引き取られた弟妹から、手紙が一通も届かない
孤児院から引き取られた弟妹十四人。六年間、手紙は一通も来ませんでした。
洗濯係の少女が、汚れから真実を見抜く王宮ミステリーです。
約6,600字の短編です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
孤児院「灯火の家」から引き取られていった弟妹は、六年で十四人。
手紙は、まだ一通も届いていない。
みんな、十二歳の誕生日の朝に、白い手袋の紳士に手を引かれて門を出ていった。
紳士はいつも同じ人で、近づくと、甘い香油の匂いがした。
立派なお家にもらわれるのだと、院長のマザー・エルダは言った。どこのお家かは、一度も教えてくれなかった。
だから私は、旅立つ子に一枚ずつ、肌着を縫った。
襟の内側に、その子の頭文字と、小さな星をひとつ。
私の手は、星しか上手に刺せなかったから。
「手紙、書いてね。字が下手でもいいから」
十四人とも、うなずいた。
十四人とも、書いてこなかった。
最後に門を出たのは、トビーだった。
泣き虫で、雷の夜はいつも、私の寝台にもぐりこんできた子。
旅立ちの朝、トビーは私の袖をつかんで、真っ赤な目で言った。
「ねえさん。ぼく、いちばんに書くからね。いちばん長いの書くからね」
二年たった。
いちばん長い手紙は、いちばん長く、届かないままだ。
私だけが、十二歳の誕生日の朝に、誰にも迎えに来られなかった。
理由は知らない。
十五で院を出て、今は十七。王宮の洗濯場で、他人の汚れ物を洗って暮らしている。
◇
「リネット、これ見てよ。ついに出たわよ、浮気の証拠!」
同僚のポリーが、白いシャツを振り回して駆けこんできた。
近衛騎士の制服のシャツだ。襟に、赤い跡がべったりついている。
「ロッド様のよ。婚約者のご令嬢が、泣きながらこれを突きつけたんですって。もう宮中その噂で持ちきり」
私はシャツを受け取って、襟を窓の光にかざした。
においを嗅ぐ。指先で、そっとこする。
「口紅じゃないね」
「え」
「苺のジャム。口紅なら、こすったら脂でのびる。これはべたつくし、甘いにおいがする。それに、ほら」
赤い跡の中に、ごま粒みたいな黒い点がひとつ。
「苺の種。それと、位置が低すぎる。大人が背伸びしてつけたなら、もっと上。これは下から抱きつかれた跡。ちょうど、五つくらいの子の背丈」
「……ロッド様って、たしか、年の離れた妹さんが」
「朝ごはんの途中で、お兄ちゃんに飛びついたんだと思うよ」
ポリーはぽかんと口を開けて、それから大声で笑った。
「あんた、また当てた! さすが洗濯場の名探偵!」
「探偵じゃないってば。汚れは嘘をつかない。それだけ」
奥の釜の前で、洗濯場の長のグレタさんが鼻を鳴らした。
「無駄口はいいから、手を動かしな。今夜は公爵家の夜会だ。明日の朝は、衣装が山ほど来るよ」
私は笑って、火のしを炭から上げた。
熱い鉄をハンカチに滑らせながら、ふと、昔の遊びを思い出す。
玉ねぎの汁で書いた字は、乾くと見えなくなる。
でも、火のしを当てると、茶色い字になって浮かんでくる。
灯火の家で、私が弟妹たちに教えた「秘密の手紙」の遊びだ。
大人に見られたくないことは、こうやって書くんだよ、と。
みんな夢中になって、私の枕元に、白いだけの紙を何枚も置いていった。
夜、こっそり台所の火のしで炙っては、『ねえさん だいすき』の茶色い字を数えた。
届かない手紙を待つのは、もう慣れた。
慣れたふりは、もっと上手になった。
◇
事件が起きたのは、その夜だった。
ポリーが洗濯場の寮に駆け戻ってきたのは、真夜中近く。
「大変! 夜会で、ローゼンハイム公爵家のアルベルト様が倒れたの! 毒だって!」
アルベルト様。公爵家の嫡男。十四歳。
生まれつき体が弱く、十二歳まで領地で療養していて、二年前にようやく社交界に出てきたばかりの方だ。
「乾杯のワインを飲んだとたんに、ばたって。命は助かったらしいけど……でね、犯人、もう捕まったのよ。乳母のハンナさん。前掛けのポケットから、空っぽの小瓶が出てきたって」
「乳母が?」
「アルベルト様が赤ちゃんのころから仕えてた人よ。信じられないわよね」
ポリーは、声をひそめた。
「でもね、私はワイン係のジャンが怪しいと思うの。乾杯のワインを注いだの、あの人よ。手がぶるぶる震えてて、アルベルト様が倒れたとき、グラスのワインを頭からかぶっちゃったんですって」
