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東方自由伝  作者: ABIS
8/11

異変解決の始まり

 この話からようやく異変解決に動き始めます!今までのはプロローグ的な感じですかね 汗


 

 翌日から臣は霊夢の神社で暮らすことになった。夜に暖かい布団で寝て、朝は太陽の日射しで起きる。当たり前の事だが臣は喜んでいた。自分の世界ではこんなにゆったりとできる時間は無かったし、何時もなにかが世話しなく動く騒音で目覚めていたのだ。


臣 幻想郷・・・こういうところは良いところかもな。


霊夢 おはよう臣、どうやら気分は良さそうね。さあ、ご飯にしましょう!


 わかったと頷く臣。顔を洗い、軽く背伸びをして戻ると既に食事がならんでいた。


臣 いただきます!


 ご飯と味噌汁、めざしと漬物。キャベツの千切りの上に揚げ物が乗っている皿。しっかりとしたご機嫌な朝食だった。


霊夢 どう?


臣 うまい!


霊夢 そう?よかった♪


 些細な会話をしながら食事を進める。幻想郷に来て初めての安らぎの時間を過ごした臣は本当に満ち足りていた。


臣 (以外と尽くすタイプなのか?)


霊夢 何か言った?


臣 嫌、何も?


 食事が終わった。食後に用意されたお茶を二人で飲みながら、今後の動きを話し合った。


臣 そう言えば、これからどうすれば異変解決になるんだ?


霊夢 大雑把に言えば幻想入りをやめさせる事が解決と言える思う。


臣 ・・・そうなると幻想入りを行っている奴が誰か探すところから始めないといけない訳か。


霊夢 誰がやってるかは解る。幻想郷の妖怪八雲紫、幻想郷の管理者の1人よ。そして私の親友でもある。


臣 なら話し合いで解決するかもしれないな!


霊夢 そんなにうまく行かないわ。紫は変わってしまったのよ。原因も解らないままにね・・・


臣 ・・・話す事も、会うことも出来てないってのか?


霊夢 そうよ、だから紫を探して弾幕ごっこで倒す事が必要なのよ!


臣 強いのか?紫って・・・


霊夢 強い・・・1度も勝ったことはないわ。


臣 勝ったことないって・・・どうするつもりだよ!


霊夢 1対1じゃあ何度やっても無理なだけ、そのためにあなたがいるのよ、臣。


臣 俺の能力か・・・


霊夢 スペルカードを扱う程度の能力。幻想郷にはいろんなスペルカードがある。それを集めて力を付けていくの!


臣 じゃあ、今しなくちゃいけないのはスペルカードを集める事。


霊夢 そして仲間も集める。皆で協力して紫を倒すの!


臣 なるほどな、それなら出来るかもしれない!でも、スペルカードは簡単に貰えるものなのか?


霊夢 所持者が譲るのは簡単よ、臣以外は使用出来ないけどね。


臣 解った。


霊夢 じゃあ早速行きますか!仲間の心当たりがあるの!そいつとは何度も異変を解決してきたから、今回もきっと力になってくれるはずよ!


臣 それは頼もしいな!何て言う人なんだ?


霊夢 霧雨魔理沙、魔法を使う人間よ!




     移動中




 

 2二人はは霧雨魔理沙のすむ魔法の森に来た。


霊夢 ここが魔里沙のすむ森よ。


臣 ・・・本当にこんな不気味な森の奥に人なんか居るのか?今にも何かに襲われそうな雰囲気なんだけど・・・


霊夢 そんなに怖がらなくても大丈夫よ!私も居るんだしスペルカードもあるでしょ?


 日中なのに薄暗く、道かどうかも解らない道を二人は歩いて進んでいった。


臣 俺だったらこんなところに住みたくないな・・・もっといいとこあったんじゃない?


霊夢 私も他のところを進めたんだけど・・・本人はこっちの方が魔女っぽいって言ってたから仕方ないわね。


臣 変なキノコがいっぱい生えてるし・・・俺キノコ駄目なんだよな・・・


霊夢 ふーん・・・じゃあ明日はキノコ料理を作ろうかしら♪


臣 勘弁してくれ(泣)・・・ん?


 臣はキノコを踏んでしまった。星のマークが印象的な一段と変なキノコだった。そのキノコから



   カチ



 という、妙に耳に残る音がなった。臣と霊夢はしばらく固まった。


臣と霊夢 ・・・・・・


 二人は黙ったままだったが、霊夢が少し後退りしていたのを臣がなんとも言えない顔で見つめていた。


霊夢 じ、臣・・・ゆっくりよ?ゆっくりと足をどけなさい・・・


臣 ・・・・・・


 泣きそうな顔の臣。自分の足が吹っ飛んでしまうのかと思っていた。そしてゆっくりと足をキノコからどかす。



   しゅーーーー



 もくもくと煙が立ち込める。辺りが全く見えなくなるくらいの煙だ、何故か明るく光輝いている。


霊夢 なにこれ!魔里沙のやつ、こんな変なキノコ栽培させて・・・


 爆発音も、臣の悲鳴も聞こえなかったので人体には無害なのだろうと思った霊夢は臣の名前を呼んだ。


霊夢 臣?大丈夫?


 煙が晴れていく、しかしそこに臣の姿はなかった。


霊夢 ・・・いない。ちょっとこれ・・・ヤバイんじゃないの?臣!、臣!!


 何度か叫んで見たが臣の返答はなかった。


霊夢 ・・・・・・あいつ、面倒に巻き込まれやすい体質なのかしら?急いで探さないと!・・・あ!


妖怪 があぁ!


 臣の名前を叫んだせいか、妖怪と遭遇してしまった。


霊夢 くぅ・・・こんなときに!邪魔しないでよ!臣、無事でいてね・・・



   

 


次に続きます!

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