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Only One  作者: シアン
第6話「本格始動」
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06

 ちょっと短めです。部活動も終盤に入っていきます。

 ここまでで部活動時間の半分、再び小休憩を挟んで先程と同じ片面を使用した練習に入る。先程と違うのは上級生との練習だと言うこと。動きや癖に問題が無いかを見るのと実力チェックでもある。そして様々な相手との対戦や、駆け引きを覚える為にも学年も関係無く練習するのが日常だという。そして上級生だからといった遠慮も不要、全力でやって構わないという。

「よろしくお願いします」

「は~い、よろしく~」

 軽い挨拶をした薫の相手は3年生だった。確か今井先輩だったか。身長は薫よりもちょっと小さい。でも開始時に昨年大会出場メンバーとして紹介されていたので実力は高いだろう。

「米沢さんは中学の時部活動でやってた?」

「いえ、違いますよ。陸上部でしたし」

 ラリーが始まり会話は出来ているが、実際は非常にしんどい。まだスマッシュの無い段階ではあるが、薫が大きく揺さぶっても確実に拾う上にかなり厳しいコースに飛んでくるので拾うのが精一杯という場面が多く、返せない状況も多い。先程迄の同級生とのラリーでは明らかなミスショットを除けばほぼ返せていたのに、今は良くて7割程だろうか。

「その割には結構しっかり返せてると思うけどな~。それに殆ど拾えてはいるし」

「拾えてはですけど、ね」

 正直これが経験の差、そして大会出場者の力量だろうか。男であり、体力テストでは男子で見ても平均以上となる薫の能力を持ってしても追いついて返すのが精一杯であった。

 そして技術よりもある意味薫にとって影響が大きいのは、紹介のあった部員の中では恐らく一番大きな胸。動く度に激しく弾む胸は正直目のやり場に困る。とは言えラリーを続けるのが精一杯で、気にする余裕は殆ど無かった。そしてスマッシュ解禁段階になると返せる率は更に下がり、せいぜい5割程だろうか。スマッシュは正直2割程しか拾えなかった。

「はい、じゃあメンバーチェンジするよ。今回は舞台側の上級生が1つずれようか」

 セットされていたタイマーの音が鳴り、部長の声が掛かる。移動が終わると即次のセットが始まる。先程と同様計3セットの予定だ。正直予想以上に体力を消耗しそうだ。

 次回の更新は(ストックが無いので)未定です。遅くても今月中に次はアップしたいですが……

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