ポリーは指を折って、見てきたように並べた。
「公爵夫人は真っ青になって扇を落とすし、叔父様のギデオン様は乾杯の音頭で甥っ子の腕を取って高く掲げてたし。あの方、手袋の上から家紋の指輪なんかはめて、相変わらずきざよねえ。で、最後に乳母でしょ。もう、誰が誰だか」
ワイン係。扇。指輪。乳母。
汚れ物の山みたいに、話がごちゃごちゃに積み上がっていく。
私はあくびをして、明日の衣装の山のことだけを考えた。
◇
翌朝、洗濯場に、場違いな客が来た。
黒い外套に、監察官の銀の徽章。
二十代半ばくらいの、目つきの悪い青年が、大きな包みを抱えて入り口に立っていた。
「洗濯場の名探偵というのは、どれだ」
「そんな人はいません」
「なら、ジャムと口紅を見分けた洗濯係は」
「……私です」
青年は、包みを作業台にどさりと置いた。
「王宮監察官、ルシアン・ヴェールだ。昨夜の毒殺未遂を調べている」
「乳母が捕まったと聞きました」
「捕まえたのは近衛だ。俺は納得していない」
包みがほどかれる。
少年用の夜会服。白いシャツ。肌着。乳母の前掛け。それから、大人の男物のシャツが一枚。
「アルベルト様が倒れたときに着ていたもの。ハンナの前掛け。それから、ワイン係のジャンのシャツだ。医者が全部脱がせて、袋に突っこんだ。毒は青月草。聞いたことは?」
「あります」
私は、棚から灰汁の壺を下ろした。
「青月草の汁は、灰汁に浸けると紫に浮きます。昔は染め物に使われていて、一度ついたら色が抜けないから、王宮の洗濯場では持ちこみ禁止の植物です」
ルシアン様が、片眉を上げた。
「話が早い」
「洗濯係ですから」
まず、ハンナさんの前掛けから。
灰汁を張ったたらいに沈めると、ポケットの底に、小さな丸い紫が浮かんだ。小瓶の底の形だ。
「出たな」
「ポケットだけです」
私は前掛けを引き上げて、腰の下のあたりを広げてみせた。
「乳母は一日に何十回も、ここで手を拭きます。前掛けのいちばん汚れる場所。小瓶からワインに毒を注いだなら、指に汁がつかないはずがない。その手をここで拭けば、紫が出ます」
そこは、真っ白なままだった。
「ハンナさんは、毒に触っていません。誰かが、空になった小瓶をポケットに入れただけです」
ルシアン様は、しばらく黙って前掛けを見ていた。
「なら、こっちだ」
ルシアン様が、男物のシャツを灰汁に突っこんだ。
右の袖口から胸にかけて、紫の点が、ぱっと散った。
「出たぞ。注いだのはジャンだ。小瓶を乳母のポケットに押しこむくらい、給仕ならわけもない」
「違います」
「……何?」
私は袖口を引き上げて、光にかざした。
「よく見てください。全部、丸い粒です。小さな尻尾が、外から内に向いている。これは、外から飛んできて、ぶつかった跡」
「グラスのワインをかぶった、と言っていたな」
「はい。倒れたアルベルト様のグラスから、跳ねたんです」
私は、たらいの縁を指で叩いた。
「注いだ人の汚れは、流れます。指を伝って、袖口の内側に、筋になって垂れる。浴びた人の汚れは、跳ねます。粒になって、外側に散る」
袖口の内側は、真っ白だった。
「ジャンさんは、毒を浴びた人です。注いだ人じゃない」
ルシアン様は、しばらく紫の粒を睨んでいた。
それから、小さく舌打ちをした。
「……近衛は、明日にもジャンを捕まえる気だったぞ」
「汚れは嘘をつきません。嘘をつくのは、それを見た人の思いこみです」
ルシアン様が、初めて、少しだけ笑った。
「次は」
「アルベルト様の上着を」
小さな夜会服を、袖からそっと灰汁に沈める。
じわり、と。
右の二の腕のあたりに、紫が浮かび上がった。
手の形だった。
四本の指と、親指。誰かが袖の上から、腕をつかんだ跡。
「……乾杯のときか」
ルシアン様が低く言った。
「毒のついた手で、アルベルト様の腕をつかんだやつがいる」
「手袋です」
私は、紫の指の跡を、触れないようになぞった。
「素手なら、指の腹の筋まで出ます。これは布ごしの、のっぺりした跡。毒を注いだ手袋のまま、腕をつかんだんです」
そして、気づいた。
人差し指の付け根に、一か所だけ。
紫が抜けて、丸く、白く残っている。
「指輪」
声が出た。
「指輪の下は、手袋が袖に触れない。だからそこだけ白いんです。手袋の上から、人差し指に指輪をはめていた人」
親指の位置を確かめる。
