表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の色  作者: 波間柏ひかた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/94

22.反省

「やってしまった感半端ない…」


お城の借りている部屋のベッドで私は頭を抱えていた。


今はお昼過ぎ。

力の使いすぎで安静を言われているけど神殿に行くのでそろそろ準備をしないといけない。


昨日の残念な出来事の数々を思い出す。


加減もせず初めて力を派手に使って、気分が悪くて庭に案内してもらったまでは、いい。その後だよ問題は。


泣いてルークさんに八つ当たりしたのに、

怒りもせず、抱き締められ、頭を撫でてくれ寝てしまい…。触られるの嫌なのに、大きな手でゆっくり撫でられるのはむしろ落ち着いて気持ちよかった。


…ルークさんいい匂いしたなぁ。

香水かな。


「って、違う~!」


振り出しに戻り私はまた頭を抱えた。


「カエデ様。起きれそうですか?」


マリーさんが、うんうん頭を抱え唸っている私を心配してくれる。


「大丈夫です。用意しないとですね」


私はむっくりと起き上がった。


「先にお髪を整えますね」


ベルさんが言いキビキビ動く。


「お願いします。昨日は綺麗に結ってもらったのにすみませんでした」


そうだ。

ベルさんにも悪い事したなぁ。

皆にお世話になりっぱなしだ。


昨日夜会で切った髪は、襟足辺りで長さがバラバラになっている。マリーさん達は、私の仕度をしてくれながら


「それにしても、ルーク様が護衛についていながら何をやっていたのでしょう!」

「そうですよ!髪を切らねばならない事態になるなんて!」

「こんなに短くなってしまい悲しすぎます!」


あぁ。

ルークさんがボロクソに言われている。


すみません。

悪いのは全部私です。



準備が整った頃迎えがきた。


「失礼致します」


気まずいなあと思いながら、座っていた私は顔を上げてみると。


ルークさんの後ろに二人の男性。

また違うカラーのイケメンが増えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