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Only One  作者: シアン
第3話「新年度開始のあれこれ」
28/63

04

 薫は沙織と美咲と一緒に食堂へと向かう。音楽室やコンピューター室といった特別教室が連なる特別棟の1階部分に食堂と購買がある。食堂は1階部分の8割程を占めていて、約300人が同時に利用出来るそうだ。薫達が到着した時には結構席も埋まっていたが、まだ空席も所々見つかる。

「到着~何にしようかな?」

「メニューは……これか」

 入り口横に、日替わりで内容が変わるという定食と丼物のサンプルが置かれていて、後はカレーライスやうどん、そば、ラーメンといったラインナップ。因みに食券を買って各自種類別で受け取るセルフ方式だ。

「私はB定食にしようかな~。サーモンフライおいしそう」

「私はカルボナーラかな。……う~ん、パスタはレギュラーメニューじゃないんだね」

 沙織、美咲もメニューを見て直ぐに決めて食券を買っていく。カルボナーラはランチ扱いだった(350円)。

「それならA定食にしようかな」

 薫は折角なのでA定食の鶏肉の竜田揚げにした。それぞれ食券を持って受け取り口に並ぶ。列の割に回転が早いので1分程で受け取る事ができた。ご飯と味噌汁、メインの竜田揚げがのったトレイを食券と引き替えに受け取る。……ん?サンプルにはあった野菜が無い?その割には竜田揚げののってる皿が大きいけど……

「うん?あぁ新入生か。野菜はセルフだよ。角の所で好きなだけ取りな。ドレッシングもあるから」

「あ、そうでしたか」

 困惑した顔をしているのに気づいた食堂の職員から説明が入る。それならこの皿の大きさにも納得だ。野菜(といっても殆ど千切りキャベツだったけど)を追加してドレッシングを掛けて……あ、受け取った後の待ち合わせを決めてなかった。

「薫ちゃん、こっちだよ~」

 どうしようか迷っていると、食堂の中程から沙織の声がした。どうやら席を確保できたようだ。

次回は25日更新です。

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