プロローグ【変態相手に無言で返す女の子】
遅い投稿します。
そもそも続けるか分からない。
1章【プロローグ】
[溢れる変態達にも私はツッコマない。]
「おは!羊羹に切れ目入れて指で切れ目の入った蒟蒻と同じ感じか確かめてみたい!」
今朝早々から長ったらしい挨拶をしてくる、黒髪ロングの美少女、早風 早乙女尚女子中学生。
「はいはいおはよう」
私はそのいつもの挨拶をいつものように軽く流し、学校の校門に入る。
「学校の校門からお邪魔しまーす!」
「……」
そしていつもながらに早乙女の言葉に細い目で私は返す。
「そういえば今日宿題の提出があったね」
「嘘!?」
「まさか宿題してきてないの?」
「え、エロいことしか……」
「は?」
私が宿題の話を切り出し、この反応、きっといつも通り宿題やって来てなかったか
そして私は教室へ向かう。
そして、席に座る。
「ひっ!?」
お尻に変な感触、これは手。
「……」
私は無言で席から腰を浮かせると、拳を、下にあった手に、くらわせた。
ゴッ!
「痛っ!?だがこれも快感!」
「……」
私は振り下ろした拳を上げる事はせず、ただ無言で手をグリグリしている。
「ふぅーん!いだぎもぢぃー!」
きっと逆効果なんだろう、そんな事は分かっている。
「……」
「ぎもぢぃー!」
「……」
「んー!ぎもぢぃー!」
「……」
「ぎもぢぃー!」
私は拳を離して、下にあった手を持ち上げ、どけてから再び椅子に座る。
ちなみにこの子の名前は佐々谷 蒼利だ。
黒髪ロングの美少女で、クラス内トップ10に入る変態の一人だ。
「手を繋いで、私をこれから何処へ連れて行ってくれるのか……」
強引に、どける為に持ち上げた手を見ながら佐々谷は言う。
そんな佐々谷に私はいつもの様に罵声を浴びせる。
「ウザい……死ね変態、これだから貴方達変態は……」
「はぁん!」
「……」
逆効果だった様だ。これもいつもの事だが。
私は目を細めながら手を離す。
「このヒリヒリも快感よ……」
佐々谷はそう言い再び手を腰に近付ける。
「いやキモい近付かないで」
私は細目で棒読みで拒絶する。
「うっふぅっ!」
このキモいのどうやったらどいてくれるの?
私がそう思っていた矢先
「おはようごばいますーぷの味はやっぱり愛○が良いかな!」
別の変態が現れた。
「……」
遂に私は無表情になる。
「何そのし終わった後の様な表情は?」
「……」
佐々谷の問い掛けに私は無表情と無言で反応する。
「まさかっ!?お尻の下に手を置いた衝撃でっ!?潮をっ!?」
「……」
無言……無表情……
するとチャイムが鳴り授業が始まる。
「……」
その瞬間も私は無表情かつ無言だった。
「姿勢!これから英語の自慰を、あ、ふふっ、授業を始めます!礼!始めまカンチョー、あ、ふふっ、始めましょう!」
静謐な教室で、ただただ日直と、日直の笑い声と、礼の服が擦れる音だけが、立っていた。
「……」
私は無表情かつ無言で教科書を開く。
「今日は42ページの、ベッドの所から」
私は無表情かつ無言で、そのページを開いた。
ここで、気付いただろうか。
この教室には、私を除く変態しかいない事に。
ちなみに私の名前は佐々倉 茉理。
黒髪ショートの普通な少女。
※ちなみに百合ではありません。
敏感!青カン!エクスタシィ!