友達
牡丹「二人って付き合ってるの?」
唐突な牡丹の質問に言葉に二人は動揺した
牡丹もわざと言ったわけではないのだが
拓馬は牡丹から思いもしなかったことをきかれて
口に含んでたみずを吹き出し咳き込んだ
急に吹き出したのをみて紗奈が慌てて
机を拭き始めた
紗奈「え!拓馬ちょっと大丈夫?」
咳き込みながら拓馬は「おぅ大丈夫だ」と答え
悪いことを言ったと思い
紗奈につづき机を拭きつつ
伊藤は「ごめん変なこと言っちゃて」
3人が机を拭いていると
先ほどの定員が慌てて布巾を持ってきた
定員A「お客様大丈夫ですか」
拓馬「あっすいません」
そして四人が机を拭き終え定員が
元の場所に戻った
そして一同は沈黙状態になった
決して気まずいわけではないのだが
拓馬と紗奈はなんて返事をしようか迷っていて
牡丹はって言うと
牡丹「なんか変なこと聞いちゃったかな」と
心の中で思うことしかできなくなっていた
そして最初に口を開いたのは
拓馬だ。
拓馬「僕たちはただの幼馴染だよ」
牡丹「え!そうなの学校ではいつも一緒にいるから付き合ってるものだとおもってた」
紗奈「ただ仲のいいだけだよ昔からずっと
一緒だったからね」
と紗奈は返したが
心の中では
紗奈「やっぱり幼馴染の親友としか思ってないのかな」と紗奈がそう思っていると
拓馬が口を開いた
拓馬「でもいつかその関係も変わっても
僕たちはずっと一緒
どんなに離れていても友達だよ」
それを聞いた紗奈は
紗奈「それってまだ希望あることでいいんだよね」と思っていた
紗奈からしてみれば
拓馬のこの発言は嬉しかった
たとえ拓馬と付き合ってもみんなと仲良いのは変わらない
それを聞いていた牡丹が口を開いた
牡丹「そっか仲良いんだね」
拓馬「まぁな」
紗奈「牡丹ちゃんだって私たちともう
友達だから仲良くしよう」
その言葉に牡丹は不安を積らせながら
言葉を発した
牡丹「なかよくできるかな」
すると紗奈は牡丹の手を握り
紗奈「できるよ私たちはもう友達だし
優吾くんと桃香だって牡丹ちゃんなら
なかよくできるよ
友達は多い方が楽しいから」
そういい笑みを浮かべる紗奈
それをみて拓馬は心の中でかわいいと思った
そして拓馬は口を開いた
拓馬「パンケーキ食べようお腹すいた」
紗奈「もう!拓馬ったら本当に大好きだよね
甘い物」
拓馬「それ朝母さんにも言われた
仲良い二人の会話を聞いていた牡丹は心の中で
牡丹「ほんとに付き合ってないんだよね
付き合ってる会話に聞こえるのは私だけ?」
牡丹が思うのも無理はない
二人の会話はラブラブカップルの会話に
しか聞こえないぐらい楽しく話していた
そして牡丹話に入ってきた
牡丹「拓馬くん甘い物好きなの?」
拓馬「おぅまぁな」
紗奈「聞いて拓馬って一人で喫茶店とかカフェにで行くんだよ毎週のように」
牡丹「そうなのなんか紗奈ちゃんがそういう
タイプかなと思っちゃってた勝手に」
紗奈「でしょ私も好きだけど拓馬の甘いもの好きには勝てないよ」
拓馬「それは言い過ぎじゃないか?」
紗奈「言い過ぎじゃないよ
だってクッキーとかパンケーキはまだしも
ケーキも作れるんだよ」
拓馬「でもそれを紗奈はほんとうに
美味しそうに食べるのに」
すると頬を茜色にそまり照れながら紗奈は
答えた
紗奈「だって美味しいんだもん」
その会話に終始笑いの絶えない牡丹
その後も会話をしながら喫茶店でお茶をしたり
そのあとはショッピングモールで買い物をした
おもに紗奈と牡丹の買い物で
拓馬は荷物持ち件紗奈の具合悪くなったのを
いち早くきずいて薬を出す係
この時は発作は出ずに済んだ
買い物とはいっても紗奈が牡丹に可愛い服を選んであげたり
その逆もまた然りで牡丹が選び
お互いに買ったりコスメなどもみたあと
四人はゲーセンへ
ゲーセンでは紗奈が犬のぬいぐるみを
欲しがったため
拓馬が二千円かけて取り
牡丹にも可愛いポーチを取っていたりしていた
拓馬も好きなアニメのフィギュアを撮って
調子に乗ってお菓子の大きい15個いれを
取ろうとしたがそっちはとれず
少ししょぼんとした拓馬を二人で慰めたり
本コーナーに行けば
拓馬のアニメオタクが発動
牡丹に熱弁していたため紗奈に止めに入ったり
3人は充実した1日を過ごした
そして帰り道
3人は歩きながら話をしていた
拓馬「ふぅー楽しかったな」
紗奈「そうだね久しぶりにいっぱい遊んだよ」
牡丹「二人ともありがとう」
牡丹にそう言われて一瞬びっくりした
拓馬と紗奈はまたネガティブな発言をすると
思った。
けど今回は違った
牡丹「今日二人と一日中遊んでみて思った
私もっと二人と、うんうん違う
みんなとないかよくなりたい
いいかな?」
その言葉を聞き拓馬と紗奈は目を合わせ頷き
牡丹に目を合わせた
拓馬「何言ってるの?」
紗奈「私たちはもう友達だよ
休み明けからよろしくね」
牡丹「うんじゃあ私こっちだから」
拓馬「おうまたな」
