幻想郷と博麗霊夢4
臣と霊夢が驚いているのと時を同じくして、博麗神社に足を運ぶものがいた。
??? さて、今日は霊夢さんのところに取材にでも行きますか♪何か面白い物でも撮れれば良いですが。
身なりは普通の女の子、カメラと筆記用具を持っている。記者か何かのようだ。しかし、背中に大きな羽があり超スピードで、博麗神社に飛んで行く。
臣 おいおい!こんなに強く叩くことないだろ!
霊夢 失礼なこと言ってんじゃないわよ!あんたの体が異常に軽かったんじゃない!
臣 これってもしかして、能力なのか?
霊夢 多分ね!それを確かめるためにも、さっさと降りてきなさい!
臣 降りろったって・・・助けてくれ~!
霊夢 なによ情けない、仕方ないわね・・・それ!
霊夢は空を飛んだ。そのまま臣の手を掴み地面に着地した。臣が能力を見たのは初めてだったので少し驚いた。
霊夢 ほら、大丈夫?
臣 ありがとう!助かったよ・・・
霊夢 まったく・・・あ!いつまで手を握ってんのよ!
臣 嫌、ごめん・・・怖くてな・・・
霊夢 (震えてる・・・そういえば、私も初めて空を飛んだ時、震えが止まらなかったっけ・・・もう暫くは優しくしてもいっか・・・)
霊夢 ほら、歩ける?臣。中に入りましょ?
臣 ・・・そういえば、何で俺の名前・・・
霊夢 あの時の妖怪に聞いたのよ。面白い奴だとか、私の物だとか言ってたけどね。
臣 ありがとう。霊夢さん
霊夢 堅苦しいわ、霊夢で良いわよ♪
臣 ・・・・・・
霊夢 ちょっと!何でいきなり泣きそうなのよ!?
臣 嫌・・・ただ・・・
幻想郷に来ていきなり殺されそうになった臣。妖怪や幻想入りの恐怖、臣は今まで安心出来ないでいた。しかし霊夢の存在と笑顔が彼の緊張を消し、自然と涙を溢れさせた。臣の涙を見て、霊夢も何となくそれを理解した。
臣 ・・・よろしくな、霊夢!
霊夢 ええ、よろしくね!臣!
かなり多くの事を話していたようで、もう日も暮れてきていたので、二人は神社の中に入っていった。その姿をさっきの記者風の少女が見つめていた。
??? あややや♪これはこれは霊夢さんなかなか隅に置けませんねぇ~。明日の朝刊は傑作ですよ♪さあさあ!急いで書かなければ!