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第八話 会議

第一回!織田一族大会議、はっじまっるよーー!!



コホン。

あれだ、俺や信長が既に体験済みのアレ。


不安は未知の裏返し。

つまり、話せば分るってやつだ!



でも、話せば分るって失敗フラグだよね。



……いやいや、気にしちゃいけない。


あれは例えだ。比喩表現。だから問題ない。オーケー?




さて!


主催者は俺こと、犬山城主・織田信清。

協賛に信長と信広殿と言うことで。



参加者は一族全てだ!



嘘だ!



清州の守護代・織田広信は来てない。


一応代理の使者として、奉行人の織田吉清が来てるけど、小物に過ぎるわー。

まあ、ガン無視よりはマシと思っておこう。



岩倉の守護代も、信安当人とその嫡男信賢は来てない。


でも次男の信家と、重臣の広良が参加しているのだから良い塩梅だ。

広良は俺の弟だけどな!



信長と知り合って以来、全ての一族諸氏と接点を持つ勢いで話しかけてきたことが功を奏した。

結構、信長とは接点の少なそうなとこからも人を送ってきてる。


流石俺!



ドヤ顔で信長を見たら、脇差を投げ付けられた。


あっぶねぇっ

下手したら傷じゃすまねぇぞボケェ!



信長といちゃいちゃしてたら、信じられないと言う顔をした信勝と目があった。

サッと逸らされたが、チラチラこちらを見ている。

うん。

交じりたいなら素直に言いたまえよ?



「違うと思うよ。」


ぬ、何奴!?


「やあ、久しぶり。元気そうで何よりだよ。」


「おお、信成。久しぶりだなー。」



横から声をかけてきた此奴は織田信成。

信光叔父上の嫡男で、俺たちの従兄弟になる。

そして、信長の妹と婚約しているので、義兄弟候補だな。


苛烈な武人肌の性格が多い織田家に在って、優しげな空気を纏う美丈夫だ。


俺?

信長と良く似てるって言われるよ。


絶対褒められてないよね。

嬉しいから良いけどさ。


ミーハー魂、未だ衰えず!



「んで、今回は叔父上の代理?」


「いや、一族の一人としての参加だよ。」


信光叔父上は出席と聞いていたので、疑問を呈すとそう返された。

有り難いことに、当主や代理以外にも一族たちは自分の意思で会議に出席してくれている。



「信清の顔を立てて、という奴も多いようだがな。」


「ははは。それはまあ、なくはない、かな?」



信長が面白くなさそうに言うと、信成も否定しなかった。

マシになってきてるが、信長はアレだったからねぇ。


一部を除いてそういった風評もなく、知己である俺主催だから参加したぜーみたいな?



「それでも結局、廻り回って信長の為になることだろ?」


「ふん。だから面白くないが、認めてるんじゃないか。」


「くっ、ははは!…うん。君たちはホント、仲が良いねぇ。」



この会議の目的は、一族中に信長の意思と意図を浸透させることにある。

また、改めて俺や信広殿が、信長支持を明確に打ち出すことも。


俺は一門分家のうち、最大勢力を持つ犬山城主。

信広殿は、何といっても長兄だ。


この二名が信長を支持するとなると、敵に回し難いと感じる奴も多いだろう。

それも狙い。



あとはもう単純に、当初の通り、未知を無くして既知の知己にしてしまえってことだ。

ホント、単純なことだと思うんだよ。


そんな訳なので、突っ走るぜ!



* * *



隠し要素もあるよ!




当初のスピード感が、すっかり狂ってしまいました。

今ではもう、とても四十話以内で終わらせると断言は出来ません。

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