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同じ青空『そら』の下  作者: 青丸
1/6

幼馴染

  同じ青空「そら」の下で

第一話「幼馴染」


ある街にある青い屋根の一軒家、

ここには一人の青年が寝ていた。


すると部屋に母親らしき人物が

起こしにに入ってきた。


そしてカーテンを開けると眩しい日差しが、

青年に差し込む。


彼の名前は赤石拓馬15歳。


身長は170センチ。

漫画とアニメそしてゲームが好きな高校生で

成績いい方で

髪型はスマートウルフカットでちょっと茶色かかっている。


「ほ〜ら拓馬!いつまでねてるの

早く起きないと学校遅れるわよ!

今日も紗奈ちゃんたちと学校行くんでしょ」


拓馬の母の名前は赤石麻耶35歳

明るい母親だ

いつも髪型は後ろで絞ってある


すると拓馬は寝ながら返事をした。


「うん、わかってるよ〜」


拓馬は眩しそうに起き上がり窓の外を見て下におりリビングへと向かった。

リビングに着くとお父さんの赤石隆也が座って、

コーヒー飲みながら新聞を読んでいた。


赤石隆也35歳無口だが優しい。

メガネをかけていて七三分けにしており、

会社が終わると少し崩れている。


七三分けの状態でその日の機嫌が大体わかる


「父さんおはよう」


「うん」


拓馬は父隆也に挨拶した後

椅子に座わりテレビのニュースを見ながら

朝食を済ませたあと拓馬は自分の部屋に戻り

学校に行く準備をしていると


外から何人かの声がした


「おーい拓馬っちおいてくよ」 


最初に声を発したのは

拓馬の小学校からの付き合いで親友の

科山優吾15歳


髪型は赤っぽい色のショートのツンツンヘアーでかつ

お調子者のチャラ男系男子


実家は居酒屋を経営しており

休みの日になると手伝っている


兄弟はいないため

拓馬とは兄弟のように仲の良い


「もぅ優吾たら大きい声出しすぎよ」


次に声を発したのは


こちらも拓馬の小学校からの付き合いの

華花桃香15歳。


4人兄妹の長女で髪型は黒色ロングヘアーで

中学時代はバスケやっていて運動神経は

すごく良い。


下の双子の兄妹の面倒をよく見たり

母親の手伝いをしている。


「まぁまぁ桃香ちゃん元気が1番だよ」 


最後に声を発したのは


拓馬の保育園からの幼馴染の

神山紗奈15歳


母と二人暮らしの髪型は茶髪ショートのポニーテールで

愛犬のペロと散歩をするのが日課になっている。


この3人と拓馬はいつも一緒にいる

仲良し四人組だ


拓馬は3人の声がしたのを聞き

窓を開けた


「おはよう悪りぃ今行く」


「早くこいよ!」


拓馬はそう言い制服に着替え玄関につき靴を履いていると、


「気をつけて行くのよ」


と母親の麻耶が話しかけてきた。


拓馬は靴を履き終え、

立ち上がり玄関のドアを開けながら答えた。


「うん!行ってくる」


そして拓馬は扉を出て3人のところへ向かった

母麻耶は見送った後リビングへと戻ってみると父の隆也が

仕事に行く準備をしていた。

すると隆也は麻耶に話しかけ始めた。


「拓馬はもう行ったのか」


「うん紗奈ちゃんたちと一緒に」


「そっか紗奈ちゃんたちと行ったんだな」


「長い付き合いよね紗奈ちゃんとは」


「保育園の頃からだったか

拓馬もそうだけど紗奈ちゃんも大きく

なったよな」


「そうねそれよりあなたは良いの?

