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異世界に夢を見て  作者: メア
6/34

2歳

平成最後!


まだ本格的なストーリー展開が出来る年じゃないので5歳ぐらいまでは、1歳=1話になると思います!

あれから1年間は毎日のように書斎に籠るようになった。


流石にお母さんもおかしいと思われただろうけど、ロイさんのおかげかばれずに済んでいた。


そのおかげか、この世界について色々と知ることが出来た。


だが、そのせいで...




魔法がこの世界にないことが分かってしまった




いや、魔法はあったよ?ただ、人が詠唱とか無詠唱とかで使うことはなかったんだよ?


魔石っていう鉱山から採れる石に、専門の人が特殊な文字を刻印することで、明かりや火をおこしたり、水を出したりなどできるらしい。


しかし、昔は魔法を使える人が1000年前には存在したみたいだ。

どうやら、その時の王様が魔法を使えず、魔法が使える人を恐怖で皆殺しにしたそうだ。

しかし、魔法が使える人をすべて殺してしまったせいで、いかに魔法が偉大だったかを、自分たちが出来ないことを肩代わりしていてくれたかを身をもって知った国民によって殺されたらしい。


なので現代では魔法使いはいないが魔道具を使う魔導士がいることにはいるらしい。

しかし、魔道具は使用するたびに魔石が小さくなっていく性質から、貴重であり、ほとんどいないとのことだ。


これじゃあ魔法で永遠の命ってのは無理像だなぁ...と考えつつも、魔石でどうにかなるのでは?とも考えた。

文献によると魔法を使える人達は当然殺されるときに反逆したらしい。

でも、それをよりも強力な武器や切断された体を一瞬で元に戻す魔石があったらしい。


これからの予定としては魔石について調べていく方向に決まった。




と本を読み終わり「ふぅ...」って一息ついた時だった。


「お待ちください。旦那様!」


「ヴァル!帰ったぞ!」


ゲッ...振り返ると荷物も置かず来たのか誰かいた。


「おぉ...!ヴァル大きくなったなぁ!」


抱きかかえ、高い高いをした。


誰だよ!こいつ!旦那様?...お父さん!?


「誰?」


高い高いしている手が止まり、顔が真っ青になったのが分かった。


ロイさんが慌てて言う。


「ヴァル様...こちらはあなたのお父様。グレン様でございます。旦那様は今まで依頼を受け、ヴァル様が生まれてから1か月後から家を留守にしておりました。旦那様、分からないのも無理があります。」


そういうとグレンは、そっかそっかみたいな雰囲気を出し、


「ヴァルよ!俺がパパだ!グレンお父さんと呼ぶがいい!」


声デカ...しかも身長も多分大きい。ロイさんも大きい方だと思ってたけどそれよりも頭一つ大きいとか...

てか、お母さんに「パパは何処に居るの?」って聞いた時、「パパはね、遠い所に行ってしまったの...」とか言ってたから、もういないのかと思ってたよ。


「ん?返事がないな?どうした!男の子は元気が一番だぞ!」


「旦那様...ヴァル様もいきなりで驚いているのではないでしょうか?」


「ん?そうか?」


「えぇー!?!?!?お父さん!?居たんだ!!!」


その時のグレンとロイの顔は忘れないと思う。二人して絶望したような顔になっていたから。







「ごめんって~パパ~」


「大丈夫だ!大丈夫だ!ヴァル...お父さん...全然落ち込んでないから...」


「だから言ったのに...仕事ばっかりだと!子供に忘れられますよって。」


「大丈夫だよパパ!ヴァルが忘れててもパパのことは私が覚えているもん!」


グレンが絶望してからというもの、立ち直るまでお母さんには当然だ!みたいな感じで怒られ、俺とフィーナお姉ちゃんで慰めていた。

この事態起こしたの80%ぐらい俺のせいなんだけどさ。


「そ、そういえばお父さん!仕事に行ってたって!どんなお仕事してたの?」


グレンはピクッてなり、

「よくぞ聞いてくれた!実はな東の地にて新たな鉱脈が見つかったらしくそこに行ってきたのだ!」


といってその成果を見せてくれる。


ずいぶんと大きい魔石?もあり、小さい魔石?でもグレンの握りこぶしぐらいはあった。


「今回はあたりだったようね?」


「おう!他にも持って帰れることは持って帰れたのだが、国のものがもうすぐ到着するっていうから引き上げてきた。」


引き上げた?盗んだ?

「盗んだってこと?」


「いや?ヴァルいいか?確かに俺らは国に守られている。しかしな?今回行った場所は国の外なんだ。だが、国が気づくまでは誰のものでもない。何なら今回の鉱脈を見つけたのはパパの友達だ。そいつから依頼を受けて一緒に行って、その報酬でもらったものだ。」


なるほど、一応大丈夫ってことか?国の外ってことは他にも国が?


「まぁヴァルにこんなこと言っても分からんか。」


グレンは笑いながら頭をなでてくれる。




それにしても、多分この石は上質なものだ。

上手く一個だけもらえないだろうか...











そんな風に考えている俺の顔をロイは何も言わずじっと見ていた。

読んでくださりありがとうございます。




恐らく誤字、脱字、言葉足らずな部分などなどあると思います。




見つけ次第教えてもらえると助かります。

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