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親友再開

遅くなってすみません

霧花達から逃げるようにして離れた僕は事前に配布されていたプリントに従って教室を探し入っていく。この学校は珍しいことに事前にクラスが書かれたプリントが配布されるらしい。


ちなみに僕の教室は1年2組だった。あの二人にも聞いておけばよかったなと考えつつも僕は教室のドアを開けた。


<男子>

「あんなやつ中学いたっけ?」


「いや記憶にないな。」


「この高校は内部進学多いからな。転校生みたいになるよな…。」


<女子>


「グフッ…僕っ子のショタだ、と?」


「やば、かわいいね。」


「男前なムキムキな中村くんと・・・」


「「「いい組み合わせだね〜。」」」



男子からはなんか哀れみの視線を感じる。女子からは…ほぉ中村とか言うやつはムキムキなのか。いや待てよ?中村?もしかして中学校違うとこ行ってもずっと連絡し合ってた僕の唯一のマイフレンドか?


いきなり僕の方に衝撃が走る。


「おい龍一、やっぱり帰ってきてたのかよ。」

そう言って僕の方を叩いてきたのはやっぱりムキムキな男 中村 信也 だった。


身長180越え


イケメン・イケボ


運動はまぁ見た目道理凄い。勉強は・・・うんまぁ頑張れ。


何よりモテる、そうモテるのだ。大事だから二回言った。確か今の彼女は楓さんとかいう人らしい。…楓?なんか聞いたことがあるような…気のせいかな?


でも良い奴なことに変わりはない。そう信ちゃんと時々遊んでいたから向こうの学校でも何とか生きていけた、そんな気がするぐらい本当に大事な親友だ。



「信ちゃん久しぶり。また大きくなったね。」

そう言って僕は信也こと信ちゃんに抱きついた。


その時教室が湧いた。理由は


「おい野郎ども今年はあの霧花姫たちと同じクラスだぞ。」


「そういえば龍一はもう霧花ちゃんと会ったか?」


「会ったよ?相変わらず人気なんだね?」


「そうだな、俺の彼女の楓と並んでな?」

あぁ楓ってあの子か。くっこのイケメンが。



「何龍一は男に抱きついてんの?」


気が付くと僕は霧花に後ろから抱き寄せられていた。


「おい霧花さんが...。」


「くっ誰だあの男・・・男の娘は」


おい誰だ今わざわざ僕のことを男の娘って言い直したのは。と心の中で思いつつ霧花の腕から逃げ出そうと体を捩る。


「だーめ私はまだ龍一成分が足りてないんだから。」


そんな一言と同時に教室の空気が変わった。


男子は呪わんとばかりにこちらを睨みつけ、女子からは黄色い歓声が聞こえる。てか霧花朝と雰囲気違いすぎんか?


霧花の拘束は皆が廊下に並び始めるまで続いた。


次回は霧花視点です。

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