仕事に行かなくて」


「あーこれで行く」


そして鞄を持ち隆也も玄関へ向かった。

母麻耶も見送りに玄関へ、

靴を履いている隆也に麻耶が話しかけた。


「そうだ今度いつものメンバーで飲むことに

なったからあなたもくるわよね」


「空いてれば行くに決まっている」


すると笑顔で麻耶は答えた


「えーそうね私たち四家族は仲良しだものね」


「まぁな」


それに隆也は返事をし隆也は家を出た。


仲良し四人組は家族ぐるみの付き合いで、

よく飲み会や子供たち同士で遊んでいる時は

親同士で優吾の実家でよく食事会をしているのだ。

つい先日も入学式終わりに親同士だけで集まって大いに

楽しんだという。


場面は家を出た拓馬


「みんなおはよう」


「おう」


「拓馬おはよ!」


「拓馬おはよ」


「よしじゃあいこうぜ」


「おうよー」


四人は歩き出した。

歩き始めた時拓馬は紗奈に話しかけた。


「紗奈、今日も薬は持ってきてあるよね」


すると思い出したかのように紗奈は答えた 。


「あ!忘れちゃった」


すると拓馬は心配そうに返事をした。


「おいおい大丈夫か

ちゃんと薬は持っといた方がいいぞ」


「大丈夫最近は体の調子も少し良くなってきてるし」


「いやでもな」


すると紗奈は不思議そうに質問した。


「拓馬っていつもきにしてくれてるよね

私のこと」


それに拓馬は照れながら答えた。


「当たり前だろ俺とお前は保育園の時からの仲だろ」


すると元気そうに紗奈は拓馬の前へ行き腰に手を当て体を傾けながら笑顔で答えた。


「拓馬!いつも心配してくれてありがとうね」


拓馬は、おもっきりドキドキした、

それもそのはず拓馬は紗奈のこと好きなのだ。


中学時代から意識し始めた拓馬は

告白する勇気がなくいつの間にか

高校生になっていた。


ちなみに紗奈も紗奈で中学時代から拓馬とは

付き合いと思いつつも自分と付き合っても、

心配ばかりかけるからと告白ができていないのだ。


「お、おうそれより薬はなくていいのか」


拓馬のその質問に二人の話を聞いていた桃香が答えた。


「予備なら保健室にあるわよ

紗奈のママさんが学校にお願いして置いといてもらっているみたいよ紗奈ったらすぐ忘れるから」


「そうかならよかったでもね紗奈

あんまりわすれないでね

必要になった時なかったから困るから」


「うんわかってるよ」


神山紗奈は幼い頃から体が弱く、

喘息の薬を持ち歩いている。


拓馬たちはそれをよく知っているため、

定期的にちかくにいて何かあった時ように

臨機応変に行動できるようにしてある。


特に拓馬は幼い頃から知っているため、

3人の中で1番心配しているのだ。


すると優吾が紗奈に話しかけた。


「紗奈ちゃんは今日の体育はやるの?」


すると紗奈は答えた。


「うーん?体調見てかなお母さんから

あんまり無理しちゃダメだよって、

言われてるから無理しないでやることにする」


拓馬は「うんうんそれがいい」と頷いた。


そんなこんな話しながら学校に行くのが

日課になっている。

四人は20分ぐらい歩きは風斗たちが通ってる、


鴨ヶ原「かもがはら」高校に着いた


学則は厳しくなく

髪の毛染めるのもありなほどゆるいのだ。


四人は同じクラス同じ下駄箱の列、

拓馬と優吾が靴を履きながら話していた。


「そういや優吾?」


「ん?なんだ拓馬っち」


「宿題ちゃんとやったか?」


いつも優吾はやらないかやっても忘れてくる。

なのでいつも拓馬はほぼ諦めモードで聴いてるのだ。


