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量産体制確保

「「はふぅ~」」

「水加減如何でしょう?」

「素晴らしいですね」

「最高に丁度良いもんだ……」

 あの後、まずはお試しという事で、飯綱さんが2人に水やりや、土のお世話とかをしているみたいだが……もう大分気に入ってるみたいだなぁ?


「あ、そういえば……飯綱さん。ウカタマにちょっと渡す事になるかもしれない物で一応飯綱さんにもお話しておきたい物があるんですが」

「ま、まだ何かあるんですか!」

 わぁ、目がキラキラしてる


「えっと、虹彩花って花なんですけど、どうやら植物の突然変異を促す作用がある花らしくて……」

「そんな花が!」

「まぁ、そういった花で周りに影響を与えすぎると良くないと思いますので、隔離してる最中なんですよ。まぁ一旦ウカタマに渡すのは決めてるんですが……」

「分かりました。それでしたら私が持って行きましょう」

「お願いします」

 やっぱり飯綱さんを呼んでおいて良かった。この辺の大変な事が丸投げ出来るのはありがたい


「で、キングさんとクイーンさん。如何でしょう?」

「ああ、こちらから是非頼みたいくらいだ」

「ここまで丁寧に扱って頂けるなんて……」

 となると、あの場所に何か温室を作った方が良いよな……


「飯綱さんの花壇の辺りに温室を作るとなったら……」

「ご心配なく!その辺の用意はこちらで可能です。温室でしたら、1日で作れます」

 凄いなぁ……温室を一日で作れるってやっぱり狐人って結構建築関係が強かったりするのかも。もしくは相当な人海戦術か?


「じゃあ温室関連もよろしくお願いします」

「そろそろ話は終わったか?」

「うん、とりあえず話をしたい事は終わったかな?」

 放置していた精霊王様と聖獣さんも黙ってついて来てくれたけど、話が一段落ついたと思った所で話しかけて来た


「ずっと気にはなっていたのですが、そちらは……」

「まぁ、新しく遊びに来る様になったお友達ですかね?」

「そうだな。そのくらいの気持ちで良いだろう。まぁ精霊を纏めてる程度の者だ」

「ハチ様……これは……」

 ジト目と言うか、呆れ目でこっちを見て来る飯綱さん。いやぁ、そんな顔で見られてもねぇ?


「お友達が増える事は良い事じゃないですかね?」

「そのお友達の質が高過ぎませんかね……」

 まぁ、それを言われちゃうと否定は出来ないかも。でもまぁ、ね?


「それに関しては運と言うか……」

 行った先で仲良くなれるかどうかは運としか言えなくないかなぁ?まぁ、空島に連れて来る人は確かに選んでは居るけども……


「まぁ、同じ島で顔を合わせる機会は増えるだろうし、その2体には色々と頑張って貰わねばならないからな。よろしく頼む」

「分かりました。私としても、このお二方はとても貴重なお客様と言えますし、責任を持って管理させていただきます」

「あ、そうそう。キングさんとクイーンさん。これからも甘露を分けて貰えますか?」

「なるほど、この環境の礼としてその程度であれば」

「ええ、分かりました。ではこれからよろしくお願いします」

「はい。あ、あと、そちらの飯綱さんは趣味で植物を育てていまして、何やらお2人には周りの植物にいい影響を与えるそうなので、そういった事も協力して頂けますか?」

 一応、その辺を承諾してもらえた方がお互いの為になる気がする


「それに関しては、勝手になってしまう物だから何も問題無い」

「ええ、むしろ、そういう事は大丈夫なのかしら?」

「全然!むしろ喜ばしい限りです!」

 これで、キングとクイーンの甘露が安定供給出来る様になったとも言える。で、インクリー草は村の方で育ててるし、精霊王様が直々に外殻片とか妖精心結晶は持ち込んで来るだろうから、ブレッシングドロップの量産が可能になった訳か……いやぁ、凄いな?あんな能力を持った回復薬を量産出来ちゃうとは


「おう、そうだった。ハチ。先程の調薬道具の話だ」

「調薬……なるほど、それで……」

 飯綱さんもなんとなく何か薬を作るので使うんだという事が分かったみたいだし、甘露採取に関しても多少は手伝ってくれたりするかな?


「道具の話とは?」

「いや、どういった形状にするかを聞きたくてな?何か要望はあるか?」

「形状の要望……」

 それはもしかして、薬研の形を主にしたり、打って変わってフラスコみたいな形にしたりとかも出来たりするんだろうか?


「えっと、それって要望によっては制作に時間が掛かったりしますかね?」

「まぁ、どういった物にするかで相応の時間は掛かると思うが……」

「なら、ちょっとした構想が1つあるんですが、それが出来るかどうかだけ確認してもらっても良いですかね?」

 もし可能になるのであれば、僕が要望したい物は大分決まっていると言っても良い


「ふむふむ。申してみよ」

「えっと、こういう事って可能ですかね?」

 空中に線深淵を使って、割と立体的な設計図的な物を見せる


「ほほぉ……大分無茶を言ってくれる……」

「やっぱり、この位のサイズに抑えたりするのは無理そうですかね?」

「ふっふっふ。ハチよ。無理とは言っておらんぞ?」

「じゃあ!」

「あぁ、少し時間は貰うが、あの薬研は新しい道具の礎となり、ハチの元に戻すとしよう」

 流石精霊王様。大分無茶な注文をしたつもりだったんだけど、行けちゃうのか。これは完成が楽しみだ!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 工業化の足音が聞こえてくる…w
[一言] アイテムが続々強化されていきますねぇ! そういえば姫様のお守りもありますな
[気になる点] 薬研から一体何を生み出そうと言うのか...いやぁまあ、ハチくんの事だし、「そうはならんやろ」 的な物が爆誕してしまうのでしょうが...そして薬研を預けたという事は、一旦調薬も出来なくな…
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