自給自足を考えて
「「「ご馳走様でした……」」」
「いやぁ、今日も食べたなぁ……これはそろそろ食料調達とか、その辺の事ももう少し考えた方が良いかな?」
現状、米はウカタマ特製の収穫までが早い凄い米があるから問題無い。野菜は……一応ワリアさんやゴブリン達が育てているけど、このペースだと流石に喰らい尽くされるかもしれないからちょっと危ないかもしれない。魚は空島にある川から獲れるリポップする川魚……じゃちょっと満足出来ないか。肉は……一応、キッチンに補給はされてるけど、これは多分、パーライさんやホーライ君が空島以外から獲って来た肉が送られてるのかな?だとすると他にも食材の補給手段が欲しい所だな……
「肉、魚、野菜……穀物も生産量を増やしておかないといけないとなると……あのオートマトン島で色々調達出来る様にして貰った方が良いかな?」
となると、空島の位置をオートマトン島の近くに移動した方が良いか?いや、そうなると海の魚の調達は楽になるけど、肉の調達が少し難しくなるか……肉の調達にフォヴォスとファーカイン達やワイバーンに頼んで調達範囲を増やすとかした方が良いか?いやぁ、やっぱり国民?じゃないけど、周囲の魔力で事足りるという魔物のスペックが羨ましい。ある意味、空腹度の回復を周りの魔力を吸収して出来るのだから、僕のベルトパワーをかなり気兼ねなく使用出来るのは羨ましい事この上ない。まぁ、食事によってバフを得たり出来るのだからそこはトレードオフになるかな?
「なになに?何悩んでるの?」
「いや、今までは食料の消費を気にしなくても良い位の生産量だったけど、これからも仲間が増えていく事とか考えると、この空島の自給自足力を上げるか、他からの調達にするか色々悩んでてね。島に住んでいなくても食事の時だけやってきて滅茶苦茶食べる人が居るからさぁ?」
「「……」」
目を逸らす2人。まぁ、ウカタマとかも食べにくるけど、ウカタマは色々頑張ってくれてるからその辺は目を瞑っても良いだろう
「えっとえっと……これからは食材持ってきます……」
「えっと……これからは森で獲物とか獲ってきまーす……」
「よろしい。それでこそ食べる権利があると言えますね」
この2人というか、1人が特にヤバいからね。その1人が食料を持ち込んでくれるのであれば何とかなるだろう。でも、食料調達云々については考えておいた方が良いだろうな。一応、人も居るし、いざという時に人を空島に収容するなんて事が起こった時に食料が足りないなんて事が起きるかもしれない。食料備蓄はあるに越した事はない。まさかこんな事を考える事になるとはなぁ
「ま、それを考えたらオートマトン島に港を作るって言うのもアリか?」
獲り過ぎは良くないけど、海の資源を集められると考えると、オートマトン島の港は有って損は無いと思う。そうすれば一応、ダイビング・デッドマン号の人達が寄港出来る港にもなるだろう
「え、え?なんでご飯食べる話が港作る話になるの?」
「オートマトンの島に港があれば、海の資源を獲れるし、一応知り合いの船乗りの人達が寄れる港を作るのもアリかなって。それに伴って空島をそっちの近くに動かしておけば利便性も上がるだろうし」
一応フォーシアス近辺に浮いている空島は肉を集めるのに役に立っているとは思うけど、色々空島に来る存在を考えると問題が起こりやすいかもしれないし、オートマトン島の近くの方が良いだろう。あそこも今どうなっているか気になってるし
「うわうわ、なんだか大変な事になっちゃったぁ……」
「勿論、手伝って貰いますよ師匠?」
「あ、あぁ~……」
しなしなになるモルガ師匠。まぁ、ただご飯を食べる為だけの師匠は良くない。たまに働いてもらわないとね
「あ、錬金術的観点でも手伝って欲しい事があるかもしれないので、ニコラ師匠もですよ?」
「あ、あぁ~……」
ニコラ師匠は巻き添えみたいな感じだけど、これで良いだろう。皆で発展させていかないとね?
「じゃ、マイ君は今日からここで料理を頑張ってくれるかな?」
「まかせろー」
今度マイ君向けにコックの服とか用意してみるかな?そうしたら見た目もそれっぽくなりそうだ
「ま、今日じゃないですよ。僕もオートマトン達に相談をしに行かないといけないし」
流石に相談無しに港を作るのは良くない。まずは相談しに行って、許可を貰えたら港建設やってみようか
「「ほっ……」」
「あ、マイ君?今後僕の許可無く、この2人に料理を作るのは禁止ね?協力せずに逃げたら困るし。とりあえずオートマトン達との相談が終わるまでは禁止って事で」
「「げっ……」」
これでご飯だけ食べてそのまま帰るはさせないぞ?
「因みに、相談が終わるまでおやつも無しです。あー、でも他にもやりたい事もあるし、相談は後回しに……」
「ちょちょ!今すぐ!相談に行くべき!」
「それは困る……おやつ欲しい」
「じゃ、話が進んだら協力してもらいますよ?」
「「それはもちろん!」」
ふっ、ちょろいぜ……