「それがさ聞いてよ拓馬っち

家が忙しくて手伝いしていて

できなかったんだよどうしよう拓馬っち」


っとこういうふうに家の手伝いなどして、

宿題ができないこともある。


「なら先生に言えばわかってくれるよ

あの先生めんどくさがりやだけど

根はいい先生だから」


と拓馬が優しく優吾に声をかけると、

優吾は嬉しそうに答えた。


「拓馬っちそうだよねわかってくれるよね」 


「俺からも説得してやるから」


「ありがとうさすが拓馬っち」


拓馬たちの先生は少し融通がきく先生で、

言えばわかってるくれる良い先生なのだ。


優吾は嬉しそうにしていたそこへ、


それを聞いた紗奈が二人の会話に入ってきた。


「あれ?昨日休みだよ優吾くんのお母さん

うち来てたしなんなら遅れてお父さんと一緒に優吾くんもきたじゃん」


優吾はギクとおもったと同時に桃香も会話に入ってきた。


「え!それほんとなの紗奈?」


「うん」


「さてはまた優吾嘘ついたわね」


っとこのように嘘をつくこともしばしばある

それを聞き優吾は拓馬に泣きついた。


「拓馬っちどうしよう泣」


拓馬は呆れてものも言えなかった。

はぁ、とため息をつき髪をかきながら

拓馬は優吾に話しかけた。


「今回は自力で頑張れ俺も騙したんだからな

素直に頼めばよかったのに」


「そんなートホホ」 


と、落ち込みながら優吾がそう言うと

それを聞いていた他の3人が笑っていると、

一人の教師が話しかけてきた。


「おー仲良し四人組じゃねぇか」


「あ!佐原先生おはようございます」


そう彼こそ拓馬たちのクラスの担任の佐原智也40歳、

髪の毛はボサボサしていて髪をかくのが癖になっている。


すると佐原が紗奈に話しかけた


「そうだ、神山今日は体育休むのか」


すると少し考え紗奈は答えた


「いえ今日はできそうなんで参加します」


「そうか、あんまり無茶するなよな

お前が倒れると親とか呼ばなくちゃいけねぇからめんどくさいからな」


「はい!わかってます

みんなに迷惑かけないようにやります」


すると髪をかきながら佐原は答えた。


「じゃあそんなわけだ呼び止めて悪かった

急いで教室に行けよ

おれは職員室によってから行くから

あーあ職員会だりぃな」


そういい佐原先生は職員室に向かった。


佐原はあんまり生徒たちとは関わらないように

しているのだが、

何故だか生徒からの信頼は厚い。


その理由として教えるのは上手いのはもちろんのこと、


なんだかんだで生徒思いっていうのが

知れ渡っているのだ。


それを聞いていた拓馬が紗奈と話をし始めた。


「あの先生っていい先生だよな」

「うんそうだね」


するとその会話に優吾も入ってきた、


「普段はだりぃとかめんどくせーな

とか言ってる割にはしっかり

教えてくれるよな」


そうモノマネをしながら優吾が言うと

それん聞いていた桃香が話に入ってきた


「そう思うなら宿題もやりなよ」


「そうだよ!どうしよう拓馬っち」


すると思い出しかのように優吾は慌て始めた

のを見た拓馬は、


「たくしょうがねぇやつだな宿題は

もってきてるよな」


と、優吾に声をかけた


「おう迷ったけど持ってきたけど、

どうするんだ」


「朝の学活の前にやって提出しよう」


「拓馬っち!」 


「そのかわり特別だからな」


「ありがとう拓馬っち」


それを聞いてた桃香が思ったまま口に出した。


「なんかそれ前にも聞いた気がする」


「昔から変わんないねみんな」


「そうだな」


昔から優吾が宿題を忘れるたびに拓馬が

