30話
あまり話が進まなかった件。
改9月21日
イギーの街に着いたので、まず宿をとるべく街中を歩く。
人の流れに沿って歩いていると大通りに出た。
大通りには衣料品店やレストラン、日用品を売る店などが立ち並んでいた。
せっかくなのでゆっくりと見て回る。
うん?なんかドラゴンフルーツみたいな果物があるな。
他には・・・スターフルーツ、柘榴、パパイヤ、バナナなどに似た果物も。
なんかおいしそうだ。
―リカ、あの店で尋ねてみよう。
「分かった。」
私達は珍しい果物を売る店に立ち寄る。
「すいません。少し見ていっても?」
「構わないよ。お客さん達は旅人かい?」
店主は少し小太りの30過ぎに見える男性だった。
「そうだ。珍しい果物が見えてな。立ち寄ってみたんだ。」
「そうかいそうかい!これなんかおすすめだよ。マンゴスチンという果物なんだが、とても甘く、少し酸っぱくとても美味なんだ。」
「じゃあ、それをいくつか貰おうか。」
「毎度!」
「ねぇ・・・これはなんなの?」
「お?それか?それは月の実という珍しい果物さ。満月の夜になると実をつける果物でな?凄まじく甘い。」
「へぇ・・・そうなんだ。ねぇ、りか。」
「分かってるよ。それもくれ。」
「高いが・・・いいか?」
「ああ・・・ついでなんだが、どこかにいい宿を知らないか?」
「宿か・・・まあ、いい買い物をしてくれたから構わないか。この大通りを真っ直ぐ行くとギルドがあるんだが、そのギルドを右に曲がって―――」
結構高い買い物をしたおかげか、店主は宿の場所を快く紹介してくれた。
紹介された宿は、宿の主人の頼みを聞いてくれたらいくらか宿代を割引してくれるのだそうだ。
買い物を終えたら早速教えられた宿に向かう。
宿は少し中心から離れた場所にあった。
二階建ての少し大きな宿だ。
早速中に入る。
「いらっしゃい!お客さんかい?」
髪を後ろにゆったりとまとめたふくよかな女性が聞いてきた。
「宿をとりたいんだが。部屋は空いているか?」
「ああ空いてるよ。」
「二部屋頼む。」
「何日滞在するんだい?」
「四日だ。」
「分かったよ。部屋は二階の奥の二部屋だ。お代は、まあ私の頼みを聞いてくれたら割引するよ。どうだい?」
女将が笑顔を浮かべながら告げる。
「たのみっていうのはなんなの?」
「ある薬草を採取してきて欲しいのさ。」
「ある薬草?」
「まあ、なんの薬草かは頼みを聞いてくれたら教えるよ。」
―どうしようか。節約したいから私はやろうと思うけど。
私は念話で皆に尋ねる。
―私と母様ならすぐに見つけれると思うのでやってみていいと思います。
―私も受けたほうがいいと思います。
リカとリントが賛成の意思を示す。
―じゃあ受けようか。リカ、よろしく。
「受けよう。詳細を教えてくれ。」
「受けてくれるのかい?なら早速・・・と言いたいところだが、それについては夕食時に話すよ。他にも受けるといった人がいるからね。さて、少し待ってな。」
女将が店の奥に行き、すぐに戻る。
「ほら、これが部屋の鍵だよ。」
そう言いながらリカに鍵を渡す。
「夕食は後2時間ほど後だよ。」
「分かった。感謝する。」
私達は礼を言い、部屋に行く。
部屋はそれなりに広い。
―とりあえず夕食で呼ばれるまではだらだら過ごすよ。リントは隣の部屋ね。
―分かりました。
さて、果物食べよ。
荷物を置いて夕食まで適当に過ごす。
夕食時になり女将に呼ばれたので寝ている萩を抱きかかえながら食堂に向かう。
食堂には緑の髪の女性がテーブルに座って食事をしていた。
「えみりあ?」
「うん?ああ、リーユちゃん。久しぶりだね。」
イーアスの街で会ったエルフの女性、エミリアがいた。
