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奴隷の下克上  作者: 緒志罹薄
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反射の使い手

第一話の内容を少し変化させました。

俺達はディスタニアへ帰還した。


???「よーっすエア、今日もちゃんと生きて帰ってきたな!」


エア「なんだよヒューマ、珍しく帰ってくるのが早いじゃないか?」


ヒューマ「ああ、今日はちとやらかしてな、早期帰還して、ケガの治療をしてもらってたんだよ」


こいつの名前はヒューマ・フリーン。少し危なっかしいし、元気すぎる所もあるけど、皆に信頼されていて、一緒に居て楽しい奴だ。こいつとは6歳の頃からのなかで、いわゆる幼なじみだ。幼いころから一緒のパーティーで、去年までは俺とマナとヒューマの三人パーティーだった。だが、今年はヒューマとは違うパーティーになった。ヒューマは俺と違って交遊関係も広いからいつかはそうなるとは思っていたんだ。けどこいつは別々のパーティーになっても結構俺達に話しかけてきてくれる。俺達にとって大事な親友だ。


エア「なんだよやらかしたって?」


ヒューマ「いやー、【反射】をみすってよう、【雷竜(エレキトリリックドラゴン)】を使ったら自分に当たっちゃったんだよ」


【反射】はヒューマの能力、反射の能力は言葉のまんま反射をする力。自分にくる物理攻撃も、魔法攻撃も、空間の魔法も反射出来る。ただし、反射出来るのは視界に写った物のみとなる。さらにこいつの魔法属性は【雷】その中でもレベルは5、最高クラスの雷使いだ。魔法のレベルは1~5まであり、5は奴隷の5.89%しかいない。ヒューマの必殺技【雷竜】は空から落とした一つの巨大な雷を空間のなかで反射を繰り返し追尾型の雷にし、相手を喰らい尽くす。戦場に駆け巡る雷は竜のようだという奴隷達の声により、【雷竜】と名付けられた。


エア「お前の能力は化け物なのに扱いがたが危ないんだよな」


ヒューマ「いやー、結構難しいんだよ。反射一回一回に多少の魔力を使うし、だから、だんだん集中力が落ちてくんだよ。」


エア「まっ俺から言えるのは気をつけろってことかな」


マナ「そうですよ。ヒューマさん、ヒューマさんが死んじゃったらお兄ちゃん怒ってヒューマさんの死体に何するか分かんないですし」


ヒューマ「おお、怖い怖い。じゃあ簡単には死ねないな」


エア「俺はそんなことしないんだが...」


マナ「あははははは(笑)」


ヒューマ「ギャハハハハハ(笑)」


これは過去の話なんだが。俺はヒューマに一回だけ喧嘩し、戦ったことがある。その時の結果は俺の汚い勝利だった。ヒューマの能力の盲点をついた汚い作戦。それは闇のレベル3魔法【盲目(ブランド・ネス)】を使い、ヒューマの視界を奪った。ヒューマの能力は視界が潰されたら使えない。能力を使えなくなったヒューマを倒したのは簡単だった。それ以降あいつは闇属性の魔法が使える奴隷対策に状態異常回復が使える奴隷とペアを組むことが多くなった。一様、妹のマナも状態異常回復がつかえる。


エア「なあ、いい加減【盲目】対策した方がいいんじゃないか?」


ヒューマ「あー、奴隷使いのところにいくのか~何をされるか分かんねぇから却下」


エア「ふーん。そんなこといってパートナーが倒れたらお前、詰むぞ。」


ヒューマ「大丈夫!パートナーは命を捨てても守るから」


エア「おう。」


俺達は集めた奴隷用通貨【スレイブコイン】を使い、ステータスアップや、お菓子、ゲーム、1日自由権などが買える。単価の表記はs(スレイブ)と表され、入手方法は2つ、一般人は敵の奴隷魔法カードを渡す。俺の場合は敵の入国書でも可能。理由は俺の能力が相手のカードを必要とするからだ。そして俺は奴隷用通貨で奴隷魔法カードを買うこともできる。1sにつき日本円で100円。低級奴隷のカードは一人につき15s、中級奴隷のカードは30s、上級奴隷のカードは500sで買い取れる。


ヒューマ「あっそういえば、奴隷使いの所にバフ付与の能力つきのカードが30sでうっていたぞ。」


エア「30!!?能力つきにしては安いな。まあ、バフ付与だけじゃ弱いからか。よし、買ってくる!」


ヒューマ「風の如く消えていったな」


マナ「そういう人ですから」


ヒューマ「なあ、マナは能力で状態異常回復と魔力回復以外は何か出来るようになったのか?」


マナ「はい。手を繋いで発動できる【魔力吸収(マジックドレイン)】を使えるようになりました。」


ヒューマ「けどそれは使いにくくないか?味方ならともかく相手と手を繋ぐのは難しいだろ。」


マナ「いえ、お兄ちゃんの闇魔法【呪縛(バインド)】を使って動きを封じて後は無理矢理手を繋ぐだけです。」


ヒューマ「いやぁ...マナさん、そんなとっても恐ろしいことを満面の笑みで言わないでくださいよ。けど確かにそれは効率的で強力だな。さすが【魔力回復(マジックリカバリー)】だな。少し考えるだけでいくらでも可能性があるんだな。」


マナ「ふふ、ありがとうございます。でもヒューマさんの能力も少し頭を使えばどんどん強くなりますよ。例えばその鍛えた雷をうまくコントロールして使えば敵の頭の細胞を電力で破壊して、頭真っ白なとこにうまいことを言えば相手は優秀なスパイになりますよ。」


ヒューマ「うわっ怖!!マナさん怖い怖い。俺はそんなことしたくないな。それに俺の場合コントロール依然に火力が強すぎて死んじゃうよ」


マナ「まあ、自分の力は無限大ってことですよ」


エア「ただいま~」


ヒューマ「おお、お帰り」


エア「んじゃ俺はバフと精霊兵器(エレメンタル・アーマメント)の合体技の練習してくるわ、手伝ってくれマナ。」



マナ「さようなら、ヒューマさん」


ヒューマ「じゃーな。エア、マナ。」




                  tobecontinue...

次回は主人公の新しい技が登場!!妹のデレシーンもあり!

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