2話【授業の後の変態は皆、昼休みに盛んとなりける】
のんびり投稿していきます。
続けるかは未定。
「では、この英文を、佐々谷さんが読み、意味を沙羅山、いえ貴方、言ってください。」
日直は岡村 呼萌。
痛い名前で変態。
ちなみにこの子はピンクのおかっぱで、小ちゃくて、ちょいとおばさん気味たケバい顔の女の子。
生徒をエロい目で見ていて、中でも、沙羅山{沙羅山 恵}の事は貴方と、呼ぶほど、エロい色眼鏡で見ている。
「はい。」
「了解致しました。」
「……」
二人は即答する。
ちなみに私は無表情かつ無言だ。
「では佐々谷さん、英語読んで下さい」
その日直の声の後に佐々谷は英文を朗読し始めた。
「"I know you are cheating on me! You keep sending obscene messages to that girl!"」
「はぁん!、はいエロい、よろしい。では意味を貴方、言ってくれるかしら」
朗読が終わり、静謐な教室に日直の喘ぎ声が響く。そして、沙羅山を指名する。
どこがエロいのか私には分からない……
そう私が思っていると、沙羅山は朗読し始めた。
「浮気してるって分かっているのよ!あの女といやらしい会話ばっかりして!」
淡々と読み進められる沙羅山にはある意味凄みを感じる。
すると、日直は言い始めた。
「誰と浮気したの?」
「え?」
日直の問い掛けに困惑した声を出す沙羅山。
「……」
その頃私はこの状況下でも無言と無表情になっていた。
いや、寧ろこの状況故に、と言ったほうが正しかろうか。
「い、いや、浮気してな」
「日っ……」
沙羅山が「浮気していない」と言いかけていると、日直はその答えに割り込んだ。
「え?」
沙羅山は苦笑いを浮かべ困惑している。
「日……直っ」
「え?だから浮気は」
「日直……」
「え?」
このやり取りに、誰もツッコマないでいる。
ちなみに私は「……」と無表情と無言をいっそとばかりに貫きに行ってるかのような反応をしている。
「日直……浮気者……」
日直が呟くように言う
「え、え?」
頰に一滴の汗を垂らし困惑の表情を浮かべる沙羅山
「日直……浮気相手は……日っ、言って、日っ……」
そしてまた呟くように言う日直
「えぇ?」
困惑する沙羅山
「……」
カメラワークが私に回るが私は無言かつ無表情だ。
「はい、日っ、」
日直は呟くように言う
「日っ……」
沙羅山は言葉を発す。
「……」
カメラワークが再び私に回るが私は無言かつ無表情。
「直」
日直は呟くように言う
「ちょ、直……」
沙羅山は困惑の表情を浮かべながら言葉を発す。
「はい、浮気相手は……」
日直は呟くように言う
「……」
カメラワークが私に回るが無言かつ無表情。
「日……直……」
困惑の表情を浮かべ苦笑いながら言葉を発する沙羅山。
「違う違う、最初から、浮気相手はの所から言って」
日直は呟くように言う
「はい。」
沙羅山は困惑しながら返事した。
「……」
カメラワーク私無言無表情。
「浮気相手は……日直……」
沙羅山は遂に言った。
「おーう最高!アソコ痺れて来たわ!」
日直は歓喜の声を上げる。
その声は、まるで発情期の赤ちゃんが上げる……産声の様だった。
「……」
カメラワーク私無言無表情。
授業中に何をやってるんだコイツら……
ちなみに沙羅山こと沙羅山恵は端麗な容姿に清潔さすら感じる控えめな変態性、髪型は尻尾が長可愛いポニーテール。
しかし、そんな沙羅山の変態にやる気を削がせる様な清楚な雰囲気が仇となり、逆に日直を性を、欲情を駆り立ててしまったのである。
「よし、次の英文行きますか、じゃあ次は」
キンコーンカーコーン
日直が指名しようとするところでチャイムが鳴る。
「チッチャイムマジ許すまじ!」
そして何か気にくわない表情を浮かべ、授業を終わらせる日直。
「これで英気の養い、あ、ふふ、英語の授業を終わりません、あ、ふふ、終わります、姿勢!礼!おカンチョー、あ、ふふっ、終わりましょう。」
聴こえるのは日直の声と、礼で服が擦れる音だけだった。
それから2、3、4と授業が終わり、遂に昼休みに。
「いぇええええい!レッツカンチョー!」
「ふぉおおおおお!wish the 青カン!」
「きゃあぁあああ!are you s○x ok?」
「……」
この学校はキチガイに溢れているのか?
そして最後の人めっちゃ発音良い……
「ねぇねぇ、君のお○ん、いや、お弁当のメニューはどんなの?」
早風は聞いてくる。
「ご飯梅干し卵焼き」
私は棒読みに答える。
「にしても、昼休みになると凄い発狂ぶりになるな、まるで発情期が来た赤ちゃんみたいに。」
佐々倉が言う。
「それじゃあまるで昼休みが発情期みたいな言い方じゃないですか」
早風が言う。
「……」
私は無言かつ無表情で反応した。
「そういえば私、新しい電マ買ったんですよ」
早風は言う
「へぇ、良いなー、で、名前はもう付けてあるのか?」
佐々倉は問う。
「……」
私無言無表情。
「おまんデカすぎやねん!」
早風は言う。
「……」
私無言無表情。
「ん?それが名前?」
佐々倉は問う。
「そうです!だから今日からこの子を見かけた時は、よう、おまんデカすぎやねん!今日もエロい毛絡まってるぞ!などと声を掛けてやってください!」
そう言い早風は電マを出し、電源を入れた。
ウィイイン
「え、エロいっ!やめろっ!」
佐々倉の顔の前に電マが現れ、佐々倉は手を前に出しながらあたふたした仕草で拒絶する。
「……」
私無言無表情。
「あ、すみません。」
謝る電マをしまう早風。
「……」
「だ、大丈夫、なんなら少し興奮したから」
佐々倉は言う。
「本当ですか?」
そう言い再び電マを出そうとする早風
「だっだすなっ!」
佐々倉はあたふたした表情に仕草を混じえて言う
「……」
「弁当食べましょ」
早風が言う。
そうだ、まだ2人は弁当食べてなかったんだ……
弁当を食べてて完食しかけの私は、早風のその一言に、そう思った。
昼休みがもうすぐ……
電マ!陰毛!膣痙攣!
絶頂!潮吹き!電気アンマ!