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作成意欲

「勢いで2つ作っちまったけど……何してんだハチ?」

「見えない」

 左目用と右目用の眼帯が出来たので同時に装備してみた。何にも見えない


 アクセサリー枠がアストレイ・オブ・アミュレット、貧呪の魔硬貨、小鬼姫のお守り、ウルフポンチョの4つになってこれ以上アクセサリーを装備出来ませんってなったので小鬼姫のお守りとウルフポンチョを外した。泡沫の水背嚢はいつの間にかバック装備という欄が出来ていてそこに装備されていた


「何となく一回はやらないとダメかなって」

 眼帯2つ持っているなら一回はこれをやるべきだろう


「そうなのか?その気持ちは良く分かんないけど……」

 ドナークさんには理解してもらえなかったみたいだ。まぁこれは理解するとかしないとかそういう物じゃ無いか


「冗談はこれくらいにして……やり方を教えてくれてありがとうございました」

「まぁワイン貰っちゃったからなぁ、教えない訳にはいかないだろ?」

「はははっ、あ、これ以上は流石にあげれませんよ?僕の料理用ですから」

「勿体無いなぁ?」

 お酒を飲む人と使う人の価値観の違いだろうな……


 そうしてドナークさんと談笑しているとドシーンと外から音が聞こえた

「えっ!?」

「また始めたか」

「また?」


 ドナークさんはこの音について何か知っているんだろうか?

「この音、なんです?」

「村を拡張するって言ってたろ?それで少しだけ木を伐ってるんだ」

 じゃさっきのドシーンって音は木が倒れた音か


「伐採した木はどうするんですかね?」

「とりあえず今まではヘックスさんの家を作る為に使ってたが、これからは薪とかになるんじゃないか?」

 ほうほう、それなら少し木材を貰えたりするかな?


「ちょっとポンチョを見せてくるのも込みで行ってきます」

「おう……まずはその眼帯を外せよ?」

「おっと……」

 おふざけダブル眼帯のままだった。このままは流石にダメだね


 両方の眼帯を外し、お守りとポンチョを装備する。うん、こっちの方が良いや

「よし!それじゃあ見せびらかしてきます!」

「あぁ、行ってこい!」


 ドナークさんの家から出て、周りを見渡すと丁度木が倒れている瞬間を見つけた。あっちか




「ヴァイア様ー」

「おぉ、ハチか……なんだ?狼か?」

「どうです?良いでしょう?というか、ヴァイア様が伐採してたんですね?」

「あぁ、私が適任だろうしな?その装備はドナークに作ってもらったのか?」

「手伝っては貰いましたけど大体は自分で作りました」

「ほぅ、良い出来だな!」

 ヴァイア様にポンチョを褒めてもらった。そして、どうやら水のレーザーで木を伐採していたみたいだ。ヴァイア様のレーザーはミニヴァイア様の時以来改めて見たけど、ダイコーンさんのしらたきちゃんより威力が段違いに高い。だってしらたきちゃんは枝を飛ばす程度だったのにヴァイア様は木を5~6本同時に伐り倒す程の威力でレーザーを出していた。僕が喰らったら(ry


「凄いですね?水の威力もですけど断面が綺麗……」

「むふふっ!そうか?しょうがないなぁ?もう少し凄い所を見せてやろう」

 ヴァイア様が張り切って口から6本のレーザーを出す。複数本同時に出せるんだ……


「どうだ?」

「使い勝手が良さそうなサイズで輪切りにされてる……これはヴァイア様にしか出来なさそうですね!」

 一瞬で倒れた木が輪切りにされて、枝も払われてるから後は乾燥して割ればすぐに薪として使えそうだ


「おーい、出来たぞー」

「「「運びまーす!」」」

 ゴブリン達が輪切りにされた木を運んでいく。小さい体だけど力があるなぁ?


「あ、ヴァイア様?この木ちょっと貰っても良いですか?自分用のお皿とか作ってみようかなって」

「あぁ、好きなだけ持っていくと良い!」

 ヴァイア様の許可が出たのでゴブリン達に紛れて自分が使うお皿のサイズを考えて大き過ぎず、小さ過ぎずな木の部分を貰う


「貰うだけじゃ悪いし、僕も木運び手伝うよ」

「「「助かりまーす」」」

 ゴブリン達の手伝いをしながら丁度良いサイズの木の輪切りをインベントリに仕舞う


「よいしょっと!」

 薪置き場には山の様に積み重なった木の輪切りがある。これだけあれば薪に困る事も無いだろうな


「お疲れさまです」

 ゴブリンの一人が僕にジュースの様な物を差し出してきた


「これは?」

「栽培している果物で作ったフルーツジュースです!」

 木のコップに入っているフルーツジュースの匂いを嗅いでみると確かに色んな果物の香りを感じる。美味しそうだ


「ありがとう。貰うね?」

 ゴクッとフルーツジュースを飲む。口の中に少しの酸味と、複雑に絡み合った甘味を感じる。これ美味しいぞ!


「ぷはぁ!これ凄い美味しいよ!」

「仕事終わりに一杯!」

「ハチ様のお陰ー!」

「果物ありがとう!」

 ゴブリン達は意外と甘党なんだろうか?意外な一面だ……もしかしたらここのゴブリン達だけなのかもしれないけど


 だけど、ゴブリン達が僕に渡してきた木のコップとか宴会で使っていた木の皿なんかを思い出したら自分で作ってみたい欲が凄い出てきた。一旦ログアウトして休憩したら作ってみよう!



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ゴブリン達良い奴やな
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