「お二人は見かけない顔だね?」
「りかとりんとだよ。」
「だから、りかじゃないと・・・。よろしく頼む。」
リカが諦め半分、呆れ半分の表情で訂正してくるが知ったことではない。
「私はリントです。よろしくお願いします。」
リントは一礼しつつ自己紹介をした。
「・・・ふ~ん。まあ、よろしくね。」
エミリアは何かに気づいたようだが、素知らぬ顔をしている。
「なに突っ立てるんだい?ささっとテーブルにつきな。夕食を配るよ。」
女将が料理を手に持ち、私達に言う。
とりあえず女将の言うとおり席に着く。
席に着くと同時に料理が配膳される。
夕食は具沢山のシチューと焼いたあつあつのパン、魚のフライだ。
女将が自身の分をテーブルに置く
「冷める前にお食べ。食べながら説明するからね。」
そう言いながら女将はパンをちぎり食べる。
私達はそれを見て食べ始める。
―?・・・りか。おなかすいた。
―分かったよ。・・・ほら、口開けて?
―うん。
萩はいいにおいつられたのか目を覚ます。
なので私は冷ましてあげながら食べさせてやる。
尻尾と耳をぴくぴく動かして満足そうだ。
半分ほど食べたところで女将が口を開く。
「さて、依頼の件だったね。お前さんたちに採ってきて欲しいのは千寿草という薬草さ。」
「せんじゅそう?」
「千寿草というのは、マナが濃い場所でしか生えない薬草だね。傷薬や胃薬、目薬等どんな薬の素材として活用出来るらしいよ」
エミリアが説明してくれる。
「よく知ってるね。」
女将が関心したように頷く。
「まあ、エルフの子が説明したように千寿草はめったにない。だが、私は生えている場所をしっている。しかしそこは危険な場所でねぇ。」
女将は私たちを見る。
「危険を承知で千寿草を採りに行ってほしい。どうだい?」
―受けるよ。危険だとしても変わらないし。
「・・・教えてくれ。」
「私も教えて欲しいな。」
リカとエミリが同時に言う。
女将がうれしそうに頷く
「そうかいそうかい!なら教えようかね。イギーの街の南東に峡谷があるんだが、その峡谷の底に洞窟があるんだ。その洞窟の奥の光が差し込んでくる場所に千寿草が生えてるんだよ。」
「へえ。どうしてそんな場所に向かったんだ?」
「少し用事があったんだよ。・・・気をつけるんだよ。洞窟はゴブリンが巣を作ってる。そのゴブリンをどうにかしながら千寿草を採ってきておくれ。洞窟にいるゴブリンは殲滅するとギルドで報酬が貰えるから殲滅できるならやってしまっても構わないよ。」
「えみりあはわたしたちといっしょにいく?」
「いいのかい?」
「いいよ。ひとがおおいほうがらくだしね。」
「ありがとう。」
「話はついたのかい?じゃあ、明日から頑張っておくれ。」
そう言って女将は私達の食べ終えた皿を持っていく。
「じゃあ、そうちょうにしゅっぱつでいい?」
「大丈夫だよ。私は明日に備えて眠るよ。じゃあね。」
「うん。またあした。」
私達は会話もそこそこに部屋に戻り、明日に備えることにした。
翌日早朝に出かけ昼には何事もなく洞窟に辿り着いた。
私は魔力探知で、中の様子を探る。
入り口には12体のゴブリンがいる様だ。
シャリーの術で姿を隠していくか、倒すかのどちらかだな。
・・・シャリーの術で姿を隠すと魔力探知が使えないから、ここは倒すべきだな。
仲間を呼ばれる前に倒す。
―12体のゴブリンが入り口にいるから倒そう。仲間を呼ばれないように注意してね。
「分かった。」
「仲間を呼ぶか・・・じゃあ、私から行くよ。」
エミリアが杖を片手に洞窟の中に入っていくので、私達も魔術を構築しながら入る。
何かやるつもりだけど・・・なんだろうか?
