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怖くないよ?
短くてすまん
ただいま2時、遊園地に来てそこそこ時間が経っていた…………。
「ね、ねぇ霧花?次どこ行く?あらかた乗ったよ?」
「どーしたの」
「いや、別になんでもないけど…そうそうあのジェットコースターもう1回乗ろ?」
「なんで?りゅーくんジェットコースター嫌いじゃなかった?そういえばさ、まだお化け屋敷まだ入ってないよね?」
僕らは休憩していた椅子から立ち上がり歩き始めた。
「お化け屋敷とか行かなくても良くない?」
ここのお化け屋敷はやばい。てかお化け苦手なのがバレたくない。
「本当は怖いんじゃないの?ねぇねぇなんで目をそらすの?」
霧花はニヤニヤしながら聞いてくる。よそ見をしていたので人にぶつかりそうになりながら列に並んだ。
「いや、別に怖くないよ?」
「そういえばりゅーくん泊まりに来た時はトイレ行く時いつも起こしてきたよね? あと小学校の行事の肝試しとか抱きついてきたような…という訳で入ろうか」
いつの間に…しかも列かなり進んでもう抜け出せないんだけど。
それから僕らは真っ黒なカーテンを捲り、暗闇の中へ進んだ。
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