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13話

前話を大きく加筆修正したので、気になる人は確認してみてください。

なお、加筆修正した理由は活動報告に書きました。






改9月13日

グランドドラゴンは怒りを湛えながら洞窟から出て竜嫌香を焚いた相手を探すように周囲を見渡す。

そして私達を見つけると咆哮を上げた。

私は思わず耳を塞ぐ。


「来るぞ!」とアークが注意を促しながら武器を構える。

「分かってる!」ガッツが一番前に出て大槍を構える。

「防御魔術を構築するわ!」アリアが8本の鉄串を構えて魔術を構築する。


お爺ちゃんはいつの間にか姿が消えていた。

どこかで見ているのだろう。

私は3人が戦っている間に少し離れて対グランドドラゴン用に考えてきた魔術の準備をする。


グランドドラゴンは魔術を構築し始めたアリアを警戒しながらも接近し、ガッツに体当たりを仕掛けた。

ガッツは体から灰色の光を出し、体に纏いながら大槍を振るいグランドドラゴンを迎え撃つ。

グランドドラゴンとガッツがぶつかる。


あれは、身体強化か。

ガッツも魔術を使うのか。

・・・でもガッツの魔力は無属性に偏ってるな。

それに魔力もそう多くなさそうだけど、どうなるんだろう?


ガッツは雄たけび上げながらグランドドラゴンの体当たりを受け止め、均衡状態を作り出した。

その隙にアークが回りこみ側面から切りつける。

しかしアークの動きに気づいたグランドドラゴンは巨体を回転させて二人を吹き飛ばす。


「うおわ!」

「くっ!」 


さらに追撃とばかしにブレスを吐こうとするが、アリアが二本の鉄串を放ち、魔術を行使する。


「【氷塊】」


鉄串が氷に覆われてグランドドラゴンの顔にぶつかる。

唐突な攻撃に怯んでブレスを止めてしまった。

続いてアリアが三つの串を投擲して魔術を発動する。


「【氷刃】」


グランドドラゴンに向かって三つの刃が飛んでいくが、一つをかわし、二つは手で叩き落した。

この隙に吹き飛ばされた二人は体制を立て直した。


「このグランドドラゴンかなり戦いなれてるな。」とアーク。

「そうだな。おそらくBランクはあるぜ。」とガッツが答える。

「二人とも集中!」

「わぁってるよ。」


ガッツそう言いながら槍を構える。

すると体中から発していた灰色の光が手足に集まり始めた。

アークはガッツの様子を横目に一言つぶやいた


「【付呪・蒼炎】」


アークがつぶやくと同時にアークの片手剣が蒼い炎を纏った。


付呪?ふむ、武器に魔術を組み込む術か・・・。

武器は大丈夫なのかな?

流石に大丈夫か・・・そういえばミスリル製だったし。

これで分かったけど、アークが火、ガッツが無、アリアが氷のようだ。

アリアも複数属性を扱ってたけど・・・やっぱり精霊くらいなのかな?

全属性を扱えるのは。


そう思いながら観戦している。私はまだ準備中である。

アリアは氷の刃を作った後は、氷の壁で守りを固めていた。


にらみ合っていたが、グランドドラゴンが先に動いた。

ガッツに近づいて口を大きく開け、噛み付く。


ガッツは先ほどまでとは比べ物にならないほどの速さで動き、懐に入りこんで槍を突き出す。

その動きに反応したグランドドラゴンが回避するが、かわしきれずにダメージ受けて仰け反る。

そしてアークが蒼炎を纏った剣で横腹を狙って切りかかり追撃する。

アークの攻撃は何とか腕で食い止めるが、ガッツは既に槍を戻しており、渾身の突きをグランドドラゴンの腹に放つ。


「グオオオオオアアアアアアアアアア!」


グランドドラゴンは一瞬後ろに退いたため、直撃は避けたようだが傷を負った様だ。

ガッツとアークは攻撃の手を緩めることなく、追撃をする。

ガッツとアークが猛攻をかけていきアリアは攻撃のタイミングを窺っていると、アリアが何かに気づいたように声を上げる。


「二人とも下がって!」

「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!」


グランドドラゴンが咆哮とともに、尻尾を地面に叩きつけると、グランドドラゴンの周囲の地面が突然隆起する。


「「何!」」

ガッツとアークが驚き体勢を崩す。


「グルアアアアアアアアアアアアアア!」


さらにグランドドラゴンが咆哮を上げると、隆起した地面が弾けて周囲に礫が飛ぶ散る。


なにこの魔術?

