3本目・食糧
後でなおしにきます。
「僕と会うまで君は何をしていたの?」
「そうね…この部屋でお菓子と飲み物を食べて、ごろごろしてたよ!」
「食べ物が有るの?!」
「あれから出てくるの!」
ハルカが指し示した物は、大きな鉄の箱
自動販売機だ。
「自動販売機?」
「これじとうはんばいきって言うんだ!知らなかったぁ!」
「書いてる」
「読めないよ!」
どうすれば何が出てくるかをハルカから一通り教わった。
「したの段が食べ物が…うえの段が飲み物を出すんだよね?」
「そうだよー」
「じゃあ三段有る内の一番上は?」
ギギギと音がなりそうな動きで、急にそっぽを向き始めた。
「…っ!あ、貴方には、まだは、やいよ!」
(どうしたんだろう
さっき二段目押すときは椅子を使わずジャンプしてたし届かなかったのかな)
「椅子を使わないの?」
「な…なんのことかしらっ!?」
「届かなかったんだよね?」
「それぐらい考えたよ、若干足りないの!身長が!」
(そんなに顔を赤くして怒らなくても…)
なんやかんやあって、椅子の上で肩車
自分が押そうか?と、聞いてみるとどうしても気になっていたため自分で確かめたいと迫られて、肩車をすることとなった。
今思えば椅子の上に這いつくばって台にでもなれば良かったと後悔する。
(恥ずかしいっ!早く終わってくれ…!)
部屋に乾いた音が響く、
ボタンを押し終えたらしい。
やっとこの状況から抜け出せる、そう思った矢先バランスを崩し転倒。
「いたた…」
「いたっ!あ…す、直ぐに退くね!」
倒れる瞬間彼女は少し立っていたらしくお腹の上に落ちてきていた。
「中身は何だった?」
聞いてみる。
「カプセル?布が入ってるみたい、なんだろ。」
開けてみると下着のセットだった。男物の…
「これで着替えも揃った。」
「ここを拠点に二人で探索しよ!」
「うん!」