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17. 騎士ルーク ~ 不運~

ー ルーク視点 ー


宰相へ報告後、書類をあらかた片付け少しの仮眠をとり謁見の間へ向かう。そこにはあの塔の少女がいた。既に陛下、宰相達と話が済んだようだ。この少女は使者で間違いないとの事。

正直どうでもよかったが、俺の不運はまだ続いていた。そう、表向きは騎士、裏は宰相の影、さらに仕事が増えた。


誰かが俺を呪っているとしか思えない。


「第二ヴィラス騎士団 所属 ルーク・ジル・ウィルラート」


団長から呼ばれ、俺は使者の前に立ち片膝を落とす。


「騎士の名にかけてあなたの剣と盾となり命を懸けて御守り致します」


使者の手をとり口付け…。


「ぎゃ!」


変な声と同時に俺の手から小さな手がなくなった。少し下を向いていた俺は上に視線を上げると、かなり遠く迄離れた使者が綺麗な瞳を見開き固まっていた。


…俺は多分本日二度目のまぬけ顔をしていた。

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