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魔石配達

「「「「うめぇ!」」」」

「「「美味い!」」」

「「「美味しい!」」」

 良かった。好評の様だ


「どう?マイ君。人に料理を褒められるのって結構嬉しいでしょ?」

「もう少し……作ってみたい」

「そうかそうか。それじゃあもう少し付き合うよ。そうだ。マイ君、氷ブレスとか確か使えたよね?」

「使える」

「よし、ならデザートを作ろうか。アイスなら結構簡単に作れそうだな」

 牛乳や果物とかを味の調整をしてから凍らせれば目の前でアイスを作るパフォーマンスにもなるだろう


「じゃ、ちょっと用意するからその間は頼むよ。用意が出来たら凍らせてね」

「分かった」

 いやぁ、やっぱりこういう料理をするのも結構面白いよなぁ……


「てなわけで、アイスも作りますか」

「「「「アイスまで貰えるんだ……」」」」

 さてさて、それじゃあアイスも作って行こう。ミルクとかはそんなに量は無いからバニラが一番少ないかもしれないけど、まぁ、何とかなるだろう


「とりあえずはこんな物かな。よーし、それじゃあマイ君よろしく!」

「ごあー」

 中にアイスの素となる液が詰まった容器に氷ブレスを当てるマイ君。これで一気に冷却されて中身がアイスになっているだろう


「おー、しっかり固まってる。はい、アイスが欲しい方はこちらにどうぞ」

 ちゃんとアイスになっている。結構弱そうな感じでブレスを出していたけど、かなりひんやりしていて良い出来だ


「相変わらずだけど、至れり尽くせりや……」

「このホスピタリティ。マジで尊敬や……」

「氷ブレス……あの人また凄い事になってないか?」

 うん、また勘違いしてますねぇ……まぁ訂正するのも面倒だし、それで良いや


「ご馳走様でした。どうぞ魔石をお納めください」

「ご馳走様でした!これ魔石です!」

「あざっした!魔石をどうぞ!」

「あの、ちょっとしかないんですが大丈夫ですかね?」

「もちろん大丈夫ですよ。僕達の料理に報酬を払う価値があったと思ってくれるだけでありがたいので」

「あぁ、神」

 凄い。なんか思ってた以上に集まって来るぞ?


「素晴らしい食事をありがとう。日頃の感謝も込めて受け取ってくれ」

「美味しかったです!ありがとうございました!」

「いやぁ、ハチさんの料理をこんなタイミングで頂けるとは。どうぞお受け取り下さい」

 いやぁ、なんか凄い量貰っちゃったなぁ……?


「ありがとうマイ君。お陰で大量に魔石を集められたよ」

「良かった。これからもっと、料理覚えるの、頑張る」

 インベントリに入っている魔石は約2400個。これだけあれば何とかなるかな。それにマイ君も向上心が出てきたみたいだ。良いねぇ。やる気があるのは素晴らしい


「よし、これで何とかなります!」

 都合2回分だけど、どうかな?上手く行くかな?


「あ、ハチさん。そのクエストって私達も出来ます?」

「あ、それは多分無理だと思います。仲間からの依頼みたいな物なので」

「なるほど……確かに私もそういったクエストは発生した事がありますし、それは他の人じゃ出来ないと言うのも理解出来ますねぇ……今回はいったい何が起きるんですかねぇ?」

「さぁ、何が起きるかは僕も分からないです。でも、上手く行けば面白い事は起きるかもしれないですね」

 成功すればラッキー。失敗したら今度は頑張って僕が自力で集めてみよう。魔石を狙ってとなると大分時間は掛かるだろうけど、僕にとってはプラスになるだろうからやる価値はあるだろう


「よし、それじゃあ片付けようか」

「うい」

 空島での魔石集めは終わったし、片付け終わったらオートマトン島に持って行こう。こっちの事はまぁ任せておいても問題ないだろうし




「戻って来たよー」

「おうおう、私に人魚達を任せて料理を振る舞うなんてずるいんじゃあないのかぁい?」

 あ、やべ


「いやぁ、立派な師匠になら人魚の皆を任せられるなって」

「ぐぬ、ぐぬぬ……ちょっと気分良いから許そう」

 ちょろいぜ


「それで、どうでした?」

「ん?まぁまぁ、スキャンは終わったみたいで開発?とかは進んでるみたいだよ?」

 なるほど。スキャンは完了したんだったらもう安心だな。そこから先の開発とかに関してはもうこっち側だけでも何とかなるだろう


「で、で、私にも何かないの?」

「余ったアイス位なら……」

「やったやった!」

 ふぅ、危なかったぜぇ……これで追撃は無いな


「あれ?そういえば3人はどうしたんですか?」

「えっとえっと、今は海で泳いでるよ。協力する事は終わったから後は自由にして良いって。うま~」

 なるほどね。地上の海で好きに泳いでるって感じか


「おっと、ヘックスさんに用事が有るんだった。ちょっと先に行きますね」

「ういうい~」

 モルガ師匠にダル絡みされる事も無く、ヘックスさんを探しに行けるからやっぱりお菓子の類は何かしら持っておく事は大事だな


「あ、居た居た!ヘックスさーん」

「お、ハチか。どうした?」

「魔石とりあえず2400個持ってきました」

「ふぁ!?」

 まぁ、いきなり2400個持ってきたと言われたらビックリするか。でもこれですぐに作業に取り掛かれるはずだ



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― 新着の感想 ―
[一言] これでもう貪食の悪魔モルガの扱い困ること無し!どんどん便利に使おう!
[一言] そりゃアイスまで付くとなったら嫁を質に入れても魔石をつぎ込みますわーw と言うか、やっぱり対師匠用おやつ袋を携帯しておくのは必須なんだなぁ~?
[良い点] ???「『あの人』ついにブレスとか触手とか出せるようになってたぞ…」 こういう都市伝説が広がるんですねw
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