【プロットタイプ】バーに行けない人
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
バーにはきっと行けないんだろうなぁ。
いや、行こうと思えば行けるのかも知れないけれど、酒が苦手なんで。
※お前何しに来た? じゃない?
バーと言う場所には様々なものを抱えた人が訪れるらしい。けれども同じくらい何かを抱えた人が純喫茶を頼る事があるものである。抱え切れない何かに、其処で折り合いをつけるものである。
――もし私が疲れた顔をしていたら、こうしてくれたらゾッコンで好きになるね。半休と1200円を渡して『好きな純喫茶行ってこい』。
ある日の昼下がり、とある日の純喫茶。窓のない、薄暗い空間に、ただぼんやりと灯る橙の光の中で、一組の男女がテーブル席を陣取っていた。二人は特に何かを話す訳ではなく、ただ寡黙に、ただ静謐に、この時間を甘受する。
女はもの憂いげにこめかみを押さえ、ただ憂う様に珈琲に手を伸ばす。そうしてちびちびと啜りながら、またこめかみに指を当てる。
女が苦悩しているのは明白だった。抱え切れないものを抱えているのは明白であった。やや賑わっている店内の中で、其れはある意味異質に思える光景であった。
女はただ長く息を吐いて、ただぽつりとこう言った。
「こうしている時だけ、生を実感出来る。死ぬ最後のその時は、此処で過ごしたい」
ある意味で、純喫茶冥利に尽きるその言葉を投げ掛けると、ただまたぐったりとこめかみに手を当てた。
人生に置いて、抱え切れない何かを抱える事がある。其れは明確に言葉に出来る事もあれば、出来ない事もある。ただなにかに苦労して、其れをただ一人で向かい合わなくてはならないことがある。
其れが今であり、そうして向き合う為に、こうして純喫茶に訪れる。
「バーって言ったら、まぁ、ホテルに付属のものしか行ったことないんだけど、バーに行けない人は、果たして何処に向かうんだろうね?」
バーというのは、ある意味でその人生の苦悩に向き合う場所であるらしい。静謐な空間で、ただ酒を味わいながら、己の孤独と向き合う為にあるらしい。では、その場所に行けない者は、馴染めない者は、果たして何処へ向かうのだろう。誰が救うと言うのだろう。
「其れがお前にとっては此処だった。と言うだけだろ」
温くなっても劣化しない。ただ柔らかな苦味がそこにあるだけ。ただそれだけが、私を救う。
カクテルの種類ってまぁ多いじゃないですか?
なんか、調合しかり、振り方しかり、振る回数しかりで同じカクテルでも味が違うそうです。
※ドンピシャで当ててくるマスター凄いね。
ただ酒が苦手なんで、行ったことはあんまり。
酒苦手なのに来たら、『何しに此処に……?』じゃない?
流石に。
まぁ人に合わせて調合を変えるのが、バーテンダーの仕事。
自分の店の個性を出す為に調合を変えるのが、喫茶店のマスターの仕事。
そうなると、ブレンド(その店が美味しいと思う調合をしたのがブレンド。豆それぞれ個性が出るから、調合して、尖りがないようにさせるらしい)が店が思う『傑作』なのかと思ったり。
人に対してではなく、店に対しての傑作。
同じ豆でも、焙煎とか引き方で味が変わるところ考えると、根底はやっぱ同じじゃないかね?
ただお客にあったものをカスタマイズするかしないかの違いで。店が傑作と思うものをブレンドして出しているのが喫茶店で。
私はその店の技量や拘りを買いたいと思っているし、それで良いと思ってる。
バーも行ってみたいけどね。
純喫茶の個人的な拘り? と言うか、この方が好き。ってのは、地下にある純喫茶。
天然光が一切入らないところ。
閉ざされた空間であるところ。
悩んでいる人間には、自然光は眩しすぎる。
人工的な、炎の様な光が救う事もある。