その面倒を見ていたのだ。

そして四人は教室へ行き拓馬は優吾の宿題の面倒を見て

なんとか終わらせることができた。


そして午後の体育の授業になり、

みんな体操着に着替えてグラウンドへ向かい

座って先生を待ってる時間、

拓馬と紗奈が会話していた。


「なぁ紗奈」


「なに?」


「本当に体育やって本当に大丈夫か?」


「大丈夫だよ最近調子良いこと

拓馬だって知ってるでしょ」


「まぁな」


「拓馬くんって本当に心配性だよね」

「まぁ紗奈ちゃんも大丈夫って言ってるんだし大丈夫だと思うぞ」


「それもそうか」


「うん」


そして準備体操をし終わり。

この日は50メートルそうで名簿番号順で二列に並び、

拓馬の隣には伊藤牡丹っていうメガネをかけた

黒髪のハーフアップヘア女子生徒がいた。


「伊藤さんよろしくね」


「う、うんよろしく」


「位置についてヨーイドン」


体育教師の掛け声と共に拓馬と伊藤は勢いよく走り出した。

拓馬が先にゴールしその3秒後ぐらいに伊藤がゴールした。


拓馬はゴールした伊藤に、

拓馬は「ナイスラン」とこえをかけた。

その言葉に伊藤は「あ、ありがとう」

と返事をした。


すると息が上がったのか


「すまん水飲んでくる」


と拓馬は言い玄関までいき、

靴を脱ぎトイレの手洗い場までいき、

蛇口を捻り水を出し豪快に水を飲む拓馬。


ついでに顔を洗い、

水を止めハンカチで顔と手を拭き、

ため息をついた後ゆっくり歩き、

下駄箱まで向かった。

向かっている間何か胸騒ぎがした

拓馬は「なんだこの胸騒ぎはなんか嫌な予感がする」

と思いつつ玄関に行き脱ぎっぱなしになっていた、

靴を履こうとしたその時!?

「拓馬君!早く来て!紗奈が」


と、桃香が拓馬を呼んでる声がした

嫌な予感が的中した。


それを聞き拓馬は急いで靴を履きグラウンドに向かってみると

紗奈が息苦しそうにしていた。

それを見た拓馬はさっきよりも速いスピードで

紗奈たちのことへ駆け寄り桃香へ話しかけた。


「何があった?」


「それが一緒に走りきって座ってたら

息が上がって今こんな状態」


紗奈は五十メートル走り切った後喘息の発作が出てしまい苦しくなってしまったのだ


「拓馬ごめん私がついていながら」


「桃香ちゃんは悪くないよ発作が出たのは

しょうがないことだから」


「紗奈待ってろよ、今おんぶして保健室に

連れて行ってやるからな」


拓馬が紗奈をおんぶしようとした時!

そばで見ていた体育の教師が話しかけた。


「待ちなさい保健室に連れていくなら

華原さんが連れて行きなさい

いやらしいことになるに決まってる」


先生は胸が当たるのを気にしているのだと拓馬は思い


拓馬は「今それを思ってる場合かよ」


と思っていると、その会話に優吾と桃香が

反論した


「先生俺は拓馬っちの方が良いと思う」


「科山なぜそう思う」


体育教師の質問に優吾は、


「俺らでも安心するけど紗奈ちゃんは

拓馬っちの方がより安心するんすよ、

だから拓馬っちに連れて行かせてあげてくれ」


と再度お願いした。

それに便乗して桃香もお願いした。

「先生私からもお願いします拓馬君に連れて行かせてあげてくださいお願いします」


と頭を下げた。

体育教師は少し考えたのち、


「わかった君たちがそこまで言うなら

赤石責任持って神山を保健室まで連れて行けよ」


「わかりました」


すると拓馬は倒れている紗奈を

お姫様抱っこをした。


それを見ていたクラスメイトからは

歓声が上がった!

