休日と小心者の同級生
同じ青空『そら』の下で
第二話『休日と小心者の同級生前編』
今日は休日主人公赤石拓馬の休日は
前日の夜に漫画を読んだりゲームをして
徹夜をするのが日課になっている
拓馬「ふわぁ〜」
と大きいあくびをして目を擦り
ベットから起き上がり
カーテンをあけ
いつもの眩しい日差しが拓馬に差し込んだ
ボサボサの髪を直して顔を洗いリビングへと 向かった
リビングに入ると母親の麻耶が
洗い物をしていた
拓馬「母さんおはよう」
麻耶「あら拓馬おはよう」
拓馬「父さんは」
麻耶「仕事に行ったわよ」
拓馬「そっか」
そう言って拓馬はいつも座っている席に座り
ニュースを見ていると
麻耶「拓馬は今日はどうするの」
拓馬「あ!今日優吾の家で遊ぶ約束してるから9時半ごろ出る」
麻耶「朝ご飯はどうする」
拓馬「うーんトーストかな」
麻耶「わかった」
すると麻耶はトーストを袋から取り出して
トースターにいれ焼き始めた
そして拓馬の座ってるところに三種類のジャムの瓶とマーガリンを置き
再びキッチンへ戻りトーストを焼けるのを待っている
対して拓馬はテレビのニュースをみたり
スマホをいじってたりしていた
そしてトーストが焼き終わると
麻耶がトースターの扉をあけた
すると香ばしい小麦の匂いが部屋に広がり
そのトーストを拓馬の前に置いた
拓馬はマーガリンを塗った後
悩んだ末いちごジャムを塗った
そして一口かじると
サクッ!と周りは香ばしく
中はふわふわ
そして口いっぱいにいちごの甘酸っぱい味が広がった
拓馬が幸せそうに食べていると母親の麻耶が
話しかけた
麻耶「しかし拓馬は甘いもの食べる時
幸せそうに食べるわよね」
拓馬「甘いものすきだから俺は」
拓馬は幸せそうに食べ終えた
甘いもの好きの拓馬にとってはたまらないことだ休日になれば美味しいスイーツ屋さんを探し
一人で食べに行ってるほど拓馬は甘いもの好きで
気に入った場所をよく紗奈たちに教えたりあげてるほどのスイーツ好き
拓馬「はぁ〜おいしかった」
トーストを食べ終えた拓馬は食器を片付けて部屋に戻り遊びに行く準備をしていると
ブーン!ブーン!
拓馬「優吾からだ」
優吾から電話がかかってきた
拓馬はスマホを持ち電話に出た
拓馬「もしもし優吾どうした?」
すると電話越しに咳き込む声が聞こえた
優吾「拓馬ッチ?ゴホゴホ!
すまん風邪引いたゴホゴホ!
今日無理だわ」
拓馬「了解お大事にな」
優吾「おう」
そして電話を切った
拓馬「さてどうしよう暇になったなどうしよううーん、よし!」
拓馬は一階に降りリビングのドアを開け
麻耶に話しかけた
拓馬「母さん優吾が風邪ひいたから
漫画とか色々駅前の方までぶらついてくる」
母麻耶「お昼は」
拓馬「うーんいらないかな」
母麻耶「わかった、気をつけていくのよ」
拓馬「うん」
そして自分の部屋に戻り準備をして
拓馬は10時ごろ駅前へ向かった
駅前には
多種多様なお店やデパートが並んでいる
拓馬はまず漫画を買いに本屋へと立ち寄った
カゴを持ち漫画を並んでる棚へと向かった
拓馬「やっぱりここの本屋は品ぞろいいいなー」
そう口には出さず心の中で
思いながら本を選ぶ拓馬
欲しい本を見つけ取ろうとした時
拓馬「あっすいません」
隣にいた女性も同じ本を取ろうとしていて
手が触れてしまったのだ
拓馬は顔を合わせないようにした
するとその女性が拓馬に話しかけた
?「こちらこそすいませんって拓馬じゃん」
すると拓馬はその女性の顔を見た
拓馬「あ!紗奈だったのか、今日は一人で買いものにきたのか?」
紗奈「うん欲しい漫画とか買いに来た
拓馬は?」
拓馬「それがさ今日優吾と遊ぶつもりだったんだけどあいつ風邪ひいたみたいでなくなったから漫画とか一人でご飯でも
食おうかなと思って」
すると紗奈は少し考えたのち
拓馬にこんな提案をした
紗奈「うーん?じゃあさ今から久しぶりに
二人で一緒に遊ぶ?」
拓馬「いいのか?」
紗奈「うん!お母さん出かけてるし家に一人でいても暇だから」
拓馬「じゃあひさしぶりに二人で遊ぶか」
すると紗奈は拓馬の両手を握って
満面の笑みで答えた
紗奈「拓馬と二人で遊ぶの久しぶりだね」
すると拓馬は心の中でこんなことを思っていた
