抱き枕
遅くなりました。
誤字脱字報告よろです
僕はパーティーから抜け出し家に帰った。いや、帰ろうとした。したんだけど…
「これは……家がもぬけの殻なんだけど?泥棒…ではなさそうかな。だってタンスもベッドも無いし。」
何でなんだろうか?これじゃあ明日学校にも行けそうにないな。でも怖くて夜も寝れない。てか、僕の部屋の荷物だけなんて・・・
「龍一、何してるんだ?俺たちはもう帰るぞ?あと何か葉介さんが呼んでたぞ。」
「そうなの?なんだろ。ま、気をつけて帰れよ?」
信也と楓さんは笑って手を振りながら帰っていった。
でも本当に葉介さんが用事ってなんだろ。とりあえず僕は霧花の家へもう一度向かうことにした。
~5分後~
「りゅーくんおかえり♡」
なんだ?訳が分からない。家に帰れば僕の部屋の家具がない霧花の家に来ればなんか新婚夫婦のようにおかえりと言われてしまった。
「葉介さん、話って?」
「あ、あれ?スルー?」
あんなに可愛いエプロンを着た霧花をスルーするのは正直心苦しいが仕方がないだろう。今は家のことを相談するべきだろう。
「葉介さん、なんか家の家具が「それはしんぱいしなくていい」…えっ?」
いや、なんで?僕の家の家具…
「私たちの家にあるから」
あら答えてくれるのは霧花さんでしたか。HAHAHA…いやなんで
「今日から霧花と同じ部屋で過ごしてね」
「いや、あの、年頃の男女が同じ部屋って言うのは流石にヤバいというか...。」
「嫌なの?」
「あ、い、嫌じゃないです。」
僕は流石に好きな人との同棲を拒否出来る程理性は持っていない。
「じゃあ部屋に行こっか。」
「う、うん」
僕は霧花に手を引かれながらソファーから立ち上がる。てか僕のベッドはなかなか大きい。霧花の部屋には入らないような気がする。
霧花の部屋にはいるとそこはさっきとは全く違う、表現するなら夫婦の寝室といった所だろうか。
「ねぇ霧花、ベッド少なくない?」
「キングサイズじゃ狭いかな?」
「あれ?僕のベッドは?」
「捨てたよ。だから同じベッドだよ?」
「ベッド捨てたの?ま、まぁいいや。で、でも抱き枕は?」
そう、僕は抱き枕がないと寝れない体質なのだ。
「あの可愛いモフモフのうささんのヌイグルミ?」
「流石に捨ててないよね?」
そう尋ねた瞬間霧花は目を逸らした。でもまぁ中学生になってからだししょうがないな。ん?しょうがないか?
「まぁ代わりに抱きついて寝ていいから…ね?あれ?顔赤いよ?」
僕はつい想像して恥ずかしくなってしまった。
リビングside
「これで龍一くんはもう息子みたいなものね。」
「いや、まだこれからだぞ。でもまぁそうなる未来も遠くはないな。」
「霧姉だけ狡い!」
「そうだそうだ。」