拓馬はクラスの方ではみんなから好かれている 

積極的に職員室にプリント取りに行ったり、

困ってるクラスメイトがいたら積極的に助けている。


そしていつも紗奈と一緒にいるため、

もう二人は付き合ってるのではないかと

二人の知らないことろで噂になっていたのだ。


優吾と桃香はクラスメイトから

二人は付き合っているのとよく聴かれる。


その度に二人は拒否をしていた。


そんな最中に拓馬が紗奈をお姫様抱っこをした。

のを見た桃香と優吾はますます

その説が濃厚になりそうだなとそして、

また聴かれるんだろうなと思った。


お姫様抱っこしたのを見て体育教師は、


「おーこれは大胆だな赤石」


と言われた拓馬は、


「だって先生がいやらしいことになるって言ったていうことは

胸のこと気にしてるんかなと思ったんです

だからこの方が当たんないかなと思って

こっちにしました」


体育教師は

「確かにそう思ったが肩に手をかければ良いんじゃないか」

と思いつつ拓馬に、

「じゃあ、赤石あとは頼んだぞ」

と言い紗奈をまかせた 


「任せてください」


そう拓馬は返事をすると優吾と桃香が

拓馬に声をかけた。


「拓馬っち」


「紗奈を頼んだよ」


「うん任せて!」


と拓馬は返事をしたを


すると苦しそうにしながら紗奈は拓馬に話しかけた。


「拓馬」


「どうした紗奈」


すると少し泣きながら紗奈は、


「ごめん私またみんなに迷惑をかけちゃった」


と言ったのを聞き拓馬は


「気にすんな少し走るぞしっかり捕まって」


と紗奈に返事をした


それに紗奈は「うん」と返事をした。

返事をしたのを聞き拓馬は走り出した。


拓馬は転ばないように気をつけながら走って


玄関に向かった、それを見ながら優吾と桃香が話し始めた。


「あの二人いつ結ばれるんだろうな」


「ほんとよね早く

くっつけばいいのにっていつも思ってるわ」


「かと言ってあの二人のこと考えると

強く押せないんだよな」


「そうよねほんとにどうしたものかね」

と呟いた


そして場面は拓馬たちに戻る。


玄関につき拓馬は下駄箱で一旦紗奈を下ろし

靴を履き替えさせた後、また紗奈をお姫様抱っこをした

保健室まで向かいながら二人は別々のことを考えた永遠とじゃないけど


紗奈は心の中終始ドキドキをしながらこんなことを思っていた

桃香は、


「拓馬ってやっぱりかっこいい」


そのころ拓馬も抱いている紗奈を見ながら

こう思っていた


「やべー紗奈をお姫様抱っこしてる

シャンプーのいい匂いする」


ふたりはそんな思いも抱きつつ

保健室に着いた拓馬たちに。


中に入ると先生はいないり

けれど拓馬は薬のある場所を知っているため、

まず紗奈をベットに座らせて。

拓馬は薬を出して紗奈に吸わせた。

薬を吸った紗奈は少し落ち着きを取り戻し、

落ち着いた紗奈は半泣き状態で拓馬に話しかけた。


「拓馬ごめん私」


すると何を言うか察した拓馬はすかさず紗奈に話かけた。


「気にすんなってたくお前は昔から体弱い

くせに一緒に遊びたいって言って

そこたびに喘息発症してたりしてたよな」


笑いながら拓馬がそういうと 紗奈は


「だって私もみんなと遊びたかったんだよ」


と紗奈が強く言った

幼い頃みんな外で友達と遊びたいと思うのが

普通である

特に紗奈の場合幼い時から外で思いっきり

遊べなかった

だから毎回のように拓馬たちにわがままを言い

一緒に遊んでは発作が出てしまっていた。

最初こそ3人はテンパったりしたものの、

いまではすっかり対処できるようになった

紗奈の言い分に拓馬は紗奈より低い位置までしゃがみ込み、

紗奈の頭を撫でながら慰めるようにやさしく話しかけた。


「うんそれを知ってるよ紗奈のその気持ちを

知ってるからこそ俺たちは甘やかしすんだよ

だからもっと甘えていいんだよ」


すると紗奈はますます泣きながら


「そしたらみんなに迷惑かけるじゃん。

そんなの私嫌だよ」

と大粒の涙を流しながら言う紗奈に今度は

紗奈の横に座り手を握りながら語りかけた。


「僕とは保育園頃から優吾と桃香ちゃんとは小学校からと付き合いなんだよ

他にも仲良かった子もいたし

みんなで紗奈を支えてきたから

今更わがままなんて言わなくてもいいんだよ」


紗奈「でもわがままには違いないでしょ」


拓馬は紗奈がそう話し終えると悲しい表情を浮かべていたのを見て拓馬はすかさず紗奈に話しかけた。


「俺はさ紗奈はもっと人に甘えても良いと思うんだよね」


「え、なんで」


「だって紗奈はさ病気のことで苦しんでるじゃんだからさもっと甘えて良いと思うんだよね」


「でもみんなに迷惑かけるじゃん!