結構自信が有るようだけど・・・。
ゴブリンたちが目視できる範囲まで来たら、エミリアが杖で壁を叩く。
カンカンという音が響きゴブリンが私達に気づく。
その音が魔術の媒体なのか?エミリアが魔術を発動する。
「【沈黙】」
エミリアが魔術を発動した瞬間、洞窟から音がなくなった。
続いてエミリアが杖で地面を突き、魔術を発動する。
風の刃が複数現れゴブリン達を襲う。
私も魔術を構築したクルミを投げ、魔術を発動する。
(【乱杭】)
ゴブリンにぶつけるとクルミが木の杭と成り、ゴブリン達を串刺しにしていく。
私とエミリアの魔術でゴブリン達は一気に7体の仲間を倒されたためか、怖気づいた様子を見せた。
―リカ、リント今だよ。
動揺しているうちにリカとリントがゴブリン達に肉薄し、残りを倒していく。
動揺しているゴブリン達にリントとリカの相手にならず、次々に倒れていく。
無傷でゴブリン達を殲滅することに成功した。
―やったね。・・・エミリア、沈黙は何時消えるの?
―発動してから15分間かな。そろそろだね。それよりささっと耳を削いでおこうよ。
―そうだね。
手早くゴブリン達の耳を削いで、先に進む。
「分かれ道か・・・どうする?」
しばし進むと三つの分かれ道があった。
―魔力流れから考えると・・・私は真ん中の道を通ればいいと思うけど、シャリーはどう?
―私も真ん中の道でいいと思います。
―じゃあ、真ん中にしようか。
私はみんなを見渡してから言う。
―みんな、真ん中の道を進むよ。
「真ん中に千寿草が有るのかい?」
―うん。
「流石は精霊だね・・・。私じゃそこまで魔力を探れないよ。」
エミリアは妙に納得した表情をする。
私達は真ん中の道を進む。
しばらく歩いていると、突然地震が起きた。
―地震!?伏せて、頭を守って!
突然のことだったが私達は頭を守り、地震が収まるのを待つ。
一分ほどで地震は収まったが、妙なことが起きた。
千寿草が遠くなった?
どうして?
―シャリー、どう?
―・・・千寿草が移動しました。
―やっぱりね。・・・地震が関係してるのかな?
私は魔力探知をして探るが、特に反応はない。
不自然なほどに。
―何が起きるか分からないから警戒しながら進むよ。
みんなが頷くのを確認してから進む。
歩いていると、扉が見えてきた。
私は扉に触れ、扉の奥の魔力を探るがとくに何の反応もない。
私達は念のためいつでも魔術を発動できる状態にしてから、リカが扉を開く。
中はかなり広い空洞になっており、約1000体ほどのゴブリンがいた。
は?なに、此処・・・?
魔力探知をする。
背後にも多数のゴブリンの気配がする。
―背後からもゴブリン達が来てる。このままだと挟み撃ちにされるね。退くか、突破するかどうする?
「突破すべきだ。千寿草が有る場所に行けばどうにかなる。」
とリカが答える。
―ふ~ん・・・エミリアはどうする?
「・・・私は君達についていくよ。」
エミリアは少し顔を青ざめながら答える。
―じゃあ、突破するよ。準備はいい?
