第十二話 校長先生
※話数の投稿順が前後してしまったため、順番を修正しました。
危機一髪の際にティアリラから緑色のバリアを展開し、純陰雷竜の攻撃を受け取った。
霊力を使い果たした陸虚は気絶した。
「これは?校長先生!」
「リブイ、陸先生をティアリラの頂点、ワシの工房に彼を運んでください」
空からオグドンの声が来た。
「旦那様!」
「お嬢さんも一緒に来てもよい」
「ここは.......?スー、頭が痛い...」
「起きたか」
目を覚ました陸虚の目の前に髭と髪が真っ白、魔力は海みたい深い人は厚い本を読んでいる。
「まさか校長先生ですか、いや、ノア!ノアは?」
「旦那様、私は大丈夫です...」
隣のノアは陸虚の手を握っていた。
「僕は一体、何をした...」
「魔力が暴走した、そうだ、確かにあなたの故郷だったら『走火入魔』と言われたんだろう」
走火入魔と聞いた陸虚は一瞬で飛び出し、力がないせいでまだ倒れた、倒れ込む瞬間ノアは彼を抱きとめた。
「冷静、冷静、ワシは悪意がない、陸先生は初めてライフタリンを入る時に懐かしい魔力を感じた。」
「なんで僕のことが分かる?」
「うん、信じてくれないね、じゃあ、ちょっと物語を言おうか」
「陸先生、邪神のことを知っている?」
「邪神?確かアルリンさんから一言を聞いたんが詳しいことは分かりません。」
「100年前、前魔法使いギルド会長は邪神の誘惑を受け、魔界とこの大陸に隙間を開けた、数え切れない魔族は大陸を侵入し、史上最大の災難となった。全種族は手を組んで魔族と戦う、」
「陸先生、ワシは何の種族と思う?」
「え?校長先生はオレリスの人だから人族ではないか?」
「違うよ、ワシは人間ではなく、ハーフエルフだ、魔族と戦争する時ワシはまだ3級の魔法使いで後方に治療と薬剤の仕組みをしていた、戦場の第一線に戦っている人はワシの師匠元祖の世界樹ティリオン6級、氷ドラゴンの竜王アイス7級、今の魔法使いギルド会長カロルン7級、そして天外の方士白也7級」
「師匠!」
「やはり、あなたは白殿の弟子だ、白殿三昧真火のはまるで魔族の天敵、魔族の幹部は半分くらい白殿から消滅された、戦えの最後前魔法使いギルド会長は邪神と合体し短時間に8級にたどり着き、この世界の神になった。こういう時白殿も8級レベルになり、最後みんなの協力で邪神を倒して、魔界と隙間を閉じ込めた、その後、8級の白殿の存在は世界の理から排斥され、上界へ飛昇された。」
「8級....陽神....つまり師匠の竜虎金丹はこの世界で円満し、更に陽神の境界になっていた、しかも、上界じゃなくて、僕の世界に帰り、山の中の27年....師匠....」
オグドンはその小言を気に留めなかった。
「つまり、オレリスは陸先生に大歓迎だよ、でもね、ワシの師匠の話しから聞いた、白殿は若い時に今のあなたみたい、感情の暴走が易い、その時師匠は精神を冷静する魔道具を白殿にあげた、今ワシは同じものを作り、陸にあげるよ」
オグドンはメガネみたいものを陸虚に渡した。
「これはティアリラの枝を作たやつ、精神安定『大』、魔力回復『中』と視力強化『小』の属性を持っている、これは入職のプレゼントとしてあげるだ」
「これは絶対高いでしょう、本当にいいんですか。」
「いいんですよ、陸先生は生徒達に頑張る教えれば何よりだ。」
「ありがとう.......頑張ります。」
「それと、もう一つ、そちのお嬢さんにオレリスの紋章をかければ今後はこんなことが二度としないだ、一応オレリスの教員の家族も紋章をかける資格がある、お嬢さんは陸先生にとって大事な人でしょ、大魔法使いの紋章は魔法使いの身分を証明し、自身以外の人を渡さないでね。」
礼を言た陸虚とノアは校長室を離れた、その後ティアリラからオグドンと質問した
「いいのか、白殿飛昇した後のことをおしえないで。」
「タイミングはまだ、今から言うと彼にとって危険過ぎる、魔導師のレベルに着かないと…」
「お父様.......ティリオンの傷は.......」
「分かる、師匠の状況は分かるだ、でも、もう少し、陸虚が成長されたら.......」
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