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悪友

「紅茶は用意しますよ。あとは、向こうでルクレシアさんが2人と勉強しているので、良かったら一緒に勉強の休憩って事でお茶でもしていてくれると助かります。相手の方と気兼ねなくお話したいので……」

「うんうん、そこまで言われたら流石に邪魔はしないよ。ごゆっくり」

「えっ、師匠が素直に引いた!?」

「ハチ君ハチ君。それは流石に失礼じゃない?」

 えぇ?だって、ねぇ……?


「いつもの師匠が悪いんですよ?」

「うっうっ、何も言い返せない……でも、紅茶は貰っていくよ」

「はい、じゃあこれも一緒に持って行ってください」

 お盆に紅茶セットとパウンドケーキも一緒に持たせる


「やったやった!こういう所ホントハチ!」

 どういう事?


「まぁ、これでモルガ師匠は何とかなったからお礼と供物用の料理を作るか」

 セーレさんには結構悪い事をしてしまったし、呼び出しても来てくれるか分からないけど、料理をテーブルいっぱいに並べよう




「さぁ、来てくれセーレさん!」

「……よぉ」

 良かった。来てくれた……


「セーレさん、この前はごめん。ここにある料理は全部セーレさんの為に作ったから存分に食べて欲しい。僕に出来るお礼と謝罪はこのくらいしか出来ないから……」

「この前はマジで怖かったぜ……俺をあんな所に置いて行くしよ?」

 一度ルクレシアさんに言い訳をしに行った時にセーレさんを深淵空間に置いて行っちゃったからなぁ……根に持ってても仕方ない。今後協力してもらえないとしてもそれは仕方ない事だ


「全く、悪魔に対しての供物ってのは生贄が基本だぞ?それに、悪魔に弱い面を見せるな。つけ込まれるぞ?」

「もう大分沢山の人につけ込まれてるから今更かなぁ?」

「全くお前はよ……いただきます」

 僕も相手を利用する事はあるからつけ込まれるとは違う様な気もするが……


「まぁ、契約しても役目を果たさないなら多少は考え直してもらう事になるかもしれませんが……」

「ハチが「考え直してもらう」って言っても「痛めつける」って言ってるのと変わんねぇよ……」

「ははは、まさかぁ」

 今の所はモニクとセーレさんという話の通じる悪魔と出会っているけど、その内話の通じない悪魔が出てくる可能性もあるのか。まぁ言葉が通じないなら肉体の言語で会話するしかないよね!


「絶対やる奴の反応だろそれ……」

「で、どうです?美味しいですか?今回結構力作なんですけど」

 一応供物感を出す為にローストビーフとかチキンなど肉料理を多めに用意してみた。気に入ってもらえると良いな


「美味い……」

「良かった。今後も力を貸してくれると助かります」

「契約は契約だ。力を貸す事を拒否はしねぇよ。それに、前回のあれは帰るのが遅かった俺の判断が悪かっただけだしな」

 そういえば、深淵に入る前にセーレさんが帰っていればあそこで捕らわれる事は無かったのか。まぁ、そこはあまり突っ込まないであげよう


「にしても、こんなに料理を作るのはやり過ぎだろ……よし、残すのも勿体無いからちょっと悪魔仲間でも呼ぶか」

「へ?」

 セーレさんが指パッチンをするとセーレさんの後ろに3つの形が違う魔法陣……いや、シジルが現れた


「む?」「ん?」「ひょ?」

 ちっちゃいワニを肩に乗せた釣り目のイケメン男。顔以外にも何枚もの仮面で作ったネックレスみたいな物とかなりデカい本を持った人。あとはミニスカポリス?みたいな服装に蛇っぽい髪の女性の3人が出てきた


「何処だここ」「あれ、セーレちゃん?」「ここは何処でありますか?」

 ご飯を食べてるセーレさんに詰め寄る3人


「残すの勿体無いからお前らも喰ってけ」

「「「そういう事なら……」」」

 流れるように着席して料理に手を伸ばす3人。あ、仮面の人、女の人だったのか


「美味っ!この料理、セーレが作ったのか?」

「いや、そこに居るハチが作った」

「ど、どうもー」

「「「っ!?」」」

 あ、3人共僕に気が付いてなかったみたいだ


「ちょいちょい、お話聞かせてもらうよ?」

「この方は何でありますか!」

「あぁ、人間界のダチだ。まぁお前らには紹介しても良いかなと思っただけだ」

「あ、ハチです。どうぞよろしく」

 とりあえず頭を下げておく。セーレさんの悪魔友達かな


「へぇ、俺っちはヴァサゴ。そこの仮面のはダンタリアンで、そっちの蛇髪のがアンドロマリウスだ」

 釣り目のイケメンが紹介してくれた。おー、名前は聞いた事ある悪魔だ


「こいつらは……4人で集まってた時に集会が有って、そん時出るの忘れて以来ハブられ仲間って奴だ」

「4人くらいなら良いけど、流石にあの人数はちょっと……」

「皆の方が大事であります!」

「あれは、完全にすっぽかしちゃったよねぇ……」

「「「「ねー」」」」

 呑気だなぁ?


「なんか、この人……普通の人とは違うね?」

「まぁ……ただの人間じゃねぇのは間違いないな」

「何かとんでもない力を感じるであります!」

「俺っちは嫌いじゃないね。よろしくー」

「どうぞよろしく……」

「よろしくであります!」

 友好的で助かるなぁ


「えっと、まだ何か食べます?ご用意しますよ。セーレさんのお友達なら安心出来ますから」

「悪魔相手にこの反応。セーレが気に入るのも分かるなー」

「「うんうん」」

「まぁ、なんかあったらハチに力を貸してやってくれないか?お前らの方が役に立つ事もあるだろうからよ」

「「「そういう事なら」」」


『ヴァサゴ ダンタリアン アンドロマリウス のシジルを入手しました』


 わおっ、悪魔3体のシジルを一気に入手しちゃった



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― 新着の感想 ―
シジルで思い出したけど、モニクにシジルってあるのかな?今の所の印象だと強い悪魔しかないような感じだけど。 あとモニクかわいいけど性別のようなものってあるのかな?見逃しが怖いけど、初登場の時は悪魔っ子と…
セーレも含めて、ソロモン72柱の悪魔が元ネタですか
[一言] (ハチの)料理は世界を救う 料理で召喚出来るひと増えて良かった!セーレ、ヴァサゴ、モルガ、ダンタリアン、アンドロマリウス…うんうん!うんうん!
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