拓馬「急に手を握るってドキドキしないわけないだろ。」
拓馬は照れながら答えた
拓馬「おうそ、そうだな」
紗奈も自分で言った後に
紗奈「これってデートになるよね誘っちゃったやばい楽しみ!」
思い顔が赤くなった
紗奈は心を落ち着かせるために
拓馬に話しかけた
紗奈「そういえば拓馬もラブコメ系の漫画とか読むんだねちゃっと意外かも」
拓馬「そうだなむかしはバトル漫画しか読まなかったけど
一作だけラブコメ系見ようと思って見てみたら他のも気にって最近だとラブコメ系を中心に読んでるかな
紗奈も案外バトル漫画見るんだな」
紗奈「うんそんなに激しい運動できないから
バトル漫画みると激しい運動した気分になれるから好きなんだよね」
拓馬「そうなんだじゃあおすすめあったら進めるな」
紗奈「だったら私も面白いラブコメとけバトル漫画あったら教える!」
拓馬「OK」
その後二人は買い物を済ませて外に出た
紗奈「これからどうしようか」
拓馬「とりあえずショッピングモール行ってみようかいいものあるかもしれないしご飯も食べられるから」
紗奈「そうだねそうしようか」
二人はショッピングモールに向かって間もなくして
拓馬は歩きながら紗奈に話しかけた
拓馬「そういえばさ、紗奈?」
紗奈「何?」
拓馬「あの件二人に言わなくてもいいのか?」
すると紗奈は止まった
それと同時に拓馬も止まった
紗奈「心臓弁膜症のこと?」
拓馬「うんやっぱり言っといた方がいいよ」
紗奈「そうだよね」
心臓弁膜症とは、
弁が加齢・感染症・外傷・先天的
(生まれつき)などの問題によって正常に機能しなくなることで、心臓のポンプ機能に様々な支障をきたした状態を言います。
軽い運動はできるのだがやりすぎると
発作が出るそれを薬で抑えることがある
自然に治るとこがないので早期発見が
大切な病気になっている
紗奈は生まれつき体が弱かったため
中学校の頃に喘息は治ったんだが
高校になって心臓弁膜症になってしまったのだ
紗奈「でも言い出しづらいよ本当は拓馬くんにだってもう少したったら言おうかなと思ってたんだから」
拓馬「そのことについては俺からも謝るよ
うちの母さんもう俺が聞いてるものだと思って言ったみたいだから」
紗奈「うんうん!大丈夫いつかいようと思ってたからそれが早まっただけだから、だから
このことは私が自分で言いたい」
拓馬「そっかわかったけど早めに言っといてね
何かあってからだと遅いから」
紗奈「うん話はこれでおしまいにして
ショッピングモール行こ早く行こうよ」
拓馬「うんそうだね行くか!」
そして二人はまた歩き出した
しばらく二人で歩いていると
ガラの悪い数人の男性が一人の女性を
ナンパしていた
男性A「おい姉ちゃんかわいいな」
男性B「僕たちと遊ぼうぜ」
すると男性は手を掴みその女性は抵抗した
女性「やめてください離してください」
その光景をみていてたくまは紗奈に話しかけた
拓馬「なぁ紗奈」
紗奈「なに拓馬?」
拓馬「あの女の子のうちのクラスの
伊藤さんじゃない?」
紗奈「確かに!伊藤さんだ。助けないと」
拓馬「よし。任せて」
すると拓馬は手を振りながら伊藤に近づき
話しかけた
拓馬「おーい伊藤お待たせ」
伊藤「あ、赤石くん」
男性A「ちっ!連れが来たか」
男性B「行こうぜ」
そういって男性二人はどこかへ去っていった
男二人が去ったのを見て紗奈も合流した
紗奈「二人とも大丈夫?」
拓馬「うん僕が伊藤さんに話しかけたら
どっかいってくれたよ」
二人が話していると
伊藤が話しかけたら
伊藤「あ、あの赤石くんありがとう」
拓馬「大丈夫だよ。」
伊藤「神山さんもありがとうね。
心配してくれて」
紗奈「心配するのは当たり前だよ
同じクラスだもん。
見て見ぬ振りなんてできないよ」
伊藤「ありがとう」
拓馬「僕らはこれでほかに見て回るからまた
学校で会おうね」
紗奈「またね」
二人がその場をさろうとした
すると、
伊藤「あ、えっと…その」
伊藤がもどかしそうにしていた。
それを見た紗奈が伊藤に声をかけた。
紗奈「伊藤さんどうしたの?」
すらと伊藤は勇気を振り絞り拓馬たちに
話しかけた。
伊藤「赤石くん神山さんわたしと
その…私と友達になってくれませんか!?」
果たして拓馬たちの返事は。
次回へ続く