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ニュースタイル

「ひゃ~、負けそうだなぁ。でも頑張るよ」

 自分で提案したけど、普通に体格差で負けて引きずられそうだ


「ウガッ!?」

 敵の足に絡ませるように張られた鎖は多分僕達の気分次第で繋いだり、切ったり出来るよね?


「まぁ、足元には気を付けなきゃねぇ?」

 手下のオオカミはこっちが制御を奪い、3人居る物理アタッカーのうち2人は足を引っかけてくる線を持っている。さぁ、さっきと状況が変わったぞ?


「さっきまでの勢いはどうしたのかな?そっちが来ないならこっちから行くよ?」

 軽いジャンプを2回して着地と同時にベルトパワーを使い、一気に距離を詰め、敵の股下を抜き、ターンして今度は横から抜いて前の方に回ってから、もう一度同じ様に横からオオカミの体の下を突き抜ける


「ほい、オオカミの雁字搦め完成っと!」

 鎖がオオカミの足に絡みつき、今はとても歩きにくいだろう。しかも絡ませている関係上、自分の足が他の所が動かない様にする柱みたいになっているから僕が非力でもこれで問題ない。後は拘束が解けない様にして殴るだけだ


「僕はここでもう一つ気になってた事があったんだよ」

 僕が気になってた事。それは……


「同じ僕ならレジーの力のレシーバーにもなれるよね」

 鎖の移動。分身体にも手枷はあるし、手枷同士をぶつけてみると、僕の手枷から分身体の手枷に鎖が移った。これでレジーとの連携を崩さずに僕がフリーで動ける様になる。さっきまでほぼ死に体だった分身体もほとんど回復しているみたいだし、この戦闘のお陰でまた色々と知る事が出来た


「さぁ、こっちのターンだ!」

「おらおらぁ!むかつくよなぁ?むかつくだろ!」

「回れ回れー!」

 分身体の僕と、レジーがボスオオカミの周りをぐるぐると周り、更に拘束を高めていく。あの鎖かなり長いな?


「行くよモノ。合わせて」

「うん」

 硬貨に戻したモノをボスの目の前に投擲、そしてその場でモノが現れて僕をリフトアップする。大きく上にジャンプしてボスオオカミの頭上を取り、重力に従って降りてくる時に横に僕の手元に戻って来たモノが既に居る。実体化して僕と同じ様に空中で一回転からの踵落としをボスオオカミの頭に叩き込んだ。僕は合わせてと言っただけでこれが出来るモノさんマジ凄いわ


「ハチとは長い付き合い」

「これは流石モノさんと言わざるを得ないね」

 戦闘中だけどこれは拍手しても良いと思う


「おっと、コイツは恐怖耐性でもあるのかな」

 さっき頭に一撃蹴りを入れたハズなのに恐怖状態になってないからこのオオカミにはハツ抜きは出来ないか


「へぇ、やるじゃん。そうこなくっちゃなぁ!」

 恐怖状態からのハツ抜きはかなり便利なコンボだけど、これがボス相手にも効いちゃうとなんかズルしてる気分にもなっちゃうからこれはこれで良かったかもしれない


「イドラ。この距離なら行ける?」

「ん、この距離なら行ける」

 イドラが実体化して、浮かぶクッションに乗った状態で現れた。そしてイドラの周りに雲の様な物が浮かぶ


「ウグ、グォォォ……」

「おっ、効いてるなぁ。これヤバいな?」

 ステータス半分の効果が出てるか分からないけど、明らかに動きが鈍くなってるし、鎖に対しての抵抗も減ってるな


「エッグいなぁ……」

 本当だったらこれの効果は僕も喰らうんだろうけど、相手だけにこのとんでもデバフの怠惰を浴びせるって実際にやってみるととんでもないアドバンテージだな


「これが僕の……僕達の新しい戦闘スタイルか」

 ヤバいな。色々な戦い方が出来ちゃうぞこれ!新しい戦い方のアイディアがいっぱい浮かんでくる!


「それじゃあ次はイドラ、少し運んでくれるかな?」

「ん、運ぶ」

 イドラの空飛ぶクッションに捕まってまたオオカミの上を取る。犬は上を向けないなんて話があるから犬っぽい敵との闘いは基本上を取ったもの勝ちだと思うからそのままボスの上に陣取る事が出来た


「ストリ、とりあえずそこの3体をけしかけて」

「はいは~い」

 雑魚オオカミ3体をボスオオカミの足に噛み付かせる。飼い犬に手を嚙まれるじゃなくて、手下オオカミに前足を噛まれてる状態に。これ相手が仲間呼ぶ系だったらストリの力で凄まじい事になるな。今は3体だからこの程度だけど、これは10体20体だと、急に大ピンチだ


「仲間の裏切り、拘束、ステータス低下、そんな中敵の完璧な連携攻撃を見せられるとか僕なら泣いちゃうね」

 自分の方は裏切りで連携も出来なければ、自分自身もボロボロなのに相手はほぼ完ぺきな状態で息の合った連携を見せつけられるとか精神的ダメージも中々にデカいぞこれ


「おい!もう良いか?」

「そうだね。レジーもやりたいでしょ?」

「あぁ!あんな役回りまどろっこしくてイライラするぜっ!さっさと私も混ぜろ!」

 レジーが拘束はしてるけどそのまま殴りかかっていくので、僕はそのフォローをする形で合わせよう。何も僕に合わせてもらうだけではなく、僕だって他の仲間に合わせる事だって出来るんだぞ?


「コォォォォ……」

「おだまり」

 お座りか伏せとか何か言うべきかなと思ったけど、口から出た言葉はなんともマダムみたいな言葉が出てきた物だ


「ギャワンッ!」

 ボスオオカミが抵抗しようと口を開けて何かを撃とうとする素振りをしたのでレジーの背後から飛び出してボスオオカミの顎にサマーソルトで蹴りこんで強制的に口を閉じさせた。それのせいでボスオオカミの口周りがバキバキに凍り付き、レジーが胴体に腰の入った良い一撃をお見舞いしていた



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― 新着の感想 ―
[一言] ハチ一味による蹂躙劇だー!
[良い点] ニュー戦闘スタイル、デバフマシマシ肉体言語多め辛め(つらめ)…!
[一言] 流石はハチさん、魔王でももう少し優しい戦い方すると思う
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