結構厄介だな。

というかあれ、礫ってレベルの大きさじゃないよね!?

お爺ちゃんは大丈夫か?


「ぐはっ!」

「きゃあ!」

「おい!アーク、アリア大丈夫か!?」


ガッツは大槍を振るいどうにか礫を防ぐが、アリアとアークが礫をまともに食らってしまった。

その結果アークはふらつきながらも立つが、アリアは気絶してしまったようだ。


「くそっ!これ以上は無理か!おい嬢ちゃん、爺さん逃げる・・・。」


唐突に3人を氷が覆う。


この魔術に、この容赦の無さ・・・。


お爺ちゃんの仕業のようだ。

グランドドラゴンは自身を襲っていた3人が急に現れた氷に囚われたことを怪訝に思いつつ攻撃を加えるが、びくともしない。

しばらく攻撃を繰り返すが傷1つ付かない氷を諦め私に標的を移した。


こっち来るな。

もう少し待つ心の余裕が必要だと私は思うんだグランドドラゴンさん。

だから待って!


私はグランドドラゴンに標的にされたのに気づくと、準備しておいた魔術を発動させる。


「この地に我が領域を生み出せ・・・【樹海創造】」


私が戦闘中にばら撒いておいたクルミと魔石が地面に溶けていき、その場所から木が生え始める。


「ガァ?」


そして周囲は鬱蒼とした木々に覆われた。

今使った魔術は自身の魔力を籠めた魔石やクルミをばら撒き、それを媒体に木々を生み出すことで周囲に私の魔力とマナを漂わせる。さらに木々には術式が組み込まれており、魔術を安定的かつ効率的に発動させる効果がある。


グランドドラゴンは急に樹海が生まれたことに驚いた様を見せたが、すぐにブレスを吐いて焼き払おうとする。


まあ、邪魔なものは焼き払うか、なぎ払うかだよね。

さて、まだ準備は不十分だけども、やるか。


予想通りブレスを吐こうとしたので三つのクルミを投げる。

そしてブレスを吐こうとしていたドラゴンの目の前で爆発して周囲に棘を撒き散らす。

ブレスのためにグランドドラゴンは口を開いていたので棘が口内に入ったため悲鳴を上げた。


「ガルアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」


ここまでは予想通りの動きをしてくれたから予定通りいけたけども・・・どうなるかな?