皆が頷く。
―私が背後に魔術を発動するから、それが合図だよ。
私はクルミを三つ背後に投げ、術を発動する。
「【壁樹】」
樹の壁が背後の道を塞ぐ。
壁が出来たと同時に私達は走り出す。
リントが先頭で、エミリア、私と萩、シャリー、リカの順で走り抜ける。
私達に気づいたゴブリン達が一斉に襲い掛かってくる。
リントが剣を抜き、突出してきた一体を切り捨て、返す刀で二体目を切る。
リントの背後からエミリアも風の刃を生み出して攻撃をする。
だが、次から次へと出てくるゴブリン達にしだいに足を止められる。
うん、これ無理。
普通には突破は厳しいな。
なら・・・。
普通に突破は無理だと考え、私は二つのクルミを出し、近くの地面に投げ魔術を発動する。
「【創樹】」
クルミを投げた場所から芽がでて急速に成長する。
最終的に20mほどになった。
―続いて。抜けるよ。
私は萩とシャリーを抱きかかえ、身体強化を自身に施し樹を登る。
同じくリカがエミリアを抱え樹に登り、リントがゴブリン達に光弾を放ってから後に続く。
私は木の天辺に辿り着いたら勢いよく跳躍し、千寿草に続く道の近くに降り立つ。
だが直後に魔力の気配がしたため、萩とシャリーを守るように抱きしめる。
「かふっ・・・。」
「母様!?」
背中にすさまじい衝撃が走り、遅れて痛みがやってくる。
攻撃が飛んできた方向を見ると、数体のゴブリンが見える。
「ごぶりんめいじ・・・。」
魔術を使う特殊なゴブリン、ゴブリンメイジが待ち構えていた。
魔術を使わせない。
私の方が早い。
私はミスリルの串を二本取り出し、ゴブリンメイジに投擲する。
まだ身体強化された私から放たれた串は勢いよく二体のゴブリンメイジの眉間に突き刺さり、ゴブリンメイジは絶命する。
だが、まだ残っている。
ゴブリンメイジ達が報復とばかりに魔術を構築し始めたら、リカ達が飛び降りてきた。
「待ってろ!今倒す。」
リカはエミリアを下ろすと、脚技でゴブリンメイジ達を殲滅する。
「母様大丈夫ですか!?」
「どうにか・・・。さきをいそぐよ。まだきてる。」
私達はそのまま道に入り、私が魔術で道を塞ぐことでどうにか落ち着くことが出来た。
「母様・・・。」
「わたしのことはあと。はやくせんじゅそうを。」
私達は先に進み、千寿草の群生を発見することが出来た。
―採れるだけ採るよ、皆。ゴブリン達が此処まで来るのも時間の問題だから手早くね。
千寿草を採れるだけ採る。
「これだけ採れば十分だ!脱出するぞ!着いて来い!」
そしてゴブリン達が来る前に先ほどから光が差し込んでいる場所をリカがこじ開け、外に出ることが出来た。
宿に着いたのは完全に日が暮れた頃だった。
女将に千寿草を渡し、私達は部屋に戻る。
―リントは隣に行ってて。リカは・・・どうする?
「俺も出るわ。大事にしろよ。」
「それでは。」
リカ達が出て行ったのを見てからローブと服を脱ぎ、上半身裸になる。
―シャリー私の背中はどうなってる?
―・・・酷いです。
シャリーが念話で視覚情報を送ってくれた。
「うわあ・・・。」
なんというかへこんでいた。
普通の人だった死んでいるような状態だ。
私が人間だったら絶対骨が折れて内臓に突き刺さってる。
私はクルミを取り出して、背中に触れ魔術を発動する。
「【修復】」
緑の光が負傷したところを包む。
ゆっくりとゆっくりと凹んでいたところが元に戻る。
そして痛みがなくなり、違和感も感じなくなった。
ちゃんと治ったのだろうか?
―シャリー、どう?治った?
