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エピローグ

一応、外伝をやるかもしれませんのでその時までお待ちください。

2006年6月3日

午前11時30分

対馬某所

韓国軍に司令官私室として使用されているある地下会議室で対馬占領司令官の金臨権准将が憂鬱そうな表情で室内に設置されたモニターを見つめていた。


「司令、大変です!」

突如、若い兵士が司令官私室へ入室すると金は「どうした?」と聞くとその兵士は「日本軍空挺部隊が降下を…………」と言うと金は「…………わかった。もう下がって良いぞ」と続く。

しばらくするとこの地下壕の周囲に日本側の放った誘導爆弾が 直撃したのか、突如襲い掛かった物凄い衝撃によって金准将は床に倒れ混んだのである。

「どうやらここもバレたみたいだな…………」と金が言うと通信員の兵士は「ですね…………」と続く。一方で金は酸素濃度が少しづつ薄くなってきているのを感じ「君は逃げろ。逃げて私は壮絶な殉職を遂げたと本国へ伝えt…………」と言うが、そこで意識を失う。

だが、その通信員は諦めずに金准将に酸素マスクを装着させて自らの背中に背負い、爆撃の衝撃に耐えつつ出口へ歩き出す。


そして彼らが出口に辿り着いた次の瞬間、出入口が土砂で崩れ、生き埋めになったのである。


そしてその直前にOH-1(ニンジャ)偵察ヘリが空挺部隊を乗せたCH-47(チヌーク)及びUH-24(ハインド)輸送ヘリを誘導すべく飛来していたのである。


「こちらリポーター01…………空挺降下地点エリアの敵対空火器及び司令部防衛陣地の壊滅を確に……………ん!?あれは!?」『どうしたリポーター01?』

第1空挺団長の米田博保大佐がそう言うとリポーター01こと石見翔大尉は「リポーター01よりPU001。先程、崩壊した敵司令部設備の出入口に埋まりかけている2人程の人間を発見しました。恐らく敵司令部の生存者でしょう」と続く。

すると『了解。テイカー01よりテイカー02、これより生存者いや捕虜収容を行う。アタッカー04と07はテイカー02をリカバリー(援護)しろ』と米田大佐が言うと『アタッカー04了解』『アタッカー07了解』とAH-64攻撃ヘリの搭乗員が続き、テイカー02ことUH-24中隊1号機の側面に位置する。


そして空挺隊員は一部を残すとすぐに乗機から飛び出し、生存者を救出すべくあらゆる手を尽くしてUH-24へ運び込んだ。


そして衛生兵と敵将と付き添いの通信員を収容したテイカー02はこの通信所を制圧する隊員たちを降ろしてから離陸したのである。だが、政治将校達が根城にしていたもう1つの地下通信所の出入口の近くにいた塹壕に隠れていた韓国兵が放った神弓携帯式地対空誘導弾(MANPAD)が直撃し、テイカー02は砕け散ったのである。

「テイカー02、テイカー02!こちらアタッカー03。貴機の状況はどうなっている?」

アタッカー03の射撃士(ガンナー)である俺、小島欣一少尉がそう言うとミサイル警報が操縦室内にミサイル警報が鳴り響き、操縦士の富原剣大尉が「くっ!撃って来やがったか!このやろうっ!」と叫び、即座に俺は30㍉ガトリング砲(機首の機関砲)の照準をミサイルを撃って来た方角に向ける。

そして通信所とその横にいたミサイルを撃ったであろう兵士に射撃を加え、それと同時にアタッカー07が通信施設をヘルファイアミサイルで破壊する。


そしてテイカー02から降り立った隊員たちはすぐさまテイカー02の救援を実施。通信員は救えなかったが、金准将は意識不明の重体とは言え、生存していたのですぐに米海兵隊から借用したV-22、つまりテイカー06により佐世保国防軍病院へ搬送されたのである。


2006年6月12日

日韓外交関係者によりシドニー停戦条約締結。

7月1日

隠岐諸島に停泊するロシア巡洋艦ワリヤーグにて米ロ政府関係者が見守る中、韓国臨時政府が正式に終戦を認める。


7月13日

韓国の臨時大統領であった李薄雲空軍中将辞任。

翌日、民政への移管選挙が行われ、親北中を唄い、対日戦を再度望むと言う過激な50代の林老来議員が当選。

翌日、林は北京訪問し、北東人民中華国国家主席梁北征との会談で両国結束関係強化をより強めて、韓国は敗戦しながらも日米に対して牽制のメッセージを送る。


8月1日

林大統領帰国。それと同時に今後の韓国軍備計画が制定され、その目玉としてKF/A-29神鳥(フェイカー)戦闘機の拡大型を北東人民中華国と共同で開発し、同国が開発した中華神盾(チャイナ・イージス)と称されるシステムを搭載した世宗大王級巡洋艦(1万5千t級)の建造を決定したのである。


とは言え敗北後、韓国は日本に対しての積極的挑発行為を控えるようになり、一応は戦前とまではいかないものの、冷戦一歩手前で済んでいたのである。

最後の世宗大王級巡洋艦について

全長174m、全幅27m、満載排水量1万4897t(英軍事誌推測)、速力31kt

17㎝連装砲×4(前部に2、後部に1)、100㎜速射砲×6(片舷に3)、30㎜CIWS×6

中距離対空誘導弾用VLS×56(28セル型VLS2基を搭載)、4連装SSM発射筒×2

短魚雷発射管×2、対潜ヘリ×2、対潜ロケット発射機×2、チャフ発射機×6

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