登校θまずは二人の紹介
やっと字数下げの仕方が判りました。
……どうだろう、できてるかな?
いつも俺の真横を歩く幼馴染こと相沢 茜。
恥ずかしいから止めてくれ、と言ったことがある。
なんで恋人でもないのに、と。
彼女は俺がいつ倒れてもいいように真横を歩くのだそうだ。
頭でも打ったら一大事だから、と。
一時期……そう、ほんの一時期だけ生ける屍のようになっていた俺に対しても根気良く笑顔で接してくれた。
この子のおかげで俺は今では普通に学校に行き、笑い、生活することができるようになっていると言っても過言ではないと思っている。
ただ幼馴染ってだけの赤の他人である俺によくもまぁ……いや本当感謝してます。
とてもよくできた子です。
本来なら物語の中にしかいないハズだ、って。
いや、物語の中なのだから居て良いのか。
………はい、ツッコミありがとう。
まぁ突っ込んでくれたのは神サマくらいなものか。
もしこれが物語なら、この先にはどんな結末が待っているのだろうか。
俺が主人公だったのなら全ては失わずに済んだのだろうか。
あの時だって…………うん?
独りゴチてたら隣からの視線がずいぶん痛くなっていた。
「あ、つかさくんやっと気づいた。 ねぇ昨日は何時に寝たの?」
呆れ半分心配半分、と云った顔。
「な…なんで、ちょっと遅かったかもだけどそれだけだよ。」
「そう? 下に降りて来るのもいつもより遅かったじゃない。 家出てからも反応は芳しくないし、ずっと顔見てて今やっと気づいたし。 寝ぼけすぎだよ。」
寝ぼけてたんじゃない、考えていたんだ。
……俺はボーッとした表情で物事を考えているのか。
「あれ…いつもと同じくらいの時間だと思ったんだけどな」
「少し遅かった。 二度寝したんじゃないかって心配したんだから。」
「二度寝は毎朝だってしたいんだけどなぁ。」
「学校があるんだから、ダーメ。」
融通の利かないトコロが玉に瑕だったり。
……いや、冗談だよ?
「それで、じゃあなんでそんなボゥっとしてたの」
「そんな気分だったの。………ふぁぁ」
「……やっぱり眠いだけじゃん。」
「………………。」
「授業中に寝ないようにしてよ~。 つかさくん成績そこまで良いってわけじゃないんだし。」
……そういえば呼び方もだった。
俺は確かに小さい頃は"あかねちゃん"と呼んでいたけれどやっぱり年を取るにつれて、中学生あたりから周囲の目などが気になり始めてそう呼ぶのが恥ずかしくなってきてから"相沢"と呼ぶようになった。
初めの頃はちょっと残念そうにしてたなぁ……。
同時に呼ばれる方も恥ずかしくなってくるわけで俺のことも苗字、つまり"柊"と呼ぶようにしてくれとも頼んだこともあったけどこれもまた却下されめしまった。
「私の勝手でしょ」なんて、女の子は強い。
そう思った。
「勉強でヤバくなったら相沢に頼むからいいよ。 授業中に人の心配できるんなら余裕ってことだろ?」
「う……」
……勉強に関しては"教える・教えてもらう"の関係は成り立ってない俺たちだった。
だいたいコイツだって寝てる。
「他人のことよりまずは自分の心配しろよな~。」
自分の事を棚にあげてこんなことを申す俺。
「つかさくんみたいにどこかしこで眠ってるわけじゃないもんね~、だ!」
「ば…お前、そりゃぁ……」
俺の少し前へ出て、「ほら君のせいでただでさえ遅れてるんだから急ぐよ。」そう言って彼女は手を差し出してきたのだった。
"なろうコン大賞"と"ナンチャローズ(なんて言うと怒られちゃうかな…後でちゃんと確認しておこう)"というコンテストが作品募集してますね。
私はこの"小説家になろう"のサイトを知って日が浅いので勝手も何も判らないですが、どうせやってるならとりあえず何か出してみたいな、と思ってます。
"なろうコン"はフリーっぽいので書きたいのを書くとして……問題は"ローズ"!
なんと10万字………orz
これって既存の職業でないとダメなんですかね……?