ノート
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僕は部屋に入って辺りを見回してみると1つのものに目が止まった。机の上に開いたまま置いてあるノートだ。霧花はいつも部屋をすごく綺麗にしているので、当然机の上も整頓されている。
そんな彼女の机の上にノートが置いてあるのはものすごく不自然なのだ。なので僕はそのノートを読んでみようと近づいていくと、手を伸ばすよりも先に霧花の手によって回収されてしまった。
「霧花?そのノートってなんのやつ?」
「教えない!」
なんか逆ギレされた。ま、いいか。ノート、読まれたくない、逆ギレ。男子中学生に多いアレかな?
いやそれどころでは無い。霧花は同じ部屋で生活しようと言っている。これではまるで付き合いたてのカップルではないか。これは・・・
「霧花ってさ?僕のこと好きなの?」
淡い期待を込めながら聞いてみた。自分の頬が熱くなるのを感じる。
「す、好きだよ。好きでもなかったら、数年ぶりの幼なじみを迎えに行かないし・・・」
霧花は恥ずかしそうに答えてくれた。
え、?僕はどうかって?もちろんキリカのことが好きだよ。だから僕は霧花に不意打ちのキスをして逃げた。
霧花side
焦った。このノートを見られたかと思った。でも作戦は成功。私は告白して断られる可能性を考えて告白できない。だから、同棲してあっちから告白させるはずだったのに。 まぁ結果いいようになってよかった。
そんなことを考えながらノートに2本線を引く。その線の下には
告白させる
同棲に持ち込む
そう書かれていた。
そして、彼女はノートを閉じ、引き出しの二重底の下に隠した。そのノートには。
『りゅーくんヤンデレ化計画・観察日記』
そう書かれていた。




