表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/68

第三十六話 包囲網

史実における、信長包囲網。


足利義昭が暗躍し、集って危機的状況に追い込まれた。


浅井・朝倉、一向一揆に比叡山延暦寺。

武田信玄もだし、雑賀衆と三好・松永、摂津・丹波・播磨衆。


コイツらが固まると、流石に大変だ。


だから俺は、東奔西走して懸命に防いだよ。

褒められて良いと思う。



* * *



浅井も朝倉も滅び、武田も撃退に成功。

三好・松永は足利義昭の対応から、転ぶ可能性は低い。

今のところはね。



でも、まだ危機は過ぎ去って無い。



一向宗は、今のところ大人しい。

石山本願寺はね。


ただ、加賀一向一揆は暴れまくってる。

出来れば加賀国を抜き、能登まで治めたいところなんだけど。

まだ無理そうだね。


差し当たり、越前を抑えた諸将に忠政・忠頼兄弟を向かわせて対応。

その内援軍も出して、一気呵成に蹴散らしてやろうと思ってる。



それ以上に危険なのが、天台宗だ。


正確にはその総本山で、比叡山延暦寺なんだけど。


こっちはもう、やりたい放題。

聖地は見る影もなく、腐敗の極致に至っていた。


白河院の頃からの伝統みたいだけど。


聖地ってなんだっけ?


そんな感じ。


真面目な宗徒も居るんだろうけど、極少数だろう。

焼き払うしかないか。



* * *



比叡山延暦寺の無法ぶりを訴えた。


誰が?


庶民代表として、俺が。


誰に?


朝廷に。


どのように?


焼いていいかって。


そしたら?


慌てて調停に動き出したよ!



* * *



結局、延暦寺は焼けた。


朝廷の調停を蹴っちゃうんだもん。

どうしようもないよね。


一応、真面目な坊さんや女子供は逃がしたよ。


てーか、女子供が普通に居る時点でおかしいよね。


焼き払われた中には、何か偉い人も居たらしいけど、ご愁傷様。



因みに。


”焼けた”と”焼いた”は大違いだから注意が必要だぞ!



腐敗した僧兵たちに罰を与えるために山を登ったんだ。


そしたら篝火が倒されて、たまたま風が強くて、焼けちゃったんだ。


真面目な坊さんや、女子供は争いから逃がしただけだよ。


意図的に丸焼き・蒸し焼きにした訳じゃぁ、決してない。


偶発的なことだから、偉い人が巻き込まれちゃうことも、あるヨネ!



* * *



比叡山、完了。



紀州には信直と秀成が侵食してるが、伊勢方面からも信張を差し向ける。

徐々に徐々に、挟撃圧縮されることだろう。


さて、次は……。



* * *



こんな感じで、周囲掘削を進めてる。

勿論、俺だけでやってる訳じゃないけどね。



で。


洛中は信広殿が警固してるんだけど。


普通に朝廷や都の治安を守る以外に、秘密裏にお願いしてることがある。


それは何か。



将軍の身柄。



そして、情報の遮断。



さあ、待ってろよ……。




完結への道筋が整ってきました。

そんな中、新作書きたい病を抑えるのが大変です。あんまり時間ないのに。

2016/9/29 誤字修正

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