紗奈「学校で話そうね」
牡丹「うん!休み明け学校で」
そして牡丹とは別れた
そして二人は喋りながら歩いていた
紗奈「牡丹ちゃんもいい子だったよね」
拓馬「おぅそうだな」
紗奈「休み明けが楽しみだな」
拓馬「でもさ今日牡丹ちゃんと話してて
思ったんだけどもっとクラスの子と
話した方がいいな
悪く思われたくないし」
それにさなも答えた
紗奈「うんそれは私も思った
確かにずっと一緒にいたら話しずらいよね」
拓馬「でもまぁ今のままでもいいと思うけど
少しずつみんなと話そうね」
紗奈「そうだね私から
牡丹ちゃんのこととかいっとくね優吾くんと
桃香に」
拓馬「おぅ頼んだ」
そうはいったものの紗奈の心には
女の子と話して欲しくない気持ちもある
拓馬が自分以外を好きにるんではないかと思っていた紗奈は少し心配にしていると
拓馬が紗奈の前まで行き頭をポンポンと
して話しかけた
拓馬「心配しなくても僕は紗奈ちゃんの一番乗の友達だよ」
その言葉に顔を赤くして
紗奈は答えた
紗奈「別に心配なんかしてないよ」
拓馬「そっかならいいんだ」
昔から拓馬にこうだった
胸キュンするようなことをやられていた
ため耐性はついているんだが
やはり思春期の女の子だ
恥ずかしいは物恥ずかしいのだ
紗奈は照れながら拓馬に質問した
紗奈「拓馬っていつも私に
そういうことするよね」
それに拓馬は即答した
拓馬「うんだってよ紗奈は可愛いから」
そういい拓馬は歩き出した
そして紗奈はほっぺたをいや
顔全体をますます赤くして
紗奈「拓馬のバカ」と小声でいった
拓馬「ん?紗奈今なんか言ったか?」
と拓馬が質問すればいつもの顔に戻り
拓馬より先に行き
紗奈「うんうんなんでもない
早くしないと置いてくよ!」
と振り向きざまに紗奈は拓馬に言った
拓馬は「可愛い」と思いつつ
平常心を保って
紗奈の隣まで走ってその後も話しながら帰って言った
その日の夜紗奈は牡丹やクラスのことを
桃香と優吾に伝えた
そして数日後
いつもの3人は学校で話していた
そしてクラスメイトが入ってくるとおはようといいその言われたクラスメイトは返事をする子もいれば、しない子だっていた
そして牡丹がやってきた
すぐさま紗奈が話しかけた
紗奈「牡丹ちゃんおはよう」
牡丹「う、うんおはよう!」
紗奈「土曜日は楽しかったね」
牡丹「うん」
その会話に拓馬たちも混ざった
拓馬「牡丹ちゃんおはよう」
牡丹「うんおはよう」
優吾「牡丹ちゃん大丈夫だった?
拓馬っちアニメオタクと
スイーツ大好きやろうだから
アニメのとスイーツ熱弁されなかった?」
牡丹「うんアニメの熱弁はされた笑」
桃香「牡丹ちゃんそういう時ガツンと
言ってやっていいからね」
拓馬「なんだよがつんって子供じゃないんだぞ俺は」
紗奈「アニメとスイーツのことになると
子供だよ拓馬は」
拓馬「紗奈まで」
牡丹の席は後ろの入り口側で
拓馬たちがそんな話をしていると
?「へー!赤石ってアニメとかスイーツ
好きのか」
話しかけてきたのは同じクラスの
清水昌也
髪型は黒のナチュナルショート
みんなに優しく学級長が決まってない
このクラスをまとめている
みんなから好かれやすいタイプ
拓馬「まぁな清水もアニメ好きなのか」
清水「いや俺はそういうのは
よくわかんないんだよね
だから面白いのあったら教えてくれる」
それに優吾が口を挟んだ
優吾「おいおい清水、拓馬にそれを聞くと
何時間も話聞かされるぞ」
それを聞き拓馬は
拓馬「おいそれどういう意味だ」
それに紗奈と桃香と牡丹も口を挟んだ
紗奈「拓馬くんには聞かない方がいいと思う」
桃香「そうねまずは紗奈とかの方がいいわよ」
牡丹「確かに私も本屋行った時すごかったな」
拓馬「紗奈と桃香ちゃんはわかるけど
牡丹ちゃんまで」
5人がそんな話していると
前の入り口から佐原が入ってきた
佐原「お前ら〜席につけ」
佐原がそう言ったのを聞いて
みんな席に着いた
席に着いたのを確認した佐原は
声を発した
佐原「入学して1ヶ月で転校生を
紹介する入ってこい」
すると明るめ金髪「ダークブロンド」で
ロングヘア
とは言っても桃香よりは短めの
女子が入ってきた
佐原「お前ら騒ぐなよ、早速自己紹介を頼む」
するとその女子生徒は黒板に名前を書き
書き終わると前を向き
胸の前で腕を組み髪をかきあげ
名前を言い始めた
?「鈴原希実って言うはよろしくね」
佐原「まぁーあれだみんな仲良よくするように
席は神山の隣に行ってくれ」
鈴原は紗奈の隣に行き座った
座ったのを見て紗奈は緊張しながら話しかけた
紗奈「えっと鈴原さんよろしくね」
すると鈴原は冷たい態度をとりながら答えた
鈴原「えーよろしく」
拓馬たちのクラスに転校生
鈴原希実がやってきたそして
新キャラクター清水昌也
この二人が今後どう関わっていくのか
そして牡丹は桃香と優吾と仲良くできるのか
第4話『友達』end