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ニッポンまるごと異世界転生!  作者: やきいも
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プロローグ

一週間後投稿の作品がWITHOUTだといつから錯覚していた!

ごめんなさい。書きたくなったので、書いてしまいました。

WITHOUT終わってねえだろ!とか言わないでください。

いや、寧ろコメント来ないからそういうの欲しい。

もっと煽って!!!

・・・

取りあえずプロローグだけ投下ですが、プロローグだけだと物足りない気がするので、近いうちに一話も連続投稿するかもしれません。

処女作ではないけど、まぁ準処女作として大目に見てください。

それではどうぞ!




...準処女ってのも響きいいですよね。

2034年 3月13日。日本の名もない企業の下で、この世に空間転移[テレポーテーション]技術が誕生した。

これは後に移動革命と云われ、人類の失速しかけていたその進化の歩みを確実にかつ、とても大きく進めるものであった。


そしてその発表は世界中に大きな波紋を呼んだ。


『近い将来、遂に人類は移動をガソリンに頼ることがなくなる。』


『地球温暖化解決への大きな糸口だ。』


『これでエネルギー問題は解決へ向かう。』


日本中、いや世界中のマスコミはそう報じ、それに対しての文句はあまり出なかった。

多くの人々がこの世界がもっと楽しく、自由に、そしてなにしろ便利になると信じて疑わなかったからだ。




しかし、世界はそう簡単ではない。



技術誕生からちょうど一ヶ月後。4月13日。


狙い澄ましたかのように行われたその発表に


世界はまた、驚かされる。


その技術を開発した企業をいち早く買収した、AMZというアメリカの大手通販会社は空間転移技術を2年以内に実用化し、一般の人々にも使用可能な物にすると発表。


買収された当時は、さほど驚かれはしなかった。何せ通販会社である。購入者が品物をすぐに入手できないという通販の大きな欠点を克服できるのだから。

その技術を手に入れたAMZは実質、通販界で一強になることが可能だ。


けれども、今回の発表は誰も予想しなかった。

技術力があるわけでもない、ただの通販会社であるAMZが誕生したばかりの特殊技術である空間転移技術をものの2年間で実用可能な物にするというのだ。


驚きはしたものの誰も本気になどしなかった。調子づいた一企業の妄想だと。



しかし、翌々年の5月18日


人が転異できる装置[生体移動システム]が完成した。


これを皮切りにして、便利な社会と向かっていたはずの世界の歯車は大きく狂い始める。


[生体移動システム]が発表されると同時に、一年前の転移技術発表で既に底値になっていたはずの石油の価格は更に大暴落。


この時代、石油は水よりも安価とまで言われるようになっていた。


慣性の法則とは恐ろしいもので、世界は一度悪い方向へ傾き始めると、もう止まらない。


自動車企業、航空会社、公共交通機関、そしてAMZを除く通販会社や宅配会社。


物や人の足の役割を肩代わりしてきた企業は、まだ生体移動システムが発売されてないにも関わらず次々と業績が悪化。


余りにも早い、突然の技術進歩にただでさえ慎重に決めなければならない法律の整備が追い付くことなど到底不可能。


通販会社の一部はAMZを独占ではないかと告訴したがあえなく敗訴。どうにかしてこの悪い流れを断ち切ろうとする各国政府の努力も無残に散り



1929年の世界恐慌。2010年前後に起こった世界金融危機に勝る、史上最悪の経済恐慌へと世界は転落していった。



石油価格大暴落の影響で、中東の情勢は悪化。石油を糧にして生きてきた国々の世論には武力での他国の侵略する侵略政策がちらつくような、不穏な動きが窺えるように。


そう、まるで嘗ての軍国主義へと走った日本のように。


西側諸国はそれの動きを止めさせようと中東諸国と対立。


それに対して東側は西側の開発した技術が世界の均衡を崩したと西側を批判。




そんな中


2037年6月20日


東側に賛同し、生体移動システムを世界経済恐慌の根源と考える石油輸出国の一部の過激派組織によるAMZ本社爆破テロが発生。




世界中に緊張が走った。


2001年9月11日、世界貿易センタービルが爆破された、アメリカ同時多発テロ事件を想起させるその事件は人々に多大な衝撃を与えた。


それと同時に世界中の人々の脳裏を、[第三次世界大戦]という文字が掠めた。


いつ戦争が起こってもおかしくない状態だ。


勿論、日本だって例外ではない。


日本は立場上では西側についているが、地理的には東側の大国に囲まれるような場所。


今こそ、実際に世界規模で戦争が勃発しているわけではないので見掛け上は普通に日本で暮らしている人々の生活にはさほど影響は出ていない。

しかし、いつその燻っている火種が燃え上がるかわからない。世界規模の戦争になれば一発で葬り去られるであろう。


それこそ、今までの世界大戦とは違い技術が発展し空間転移技術が存在する今。どんな新兵器を打ち込まれるかわからない。


2020年の東京オリンピック以降、国家間の戦争やテロ組織との戦いにもようやく方が付き、世界は平穏へと向かっていたはずなのに。



人類は二度と繰り返してはならないと誓ったはずの戦争をまた繰り返すのだ。






そして、空間転移技術発表から6年、生体移動システム完成発表から3年後の2040年 7月29日 PM 1:03


AMZ本社爆破で引延ばされた生体移動システムが発売されると同時に


まるで企図したように




日本国は突如として地図上からその姿を消した。



言葉の通り。きれいさっぱり。土地ごと。





どうでしたか。第三次だけに大惨事でしたね。


見てわかるとおりシリアスが苦手なんですよ私。

まぁ元も子もないこと言うなって感じですよね。HAHAHA!!

前書き書いてて思ったんですが、次の作品書いたら準々処女作で、その次書いたら準々々処女作で、、、永遠に処女でいられるじゃないですか。もうこれは大発見ですよ。永久機関の発見です。第三次世界大戦が起こることなく地球のエネルギー問題が解決するかもしれません。

まぁクリーンエネルギーではありませんがね。




この小説は複数人でリレー形式で書いております。極力、矛盾やキャラぶれなどはしないように尽力しますが、小説の書き方などにはどうしても個人差が出る可能性がありますのでご理解ください。作者一同としては、それもこの小説の醍醐味として楽しんでいただければなと思っております。


作:けんけん

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