炎上
どどどどどどど!!!
「そのまま!!そのまあmm!!・・シャらー!!」
どどどど・・・。
「おお、神よありがとうございます。」
ここは、とある競馬場。どうやら、むせかえるほど喜んでいるこの男が馬券を当てたらしい。
「ううぇほ、うぇお、やったとった。」
「ごほ、ごほ・・あーー。」
「こっこれは、家が二、三軒建つんじゃないの!?」
かなりの額の万馬券を当てたようだ。
「ようし!!めざせ朝から高級ヒレステーキ!!」
、、二時間後。
「くるな!!もいい!!・・ああーーーー。」
どうやら、負けたらしい。
「まあまあ、トータルで勝ちは勝ちだし・・牛一等分くらい。」
十分である。むしろ二時間前にやめておけば、家も建ち肉も食べれている。
もちろん、いまの金で肉は食べる。
「さて、肉買う前に家に帰らないとな。」
男は家に帰ることにした。
男の家はごくごく小さい農家で、酪農もしており家の裏は柵で囲って牛を飼育している。
家を前から見ると、どこからか牛の鳴き声がする。
「モオーー。」
牛の姿が見えない。まるで、家の裏庭にいるペットのような感じであまり農家っぽくない。
・・「ただいまー!」
「あら、あいつまだ帰ってないのかな?」
「キャーーーー!!」
家の裏口の方から人の叫び声がする。
「なんだ?家の裏か!?」
あわてて家の裏口に行き、ドアを開けた。
「モウァーー!」
牛が炎上している!?。