指は腕の外側から回りこみ、親指は前。隣に並んで、自分の左手で、相手の右腕をつかんだ形だ。
「左手の、人差し指」
手袋の上から、指輪。
ポリーのごちゃごちゃの話の中に、それはあった。
ルシアン様の目が、すっと細くなった。
「手袋の上から、左の人差し指に家紋の指輪。宮中でそんなきざな真似をする男は、一人しかいない」
「……ギデオン様」
「アルベルト様が死ねば、公爵家を継ぐのは弟のギデオン卿だ。乾杯の直前、甥にグラスを手渡したのも、あの男だった」
ルシアン様は外套をひるがえしかけて、足を止めた。
「ギデオン卿の手袋は、昨夜のうちに暖炉で燃やされたと、従者が言っていた。用心深いことだ」
そして紫の跡を見下ろして、口の端を上げた。
「手袋は燃やせても、甥の袖までは燃やせなかったらしいな」
◇
ルシアン様が近衛を連れて出ていったあと、私は残りの衣類を片づけていた。
最後に、肌着を手に取った。
小さかった。
十四歳の少年が着るには、明らかに小さすぎる。脇の縫い目は何度もほどかれて、別の布が継ぎ足されていた。袖も、裾も。
公爵家の嫡男の肌着とは思えないほど、つぎはぎだらけだった。
まるで、体に合わなくなっても、どうしても手放したくなかったみたいに。
指が、勝手に襟を裏返していた。
頭文字が、ひとつ。
その横に、小さな星。
下手くそな、私の星だった。
T。
トビー。
二年前、十二歳の誕生日の朝に、白い手袋の紳士に手を引かれていった子。
いちばんに書くからね、と言った子。
公爵家の嫡男、アルベルト様。十四歳。
十二歳まで領地で療養していて、二年前、初めて人前に出てきた。
二年前。
たらいの水面に、私の顔が映っていた。真っ青だった。
もらわれたんじゃない。
あの子は、誰かの代わりにされたのだ。
本物のアルベルト様がどうなったのかは、わからない。
でも、トビーはもう、トビーではない。この二年間、ずっと。
手紙が来ないはずだ。
あの子たちは、もう、自分の名前で手紙を書けないのだから。
十四人。
十四人とも、きっと。
肌着を胸に抱いたまま、私はしばらく、そこから動けなかった。
◇
ギデオン卿が捕らえられたのは、その日の夕方だった。
ハンナさんは、牢から出された。
牢を出たその足で、ハンナさんは洗濯場に来た。
白髪まじりの、小柄な人だった。私の手を両手で包んで、何度も頭を下げた。
「あなたが、前掛けを見てくださったと。ありがとう。本当に、ありがとう」
帰りぎわ、ハンナさんは、ふと振り返った。
「あの、坊ちゃまの肌着……小さい、つぎはぎの。あれは、捨てないでくださいね。坊ちゃまが、あれだけは誰にも触らせないんです。新しいのを何枚お仕立てしても、夜にはこっそり、あれに着替えてしまわれて」
ハンナさんは、困ったように笑った。
「雷の夜なんて、あれを握りしめて、寝言で呼ぶんですよ。ねえさん、って。坊ちゃまにお姉様なんて、いらっしゃらないのにねえ」
私は、うなずくことしかできなかった。
声を出したら、全部こぼれてしまいそうだった。
日が暮れるころ、ルシアン様が戻ってきた。少しだけ、疲れた顔をしていた。
「ギデオン卿は、袖の跡を見せたら、あっさり認めたよ。ただ、妙なことを言っていた」
「妙なこと?」
「『あれは私の甥ではない。偽物に公爵家を継がせるくらいなら、と思った』。……毒で頭がおかしくなったのかと、近衛は笑っていたがな」
私は、何も言えなかった。
笑えなかった。
あの人だけは、知っていたのだ。
ルシアン様は、そんな私の顔を、何も言わずに見ていた。
「礼を言う。それと、頼みがある。アルベルト様が目を覚まされた。寝具が汚れたから、替えに行く者が要る」
「それは、公爵家の侍女のお仕事では」
「君に頼んでいる」
ルシアン様は、私の顔をじっと見た。
「昼に一度、証拠の上着を取りに戻った。君はあの肌着を持ったまま、ずいぶん長く固まっていたな。声をかけても気づかなかった」
……見られていた。
「理由は聞かない。ただ、行くなら今だ」
◇
公爵家の客間は、薬湯の匂いがした。
天蓋つきの大きな寝台。その真ん中に、青白い顔の少年が、背中にクッションをあてて座っていた。
背が伸びていた。
頬の丸みが消えていた。
でも、こちらを見た目は、雷の夜の目と同じだった。
「アルベルト様、寝具をお取り替えいたします」
付き添いの侍女が言う。
少年は、ほんの一瞬、返事が遅れた。
自分が呼ばれたのだと、思い出すのに必要な一瞬。
