表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Only One  作者: シアン
第2話「お出かけ」
21/63

09

相変わらず短いです。

 さて、実は薫は喫茶店には殆ど行った事がない。まぁ中学生までの小遣いの金額の関係もあるが、薫はコーヒーや紅茶が苦手というのが本音だったりする。薫はココアを、沙織はブレンドコーヒーを注文した。

「沙織さんはコーヒー飲めるんだ?」

「流石にブラックは無理だけど……薫ちゃんは駄目なんだ?」

「好き嫌いは少ないけど、コーヒーや紅茶は駄目なんだよねぇ……」

「あれ?でも家で紅茶飲んでたよね?」

「まぁ、せっかくいれてもらったしね」

 全く飲めない訳ではないのだけどと続ける。

「克服の為に飲んでみる?」

「止めておくよ」

 定期的に試してはいるけど駄目なんだよねぇと応えるが、そもそも今渡されたコーヒーを飲むと間接キスになってしまうではないか。

「そういえば薫ちゃん、疲れてない?まだ大丈夫?」

「え?まだ大丈夫だけど……」

「昼食の後も聴いたけど、無理してない?遠慮無く言っていいからね?」

「う~ん……」

 はっきりと言えば疲れはある。とは言えそれは肉体的な理由ではなく、女の格好しているからバレないかという精神的疲労である。流石にその事は明かせないが、ちょっと視線に関しては相談してみるか。


次回は27日更新です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