表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大受験戦争  作者: まきまきまっきー
1/1

全ては合格のために

「ジリジリ、ジリジリ」

タイマーの音が近所が迷惑するくらい大きな音で鳴っている。でも、僕は気づかない。いや、気づきたいとは思ってるんだけどね。母親の大きな声が聞こえた。「何時だと思っているの?」

「一大事」

そう答えるともちろん怒られた。あながち間違えではないんだけどなぁなんて思いながら、いつもの学校に向かう。学校に着いたと思ったら、担任から

「青野こっちに来なさい。」

と呼ばれた。なんだろうと神妙な気持ちで先生の行く方へついて行く。するといきなり

「毎日なんで30分も遅刻するんだ。だから成績もイマイチなんだ。模試の成績、国語学年最下位じゃないか。もっと頑張りなさい。」と鼻息を荒くして言ってきた。流石に反論するすべ無く、

「はい」

と答えるほかなかった。

教室に戻ると僕の模試の成績が晒されていた。国語の偏差値21、学年ブッチギリの最下位の僕は、皆から「行く高校あんの?www」

と言われた。晒されていた理由もわからないけど、開き直って

「まぁいいや。」

なんて口にすると、さらに僕を貶した。

「青野の両親Fラン大学だろwwwだからそんな出来損ないなんだよwww」

この発言は流石に許せなかった。僕以外の人にも文句言ってきて、おかしいと思った。だから口走ってしまったのだろうか。

「お前らよりも頭いい大学の付属高に進学してみせるよ。」

すると、

「絶対無理なこと言ってて草。青野が俺らより頭いい学校入ったら、青野の思う様な駒になってやるよ。だけど、入れなかったら、俺らの駒になれよな。」

僕は間髪入れず、

「いいよ」

と答えた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