「……ああ。頼む」
私は黙って頭を下げ、シーツの端に手をかけた。
掛け布団の上に投げ出された手が見えた。
爪の先が、ぎざぎざに欠けている。
不安になると爪を噛む癖。灯火の家で、何度叱っても直らなかった癖。
公爵家の嫡男になっても、それだけは、直らなかったらしい。
侍女が薬湯を取りに背を向けた、その一瞬。
私は、自分の襟の内側に、そっと指を当てた。
星のある場所に。
少年の目が、大きく見開かれた。
唇が震えた。
ねえさん、と、声にならない形に動きかけて。
それから彼は、人差し指を、自分の唇にそっと当てた。
言わないで。
侍女が振り返る。
少年はもう、公爵家の嫡男の顔に戻っていた。
私は汚れた寝具を抱えて、部屋を出た。
廊下の角を曲がるまで、一度も振り返らなかった。
振り返ったら、きっと、あの子の名前を呼んでしまうから。
◇
翌朝。
公爵家から届いた洗濯物の籠のいちばん上に、白いハンカチが一枚、きちんと畳んで置いてあった。
汚れひとつない。
洗う必要なんて、どこにもない、真っ白なハンカチ。
鼻を近づけると、かすかに、玉ねぎのにおいがした。
手が震えた。
炭から火のしを上げる。
熱い鉄を、ゆっくり、ゆっくり滑らせる。
茶色い字が、浮かんできた。
『ねえさんへ』
右に傾いた、下手くそな字だった。
灯火の家で、私の枕元に置かれていた、あの字。
『ぼくは げんき。
ほしの はだぎ、ずっと きてた。ちいさくなっても きてた。
マルタも いきてる。きょねん、はくしゃくけの おちゃかいで みた。ちがう なまえで よばれてた。
ねえさん、さがさないで。あぶないから。
トビーより』
トビーより。
いちばんに書くからね。
あの子は、約束を守った。二年遅れで、たった数行で、それでも、いちばんに。
六年待って、初めて届いた手紙だった。
自分の名前で書けないはずの子が、書けないはずの名前で、書いてくれた手紙だった。
ハンカチに、ぽたりと染みが落ちた。
汚れは嘘をつかない。
これは、私の涙の跡だ。
さがさないで、とあの子は書いた。
ごめんね、トビー。それだけは、聞いてあげられない。
十四人。
一人残らず、見つけ出す。
そして今度こそ、自分の名前で、手紙を書かせてあげる。
◇
「ずいぶん熱心に、火のしを当てているな」
振り返ると、入り口の柱にルシアン様がもたれていた。
私はハンカチを、そっとエプロンのポケットにしまった。
「何か、ご用ですか」
「仕事の話だ。監察局は、王宮の汚れ物に詳しい人間を探している。給金はここの倍。どうだ」
王宮の汚れ物に、詳しい人間。
貴族の家の汚れ物に、触れられる人間。
あの子たちが、どこかの家で、誰かの名前を着せられて生きているのなら。
その服は、いつか必ず、洗濯に出される。
「お受けします」
「即答か。理由は聞かないと言ったが、ひとつだけ」
ルシアン様は、少しだけ声を落とした。
「あの肌着の星。下手だが、いい縫い目だった」
それ以上は言わずに、彼は背を向けて出ていった。
誰が縫ったのかは、最後まで聞かなかった。
◇
その日の午後、洗濯場に、もう一人の客が来た。
グレタさんが、慌てて腰を折る。
上等な仕立ての外套。真っ白な手袋。
そして、ふわりと。
甘い香油の匂いがした。
背中が、冷たくなった。
知っている。
十二歳の誕生日の朝、弟妹たちの手を引いて門を出ていった紳士と、同じ匂い。
「ローゼンハイム公爵家の使いの者です。今朝の洗濯物に、ハンカチが一枚、紛れこんでいなかったかね」
白い手袋の男は、穏やかに笑った。
その目が、私のエプロンのポケットの上で、止まった。
「いいえ。こちらには、何も」
私は笑って、答えた。
汚れは、嘘をつかない。
でも、洗濯係は、嘘をつく。
十四人を、取り戻すまでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
汚れは嘘をつかない。
でも、洗濯係は、嘘をつく。
そんな女の子の、最初の事件でした。
連載版、はじまりました。
監察局の洗濯係になったリネットが、洗濯の知識で事件を解きながら、違う名前で生きる十四人の弟妹を探していきます。
いつか全員が、自分の名前で手紙を書けるように。
毎日20時に更新しています。
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