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✒ グレイルシー教会 2


衛美

「 ──づるさん?

  あの…大丈夫ですか?? 」


厳蒔弓弦

「 …………あ、あぁ……立っていられるからなんとかな…。

  凄まじい光景をの当たりにして思考がまってしまった… 」


衛美

「 ……あの、そんなに凄い光景なんですか?

  私にはドラム缶より大きな式神が真っ白い物体に体当たりしてるようにしか見えないんですけど…… 」


 私は少しだけ控え目に言ってみた。


厳蒔弓弦

「 そうか、かった。

  はっきり見えない方がいい。

  辺り一面にモザイクが必要な状態になっているからな 」


衛美

「 ……モザイクですか?? 」


厳蒔弓弦

「 あぁ…。

  とても見せられないような酷くてむごたらしい光景が広がっている。

  新人の退魔師なら気絶している光景だ 」


衛美

「 …………そんなに? 」


厳蒔弓弦

げんなにをしているんだ? 」


衛美

「 地下室の隠し階段を探してます 」


厳蒔弓弦

「 そうか。

  私達も探そう 」


衛美

「 はい! 」


 放心状態から我に帰ったづるさんと一緒に、教会のかにある隠し階段を探す事にした。











 窓の外からあまおとが聞こえる。


 どうやら雨が降り出したみたい。


 隠し階段は見付かったけど、鍵が掛かっていて開かない。


 本来は鍵を探して開けるんだけど、なん十年も前から地元の人達から見放されて放置されている廃教会。


 御丁寧に鍵を探すなんて事をげんがする筈がなくて──。


 案の定、隠し階段を塞いでいる蓋を涼しい顔をしながら誰に遠慮する事もなく、ぶっ壊した。


 容赦ないわね。


 やりたい放題じゃないのよ…。


 げんは一足先に地下へ降りている。


 真っ暗な地下室に明かりが必要だものね。


 づるさんと私がじゅを探し易いように明るくしてくれているの。


 式神って真っ暗闇の中でも普通に見えるみたいだから羨ましいわ。


 げんが明るくしてくれたお蔭で、地下へつうじる階段も降り易くなったみたい。


 私が先に階段を降りて、げんが待っている地下へ向かう。


 あとからづるさんも地下へ降りてた。

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