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異世界外伝〜陰キャな僕の恋物語〜  作者: ミコガミヒデカズ
序章 入学初日 〜不思議な先輩は絶世の美女〜
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閑話 清宮(きよみや)くんに聞いてみよう

え?俺に外伝(がいでん)の事を聞きたいって?

ああ、良いよ。何でも聞いてくれ。

あ、でもアンタ誰なんだい?


-初めて会ったのはいつ?

あいつと初めて会ったのは小学校の入学式だったな。

同じクラスになって、誕生日も同じだったしな。

小学校の時は出席番号が誕生日順でな、

同じ日だったんだけど、その場合どちらが先になるかは氏名の五十音順で、それで俺が先になったんだけどそしたらあいつマジで悔しがってたっけなあ…


-仲良くなったきっかけは?

俺の家に初めて遊びに来た時に、ウチに有ったオヤジ秘蔵の昭和のゲーム機を見て一発でその良さを見抜き時間を忘れて遊んだ事だな。

カセットを手に持って息を吹きかけながら電源オンするトコロなんか、マジ中身はオッサンなんじゃねえかって思っちまったぜw


-二人でやった思い出のゲームは?

色々あるけど、初めて遊んだ日に初見プレイであっさりクリアしやがった『イワシの名探偵』かな。

いや、マジありえないよ。

特にさ、六歳でガチガチに結ばれたビニールひもを切って証拠品を中から取り出す必要があるんだけどさ、ハサミを使って切るとか考えるだろ?普通はさ。

だけどアイツはさ…、ハサミが手に入らないのを見抜き

「ライターを使ってひもを焼き切った」んだよ!

思い付かないって!コナソ君でもなきゃさ!

この時に「コイツはタダモノではない!」って

俺は思ったよ!だから一番印象に残ってる。


-彼はどんな子どもだった?

そうだな…、何にでも興味を示すというか…、

首を突っ込むというか…そんなヤツだったよ。

それで、気に入ったらとにかくハマる。

時間を忘れてやりこむ…って感じでさ…。

刺繍とか意外なものがあるよ、得意な事。


-彼はモテるタイプ?

それはないと思う。だって俺たち陰キャだし(笑)。

そもそもそんなイベントと縁がないよ。

バレンタインとかクリスマスとか、

修学旅行とか、何も無かった(遠い目)

…俺たち陰キャ…だしさ…(泣)


あ…、もう行くの?

ありがとうございました?あ、ハイ。

どーすんだよ、この落ちた気分。

あーあー、帰ったら不貞寝しようかなあ…

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