表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1408/2042

建材ダンジョン

「ン基本的にはどこの建材ダンジョンでも入手出来るのですが……先に進む程新しい建材が入手出来るという形にンなっています。ファステリアスの低階層では木材位しか出て来ませんが……先の街に進めば、新しい建材が浅い層から出て来る様に、ンなっていますねぇ。なので、低階層ですぐにセメントが出て来るシクサームが丁度良いと思われますゥ。もう一つ先の街に行ければまた違った建材が出て来るのかもしれませんが……申し訳ありません。ン某はそこまでは進んでおりませんゆえ……」

 なるほど。となると、建材ダンジョンは先の街に進む程深度が深い所から入れるって感じなのかな?


「ま、セメントが入手出来るなら良いですね」

「コンクリートやらモルタルやらに出来るからセメントの方が使い勝手が良いまであるね。で、どんな奴が出て来るんだい?」

「ン一つ先に言っておく事があるのですが、建材ダンジョンは、あくまで建築をする人向けのダンジョンで、ン通常のプレイヤーには経験値は入りません」

「え?」

「ン多分他の職向けの専用ダンジョンの様な物があると、ン思われますねェ……でなければ生産職関連の人が先に進む事はンかなり大変かと」

 生産職向けのダンジョンか。確かにそういう物でも無ければ戦闘職の人だけは先に進めて生産職の人は一切進めないなんて事になりかねない。だからこそ、その救済措置みたいな感じか。で、その救済措置を他の戦闘職プレイヤーが狩場とかにしない様に経験値が入らない様にしていると。なるほどなぁ。そういう対策か


「なるほど。じゃ、タテさんとパーティを組んで、そのダンジョンでセメントを取りに行けばいいんですね」

「ンえぇ。3人も居ればかなりの量のセメントを持ち帰る事が出来るでしょう。あ、セメントはインベントリに入れて持ち運ぶ事は出来ますが、ン大量に入れると、体が重くなるので、ご注意を」

 セメントを大量に持つと体が重くなる……となるとこの前の本みたいな大量に持つと重さを感じるみたいな事が起こるのか。インベントリってもしかして1つのアイテムを大量に持つみたいな事をすると重さが発生するのかな?そうなると、倉庫はあった方が良いのかもしれないな


「で、そこに出て来る敵ってどんな感じですかね?」

 セメントを入手出来る敵ってどんな奴だろう?なんだ?ガーゴイルみたいな石像みたいな奴が出てきたりするのか?


「ンセメントスライムや、セメントスネークなどですねェ……」

 なんか弱そうな感じだ


「ン生産職はそこまで戦闘を主体としては居ないですからねェ。そういった敵を倒して得た素材から作る物の方が本番ですので」

 確かに。商人は戦って金を稼ぐのではなく、商売をしてお金を得る。それを考えると戦闘が主体じゃない人向けのダンジョンは低難易度に設定されているのかもしれない


「ンでは行きましょう」

「よし、行こうか」

「それじゃあ素材を取ってくるから、低濃度ミスリルの粉末と棒の生産頼んだよ」

「リョウカイシマシタ」

 うし、これで準備は出来たな。それじゃあ建材ダンジョンとやらに行ってみよう!


「ンうぅ……寒いですねェ!」

「まぁ、確かにここは寒いですね【アダプタン】」

「ンおぉ!寒くなくなりました!ンありがとうございます!」

「あの、ハチ君?こっちは?」

「え?」

「ひゅー!身も心も冷えるねぇ!」

 ダンジョンの中に入ってしまえば多分中が寒い事は無いだろう。どうせもう少しで着くだろうから、ハスバさんはこのままで良いよね?


「あそこです」

「へぇ、なんか普通の建物に近いような……」

 見た感じは雪で造られた家みたいな感じだ。ドアも付いてる


「ン建材ダンジョンは大体その地に即した見た目にンなっていますねェ」

 なるほど、そういう感じで色んな所にあるんだ


「どんな感じかなぁ……」

「これはン心強い!こんな気分でこのダンジョンに入るとはァ!」

 戦う事が苦手な人向けのダンジョンにバチバチの戦闘職が建設の為に一緒にやって来たのだからそりゃあ、気分が良いかもしれない


「ンセメントでしたら、相手を倒す。もしくはン攻撃を誘発すると集める事が出来ます」

 なるほど、攻撃を誘発すると集められるって事は、セメントその物を吐き出してきたりするのかな?


「分かりました。それじゃあやってみましょうか」

 まずはセメントスライムとか来てくれるとありがたいな


「おっ、あれじゃないか?」

「ン早速来ましたねェ。あれがセメントスライムです」

 セメントスライム。本当にセメントみたいな色合いだ。アレに触れたら固められたりしちゃうのでは?


「とりあえずやってみますか。まずは攻撃誘発を狙ってみますね」

 まずはこっちから攻撃はせずに相手の攻撃を誘発する事で得られるセメントを集める方法を試してみよう


「はいはい、そういう感じね?」

 スライムが多分口?と思わしき部分からセメントを吐き出して来た。これを避けて集めるのか。なるほどな


「おっ、これなら結構簡単に集められるかも」

 左右、前後にステップするだけで躱せるから足場に気を付ければこのスライムから貰えるだけセメントを貰おう



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ハチくんなら重くても腕とか生やしまくったり、軟体動物みたいになったりと動けるやろ(風評被害
[一言] セメントスライム…固めてぐへへ!? いやいや、セメント攻撃だ!舞い散るセメント!行くぞチャッカマン!男の子が大好きなアレを誘発!?になりそうw
[一言] バチバチの戦闘職?補助術師は戦闘職でしたっけ???
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