私は嫌だよ、みんなに迷惑かけるの」


紗奈の言い分に拓馬は、


「そんなこと言ったら子供とか赤ちゃんはさ

親が面倒見るでしょ、

人は誰しも迷惑をかけるものなんだよ

人っていうものはさ迷惑やお世話になった分恩返しをすれば、お互いに得するでしょ。

だから今はみんなに頼ってさいつかその病気を克服することができたら、

その時みんなに恩返しをすれば良いと思うよ」


そのことばに少し涙を拭いた紗奈が

拓馬に聞いた。


「本当に今は頼っていいの?」


その言葉に拓馬は紗奈に元気を贈るかのように

返事をした


「当たり前だろもっとさみんなを頼ろうぜ俺たちだけ

じゃなくてさ、佐原先生とか俺らの家族だって

頼っていいんだからな」


拓馬は親しくなっている仲だとこういう喋り方になるのだ、

学校では優しく喋るが普段はこんな感じなのだ。


紗奈はそれを聞き安心したのか少し寝てしまった。


もちろん拓馬は紗奈が寝ている時そばにいて

あげその後保健の先生がきて、


拓馬は先生に何があったのかを全部話し

紗奈を任せて体育の授業に戻った。


紗奈はっていうと体育が終わる頃目を覚まし、

みんなと合流した後拓馬と佐原のことに行った。


体育の授業のことを説明した紗奈は佐原に、


「神山はあれほど無茶するなと言っただろ!

まぁ落ち着いて良かった」


と言われ紗奈はすいませんでしたと謝りそして拓馬に佐原は、


「赤石ありがとうな連れて行ってくれて」と言われた


その日の午後の授業をしっかりと受けることができた。 


そしてI日が終わり下校の時間

四人はは一緒に喋りながら帰っていた


「紗奈ちゃんがよくなってよかったよ」


「そうねよかったは」


優吾と桃香がそんな話をしていると

すると紗奈は3人の前まで行き立ち止まり

3人に話しかけた。


「みんな今日はごめんね心配かけて」


紗奈がそう言い頭を下げると

その瞬間空地は重くなった感じかした。


けれど拓馬はそんなこと思っていなかった

なぜなら先ほど保健室で

紗奈に言いたいことを言わせることができて

その後紗奈にアドバイスを言い、

紗奈は納得した表情で聞いていたからだ。

だから拓馬にとって今の紗奈の顔は

スッキリしているように見えたのだ。

この時拓馬は安心して聞こうと思っていた。


けれど桃香と優吾はそうでは行かない

保健室での出来事を知らないため、

今日のことを謝るかと思った二人不安になった。


紗奈には謝ってほしくないのだ、

そして桃香と優吾がとっさに紗奈に声をかけた。


「紗奈ちゃん」


「違うよ紗奈それは…」


桃香が全部言う前にすかさず紗奈が強く

喋り出した。


「でもこれからも色々言うと思うでもそれはみんなと

もっといろんなことを楽しみたいから、

みんなともっと色んな思い出作りたいから、

みんなともっと楽しく過ごしたいから、

これからもみんなに甘えるかもしれない

無理もするかもしれないけど

もっとみんなで楽しい思い出作たい」


桃香たちはそれを聞き安心した。

紗奈は自分が今思ってることを全部伝えることができた。

それを聞いて桃香と優吾も紗奈が全部話せて、

スッキリしたんだなと思い紗奈に話しかけた。


「紗奈ったら何今更言ってるの?」


「え!?」


「俺らは幼馴染で仲良し四人組じゃん!なー!拓馬っち」


「あー!楽しい思い出たくさん作ろう!

うちらしか作れないような、

楽しい思い出をいっぱい作ろう。

これは四人だけのいや仲良し組の約束だ!

たとえこの四人以外に新しく仲良し組に入ったとしても、

この約束だけは忘れないようにする、

たのしい思い出をたくさん作るために」


それを聞き紗奈たちは嬉しそうに返事をした。


その後も四人は楽しく喋りながら帰って行った。

四人の物語?は始まったばかり。


さて仲良し四人組はこれから

どう言う人生を歩んでいくのかご期待ください。


第一話「幼馴染」end


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― 新着の感想 ―
[良い点] 拓馬くん達が、体の弱い紗奈ちゃんを想いやっているところが良かったです。 [気になる点] 場面を変える際は、何行か空けて書いた方が、より読みやすくなりますよ。
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