にはまた壊れてしまう事があります。そういった物は耐久値の回復がほとんど出来ずに捨てるしかなくなってしまうのですが、そういった物の魔力構成を再度しっかりと繋ぎ合わせる事が出来れば、耐久値が回復して使い続ける事が出来る……本当に思い出の品とかに使う技術が有るのです」

「その技術。教えてくれませんか!」

 面白そうな技術だなぁ?修理の一環でパズルみたいな事をすれば、完全破壊した物でも修理出来る……その技術があるなら、まだ壊れていない物でもその魔力構成?を弄れば更に強化とか出来るのでは?ちょっとニクリウスさんの所に行くのはもう少し後にしよう!



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― 新着の感想 ―
[一言] ああまたハチくん様が魔修理の技を獲得なさろうとしている~w と言うか、耐久度がなくなった物品を再使用可能にするとか…!これでラストエリクサー症候群も!?(無理)
[一言] 面白そうな技術>ニクリウスさん
[気になる点] 後回しにされるニクリウスさんェェェ
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