第1話 めざめ
《シャーリー・アルバーン伯爵令嬢、君との婚約を破棄にし、国外追放する》
王国国立貴族専門学園の卒業式の最中に私の婚約者であった王子が突然宣言した
私は婚約破棄と国外追放する理由について婚約者の王子に尋ねるが
《君がジュエル・ラブバーン男爵令嬢を虐めていたのが理由だ》
たかが男爵令嬢を虐めたそれだけで婚約破棄と国外追放はあまりにも釣り合ってなく重すぎると私は指摘すると
《これでも、生ぬるい本来はここで処刑するつもりだったが国外追放は私からの温情だ、甘んじて受け入れろ》
処刑ですって、あまりにも暴論すぎる
それは、短絡的な行動なのだろう
それはやりすぎですと指摘するが
《ふん、私の温情すら受け取るつもりはないのか、やはり処刑の方が良かったか》
そういう訳ではありませんと否定するが
《まあいい、ついでにここで宣言する、私はジュエル・ラブバーン男爵令嬢と結婚する事をここに宣言しょう》
王子は更にトンチンカンな宣言をしてしまった、ジュエル・ラブバーン男爵令嬢と結婚ですって
ありえない、王子と男爵令嬢のとの結婚は家質的に釣り合っていない
最低伯爵令嬢がギリギリの範囲なのに
その下の下の階級の貴族令嬢と結婚なんて
私の頭を中がグルグル回っていると、王子直属の兵士がいつの間に現れて私を拘束した
その後は覚えてなかった何も………
「あっちー、何するのよ」
私は頭の上から熱湯の様な物をかけられて熱さで勢いよく目覚める
ベッドの横には鉄のポットを手に持ちニンマリ顔の悪ガキの弟がいた
「こらぁー、お嬢様にまたやったね」
ドタドタの私の部屋に入ってきたのは私の家庭教師のヒルダ
悪ガキの弟の頭にゲンコツを落とした
「お嬢様、お顔は大丈夫でございますか」
とヒルダはタオルを渡しながら私の顔を確認してくる
私はタオルで顔を吹き、念の為に鏡を持ってくるようにヒルダに言うと直ぐさま持ってきてくれた
私は鏡をじっくり見ると、傷にはなってなくとても可愛いお顔がそこにあった
私はタオルをヒルダに渡した後、大丈夫とヒルダに伝えると、ヒルダは悪ガキの弟を連れて退出して行った
私は先程まで寝ていたみたい、では先程見た卒業式の要するは夢?
いや、なんで卒業式?
そもそも私まだ入学式すら
それに王子と結婚? しらない
その瞬間、私の頭に痛みが走る頭痛が痛い
私の名前は名前? 栗原 ありす
思い出した 栗原 ありす 私は友達の家から帰宅途中で背中を刺されてそのまま行っちゃったんだ
それにこのベッドはシャーリー?
そうか、私は栗原ありす ではなく今はシャーリー・アルバーン伯爵令嬢
どうして、今前世の記憶が?
いやまってシャーリー・アルバーン伯爵令嬢?
どこかで聞いた名前、どこで
と考えていると部屋の扉がノックされた音が聞こえた
「お嬢様、お着替えのお時間です、入ってもよろしいでしょうか?」
この声は私の専属メイドのナサリー
私はナサリーの入室を許可しベットの上から立ち上がる
「お嬢様、先程は大変でしたね」
悪ガキの弟にお湯を顔にぶっかけられてのお目覚め
まあ、悪ガキの弟でも実の弟なのは変わらない
「本日の服はどういうものに今しますか?お嬢様」
そうね、その前に本日の予定を私はナサリーに確認する
「本日の予定ですか、学園への入学式の準備の予定があります」
入学式の準備か、なら買い出しが発生する、動きやすいワンピースにしてという
「そうですね、お屋敷の外に行くと思われるのでワンピースの方が良さそうですね」
そうするとナサリーはクローゼットから白いワンピースと黒いワンピースを取り出した
「黒と白どちらに」
いつもの私ならそのどちらかを選ぶだろうが今日は気分が違った、多分前世の栗原ありすの好みが出たんだろう
水色のワンピースがいいと言った
ナサリーは水色のワンピースの回答に驚いた、なんでか
それは、分かっている私が好きではない色だったからだ
つまらない色と言ってクローゼットの奥に入れられて肥やしになっている水色のワンピース
それの事を言ったんだろうとナサリーはすぐに気づく
クローゼットの中を奥まで進め、水色のワンピースを取り出した
お空のように清く澄んだ水色のワンピース
真っ白色の髪の私に似合うかは分からなかったがきっと似合うと思って私に送られた服なのだろう
そういえば、送られたのは知っているが誰が送られた服なのかは私は知らなかった
「このワンピースの送り主ですか?」
ワンピースに着替えて、いつもとは違う髪型に編んでもらいながら、この服の送り主を聞いてみると
「確か、ケンプファルト財務商業会長かと」
ケンプファルト財務商業会長か、たしか今年で68歳になるおばあちゃんだったと思う
「お嬢様、出来ました」
そう言いながら持ってきた姿見を見るととても可愛いて似合っている私の姿がそこにあった
数日前の私なら多分この服は気なかったんだろう
髪型もツインドリルと呼ばれるゴテゴテの巻き髪にしてたのだろう
今の私は、空色のワンピースに三つ編みを羊の角のように巻いている
数日前の私が嫌っていた服で好きじゃない髪型
私は少し変われた気がする これが最初の1歩
第2話は明日7時に投稿