アーク達が言うにはこのグランドドラゴンは強いらしいしなぁ。


次の手を打つためにグランドドラゴンを注意深く観察しながら、魔術を構築する。

ついでに中断していた魔術を再構築し始める。

グランドドラゴンは立ち直ると、私を睨みつけるが、ブレスで樹海を焼き払うことをあきらめ、木々をなぎ倒しながら私に突撃してきた。

私は六つのクルミを地面に放りながら魔術を発動させる。


「【創樹】【樹壁】」


六つのクルミが地面に着くと同時に地面から巨大な樹が生えてグランドドラゴンの突撃を受け止める。

さらに私の前面に樹の壁が出来る。

私はいったん距離をとり、魔術を構築済みのミスリル製の串を8本、生み出した木々に投げつけて魔術を発動させる。


「【縛り樹】」


串が刺さった樹が一人でに動き出してグランドドラゴンに絡みつき拘束する。


グランドドラゴンは私を睨みながら尻尾を地面に叩きつける。

すると地面が変形し、その結果できた土の壁が私に迫る。


魔術による攻撃に切り替えてきたな・・・。

それにしても・・・地属性魔術の無詠唱か。

だが地面を変形させる程度ならどうにも出来る。


私は迫り来る壁から逃げながら、そこらじゅうにクルミを撒いていく。

そして魔術を発動する。


「【創樹林】」


私が撒いたクルミが媒体となって地面から次々と樹が生えていく。

そして生えた樹が地面に強く根を張り、グランドドラゴンの魔術を阻害する。


地面を変形させるなら、私の木々が根を張り、地面を固定してしまえばいい。

・・・とりあえず、これで魔術は封じた。


グランドドラゴンの魔術が止まったことを確認したら、二つのミスリル製の串をグランドドラゴンの顔の近くに投擲する。

グランドドラゴンは体を拘束され、魔術も封じられたためにブレスしか使えなくなったのでブレスを吐こうと口を開く。

その瞬間私は目の前の地面に鉄串を二本刺して魔術の準備をする。

さらに魔術の準備をしながら先ほど投擲した二本の串を媒体に魔術を使う。


「【木杭】」


串が刺さっているところから木の杭が生まれてブレスを吐こうとするグランドドラゴンの口を目掛けて突き刺さり、口を開けた状態で固定する。

突然の攻撃に怯みつつもブレスを吐く。

それと同時に私の魔術が完成したので、発動する。


「抗う敵を撃ち抜け・・・【木弩槍】」


私の目の前から全長が5メートルある巨大な木の槍を創りだし、グランドドラゴンに向けて射出する。


これが私の魔術のなかでも、強力な魔術だ!

まあ、これでだめだったらきついんだけども。

丁度いい具合に木弩槍が完成したのと同時に、ずっと構築していた魔術が完成したからどうにかなるとは思うけどね・・・。


グランドドラゴンが吐き出した炎のブレスは射線にある木々を焼き払いながら私に迫る。

私の作った巨大な木の槍と炎のブレスが激突して、周囲に衝撃波を飛ばす。

しかし、グランドドラゴンはダメージを負いすぎたのか徐々にブレスの勢いがなくなり、競り負け始めた。

そして、ブレスが止まり巨大な木の槍がグランドドラゴンに迫る。

グランドドラゴンはそのまま木の槍に貫かれた。

しばらくの間痙攣していたが、動きが止まった。


やったか?


フラグを立てながら少し遠巻きにドラゴンの様子を伺う。

特に反応はないので少し近づいてみる。

反応は無い。

突いてみる。

反応は無い。


ふう・・・倒したか。

意外と何とかなるものだな。

さて、アーク達が目覚める前に樹をなんとか―――!


悪寒がしたのでドラゴンの方を見る。


ちょ・・・脱皮してる!


無残な姿のグランドドラゴンが真っ二つに分かれた。

そしてその隙間からグランドドラゴンが顔を出した。

私は慌てて三つの魔術を構築する。


「【創樹】【縛樹】【乱杭】」


私の放った魔術がグランドドラゴンに迫るが、


引っ込んだし・・・。


グランドドラゴンは自身の抜け殻を盾にしてかわした。

グランドドラゴンは抜け殻から飛び出して私に飛び掛ってきた。

グランドドラゴンの牙が迫る。


しまった!かわし・・・きれない!


私は左にかわしたが、右腕が食べられ、振り回された。

そして私は地面に叩きつけられる。


「ぁ・・・っ。」


ぅ、痛っ・・・熱い!?

散々やりやがって・・・熱い?

まずい、ブレスか!

この状態で出来る事は・・・少ない。

それにこの状態から抜け出すよりかはここでいっきに・・・。

仕方ない。

分身とローブがただじゃすまないけど・・・。


私は噛まれた右腕を媒体に魔術を構築する。


「増殖し、飲み干せ・・・【樹】」


私の右腕が樹になり、急成長する。

そしてグランドドラゴンの体内を破壊する。

ブレスをなかなか吐くことが出来なかったドラゴンかわいそす(´・ω・`)。

うまく主人公が苦戦する感じが出せない・・・。

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