―きれいに治っています。よかった・・・。
私は頷き、服を着てローブを羽織る。
その直後に夕食に呼ばれた。
「夕食が出来たよ!早く降りて来な!」
「いやぁ、災難だったね。まさか迷宮の変動に巻き込まれるなんてね。変動なんて数百年に一回しか起きない物だったから失念してたよ。」
女将が申し訳なさそうに言う。
「お詫びといっちゃあなんだけど、宿代は無料にしておくよ。これだけ千寿草があれば十分元はとれるからね。せっかくだ、千寿草も沢山持ってきてくれたし、いくつか薬も作るよ。」
「くすり・・・よろしくおねがいします。」
「あいよ。お前さんたちが出発する前には完成してるよ。」
申し出をありがたく頂題し、早速夕食を食べる。
今日はシーフードカレーとサラダである。
食べながらエミリアに聞く。
「えみりあはつぎにどこいくの?」
「私は南の諸島に向かう予定だよ。そこには古代の書物が保管されてるらしいからね。術師協会も調査のために人を送ってるらしい。おこぼれをもらうよ。」
「へえ。こだいのしょもつがげんぞんしてるなんてめずらしいね。」
「そうだね。私もあまり古代の書物は読んだことがなかったから楽しみだよ。」
エミリアは楽しそうに話す。
「でも、みなみのしょとうか・・・なにがあるんだろう?」
「私が知ってる限り南の諸島には龍がいるらしいよ。」
「龍?・・・あの?」
「そうだよ。南の諸島の一つの島に住んでいるらしいけど・・・見た人はいないらしい。」
「そうなんだ・・・いちどあってみたいな。」
「難しいと思うけどね・・・龍の住む島、龍島は暴風で守られているらしいからね。」
「・・・じかんをかければ。」
「あはは・・・そろそろ私は寝ようかな。」
「そう?じゃあまた明日。」
「また明日。」
―私達もそろそろ休もうか?
「そうだな・・・。」
「そうですね。」
エミリアが部屋に戻ったので私達も部屋で休む事にした。
リントと分かれて部屋に戻った。
ちなみに、エミリアは明日の午後に宿を出るらしい。
私達もそろそろ本格的に旅の準備をしなければいけない。
今日はエミリと念話ですこし話をした後、本を読んで過ごした。
イギーの街に滞在して四日目になった。
昼から出発して、ヘレナの町を目指す予定だ。
エミリアは昨日の昼過ぎに宿を出て南に向かった。
「また会おうね」とエミリアは一言挨拶した後旅立った。
―私達もそろそろ次に向かわないとね。準備を始めよう。
「そうですね。何か買うべきものはありますか?母様。」
「特に買うべきものはないと思うが。」
―確認しておこう。シャリーよろしく。私達は部屋の片付けだね。
「分かった。」
「分かりました。」
出立の準備をしていると女将がやってきた。
「やってるね。ほら約束の薬だよ。」
そう言って三つの小瓶を取り出す私に手渡してくれた。
「ありがとう。」
「構わないよ。お詫びの品だからね。まあ、その傷薬は自分達で使ってもいいし、いらないなら売っちゃても構わないよ。千寿草から作った傷薬だからね高く売れるよ。」
女将はにやりと笑う。
「かんがえとく。まあ、わたしたちのばあいはふつうにつかうかな。」
「そうかい。まあ、大事に使いな。」
「うん。」
そんなやり取りをしているうちに準備が終わった。
「世話になったな。」
「お前さんは美人なんだから口調を改めたほうがいいよ。」
「うん。わたしもそうおもう」
私は同意するように頷く。
「余計なお世話だ!」
リカが顔を赤くして怒る。
「おお、怖い怖い。さて冗談はこれまでにして、それじゃあね。またうちに泊まることがあったらサービスしてやるよ。」
「うん、きかいがあったら。」
そう言って私達は宿を辞し、東に向かった。
本編に書いてないですけど、洞窟が変動したことはギルドに報告して報酬を貰っています。
エミリア再びだして気がついたんですけど、エミリと名前似てますね。なので改稿時にどちらかの名前を変えると思います。
次回は旅行に行くので少々遅れます。




