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Only One  作者: シアン
第6話「本格始動」
59/63

02

 遅くなりましたがようやく連載再開です。

 6時45分、由香里さんの準備とほぼ同じタイミングで味噌汁は完成した。

「油抜きもちゃんとするとはね……しかも手際も良いし」

 油揚げの油抜きをしているのをしっかり見ていたようだ。因みに今日は時間が無いのと出汁入り味噌があったので出汁は取ってない。ストックも無かったしね。

「手際に関しては週1程度ですが、家で料理はしてますからね」

 薫は昔から料理好きで、レシピがあれば問題無く作る事が出来る。

「沙織も少しは見習って欲しいわね。ひとまず朝食にしましょうか。沙織は……取りあえず今日は7時15分過ぎても起きなかったら起こしましょうか」

「あぁ、まぁそうですね。いきなり早く起きるのは大変でしょうし」

 何せ沙織は先週末は7時半でまだ夢の中だった事だし、突然生活リズムを変えるのも余り良くない。今週使って朝食の時間までに起きられるように成れれば上出来だろうか。出来上がった料理をリビングに持っていき、沙織には悪いが先に朝食タイムだ。

 朝食は薫の作った味噌汁の他、持ってきたポテトサラダとベーコンエッグ、そして弁当用のおかずの余りとしてコロッケと卵焼き。因みに今リビングにいるのは薫と由香里さん、陽一さんの3人だけである。沙織のお姉さんは現在大学2年生で、大学近くの寮で一人暮らしをしていて長期休暇の時に戻ってくるそうだ。そして父親は本日出張の為、既に出ているそうだ。

「では、いただきます」

 薫と由香里さんはゆっくり食べていたが、陽一さんは10分もしない内に食べきり7時10分には出発した。通学には1時間近く掛かるそうで、これまで出会わなかったのも納得。直接は殆ど聞けなかったが野球部だそうで、帰りは20時過ぎる事もあるそう。朝練が無いのは助かっているとも。確かに通学に時間が掛かると大変だよね。

 野球部の強さは、ここ数年の成績は県ベスト16~8程で、実力としては中堅程。陽一さんは2年秋からなんとかベンチ入りを果たし、現在は主に代打からそのまま守備にも付くケースが多いとか。

 薫と由香里さんが朝食を終えたのが7時過ぎ、そして洗面所を借りて歯磨きを終えて、15分を過ぎても沙織は予想通り起きてこなかったので、先週同様薫が起こす羽目になった。今回は時間に余裕がある事もあり、何とか沙織が着替え始める前に部屋から脱出する事に成功した。……起こさず自力で起きるようになって欲しいなぁ。

 次回は遅くとも26日には上げたい所ですが、出来次第と言う事で。

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