説明
ものすごい散らかりよう・・・・。
本、本、本。本だらけ。
しかも本のタイトルは・・・。
「人はなぜ悩むのか」
「自殺志願者の旅」
「哲学のすすめ」
のような感じです。
「すごく・・・偏った趣味をお持ちで。」
「いやいや、勘違いしないでくれ。俺も好きで読んでいるわけじゃないんだ。」
「好きじゃなければこんな量読まないと思うのですが。」
「いや、そうなんだけど・・・」
「それに、なんですか散歩同好会って!散歩してる雰囲気全くないじゃないですか。」
「散歩同好会は、活動してないよ。」
えっ
「えっ」
「俺が設立して、俺だけが俺のために活動している」
「何のために!?なんで散歩同好会っていう名前で!?」
「ん・・・人助け?と、あまり人が来なさそうだから?」
だからなんでさっきから疑問形なんでしょうか?
「活動内容の具体的な詳細を求めます!」
「えっと・・・絶望の淵から人を助ける・・・。」
だめだこいつ・・・はやくなんとかしないと・・・。
「絶望の淵から人を助けるって具体的には?」
「言っても分からないと思う。」
「すでに意味が分からないので続けてください。」
「えーっと、わかりやすくいうとだなー」
物凄くファンタスティックな説明でしたのでまとめます。
①彼は「喰い人」と呼ばれ、人の心の暗闇に入ることができる。
②暗闇の中は、その人の世界のような感じで人それぞれ違う。
③そして、彼ら喰い人達は暗闇にのまれてしまった人を暗闇の世界から救済する。
胡散臭い話です。
「いい年して、夢を見るのもいいですが、現実をですね。」
「いやいや、本当だって。 それなら、お前の中に入ってやろうか?」
「"お前の中に入ってやる"なんていやらしいです!」
「証明のしようがねーじゃねーか」
「では、どうぞ。入ってみてください。」
じゃあ・・・といいながら彼はなんか黙り始めました。
目の焦点があってない。
「あ、あのー・・・」
話しかけても無反応。
もしかして妄想の世界に・・・?
いつのまにか意識がなくなっていました。




