建材を入手する為に
「ンでしたらァ!オートマトン殿。こういう物などンいかがでしょう!」
僕には見せずに設計図をオートマトンさんにだけ見せるタテさん。うぅむ……気になる
「ナルホド、コレハタシカニ、スバラシイアンデス」
「どんな奴?」
「ンおぉっと!お待ちくださいハチさん。ンこれはご内密な案件ですゆえ!」
「ゴナイミツデスユエ」
なんかオートマトンさんがタテさんに影響を受けてないか?僕に内緒で何か作るって計画するのはちょっと困るなぁ……でも、何かしら新しい施設が出来るのは発展としてはアリか
「秘密にされちゃったねぇ?ところで、ミスリルの方は何とかなるとして、コンクリートはどうするんだい?」
「ンおぉっと!そうでした。コンクリートはこちらで用意出来ますが、ンそうですねぇ。必要な量を考えると某一人で集めるのはン少々難しいですから、出来れば素材集めに協力していただけるとン良いですねぇ」
コンクリートの収集……どうするんだ?
「コンクリートの収集ってどうするんです?」
「確かに。コンクリートがその物で出て来ても困るし、生コンクリート。もしくはセメントを入手するとなると、採掘とかするのかい?だとすると滅茶苦茶辛くないか?」
採掘でセメントを集めるというのも中々辛い道のりになりそうだ
「ンいえいえ。実はですね。建築とかをする人向けに建材ダンジョンと呼ばれているダンジョンがあるのですよ」
「「建材ダンジョン?」」
建材ダンジョンってなんだろう。どんなダンジョンだ?
「ン建材ダンジョンは、メイン職業に建築関連の職業を設定している人が入れるンダンジョンです。職業的にも割とマイナーな事もあってあまり知られてないのですが……ン某が居れば入場する事は可能です」
「なるほどね。それでそのダンジョンで生コンクリートでも集めるって事ですかね?」
「ンそうです!作る事も出来ますが、圧倒的にダンジョンで集める方が楽です。仮に作るとしたら、ン粘土が恐ろしい量必要になりますねェ!ンダンジョンだと纏まった量が一気に手に入りますのでンおすすめですゥ!」
粘土かぁ……確かに集めにくそうだ。それに、粘土を集めるとなると、施設を建てる為に他の地形を破壊するレベルで掘らないといけないだろう。それならほぼ無限資源の様なダンジョンで集められるなら集めた方が良いな
「ダンジョンヘノ、シエンハ、サスガニマダ、ハンイガイニナリマス……」
「あぁ、気にしないで。支援に関しては発展してからで良いから」
「ハチ君?」
「それじゃあタテさん行きましょうか」
「おぉう、いつものこの扱い!久々だねぇ!」
ハスバさんからの追及はこれで躱せるから楽で良い
「ンこれが噂に聞くハチ君対応!」
「おい?」
「ん、いやぁ……」
ハスバさん、僕が居ない所で何か叱られる為に変な噂を流してないか?どうしよう。普通に優秀だからフレンドを切る事はしないけど、怒った所で逆効果な気がしてならないし、やっぱり放置が一番丸いのか?
「ン失礼。良ければ教えていただけませんか?支援とはいったいどういう……」
「あぁ、ここの開発が進めばオートマトンさん達が助けに来てくれるっていう感じですね。一応、攻撃支援って事で良いんだよね?」
「ハイ、ソレト、ブッシガアレバ、ホキュウシエンナドモ、カノウニナリマス」
あ、なんか支援の幅が増えてないか?
「ン素晴らしい!」
「ソウデスネ。シセツケンセツニ、オオキナキョウリョクヲ、シテイタダイテイマス、タテサマニモ、シエンヨウムセンキヲ、シキュウシマショウ」
「ンおぉ!よろしいのですかァ!その様な素晴らしい物ォ!」
まさかのタテさんにも支援用無線機が支給された。まぁ、僕が支援要請をする可能性とかほぼ無い様な物だし、タテさんが持ってた方が使う可能性はあるか
「え、それは……私は貰えないのかい?」
「え、ハスバさんに必要ですか?」
「いや、ハチ君がそれを言うかい?」
くっそ、言い返せない……
「……欲しいならこれからバリバリ働いてください。オートマトンさん達に認められる位働けば、多分無線機は貰えますよ。ね?」
「ケンセツガジュンチョウニ、ススメバ、ソチラノカタニモ、ムセンキヲシキュウサセテイタダキマス」
「しゃ、やるかぁ!」
やる気を出すハスバさん。ハスバさんにも支援って要るかなぁ?
「ハチ君、早速行こう!そんな装備品を入手出来るのなら早速やらないと!」
「なんだか随分やる気ですね?」
ハスバさんのやる気が凄い。なんだろう?なんかあったかな?
「ハチ君が持っている戦力を自分でも使えるとなるなら、そりゃあやる気を出さない訳には行かないよね」
なるほどなぁ。そういう理由だったか
「んじゃ、その建材ダンジョンとやらに行ってみますか!」
「ンそうですねェ……あそこは木材で、あそこは石材だから……セメントとかを取りに行くと考えると一番手っ取り早いのは、ンシクサームですかねェ?」
シクサーム……凄いなぁ。色々発展させていこうと考えると色んな所を行ったり来たりするのは楽しいな!




