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17話

2006年5月24日正午

この日、新潟県の離島、栗島に多数の弾道弾が降り注ぎそこに住んでいた住民が多数死傷したのである。


同日12時30分首相官邸

首相執務室にノックをしてある男が入ると男は「大変です…………栗島に韓国北東部から放たれた弾道弾が着弾しました!」と報告する。

すると落ち着いた声で山辺誠首相が「報告御苦労様…………しかし連中はやってはいけない一線を越えてしまったな…………」と続くと電話を取ると「私だ。戦略軍司令部に繋いでくれ」と電話に対して言うと「里村大将。状況はわかっているだろうが、今すぐに冨嶽及びB-1B連山Ⅱ(ランサー)戦略爆撃機を飛ばせるか?場所は半島北東部の山岳地帯だ…………あぁ、わかってる、これは軍事事態だ。だから議会承認はいらない」と言う。


一方、東京都内首都特別区内の公園では…………


「今すぐ山辺首相は辞任し、韓国と和解せよ!」「国防軍は縮小せよー!」「政府は我々、国民の声を聞けー!」と罵声が響き渡る中、首都警察の機動隊や俺、瀬田一喜陸軍大尉が所属する近衛憲兵隊の第2警戒中隊(対暴動鎮圧部隊)がデモ隊が暴徒になって暴れださないかを警戒をしていた。


「瀬田大尉」そう言ってきたのは一緒に3日前から一緒に警備任務に参加し、大体同年齢で親しくなった首都警の本村警部補で俺が「どうしました。本村警部補?」と続くと本村は「そう言えば日本人民党は表では平和主義を唄っているが、実際は九州や沖縄で独立を試みる武力勢力(反政府組織)を率いていると言う話がありましてね………………」と言って来たので俺も「聞いたことあるな。そんな話…………」と続くと更に彼が何かを言おうとした次の瞬間だった、人民党の党首池島水子が演説を始めたのである。

「愚かにも山辺首相は韓国が提案した停戦条約に関する条件を破棄して戦闘を継続すると宣言したことによって韓国を激怒させて新潟県栗島への弾道弾による攻撃を招いたのです!」

そう彼女が全国放送のマイクに向かってそう叫ぶと群衆が一気に手を上げて声を張り上げ、国防軍や政府を批判しだす。これがラジオで流れたのと同時に人民党系反政府組織(ゲリラコマンド)である九州独立平和連盟の構成員が韓国陸軍を援護すべくゲリコマ作戦を開始したのである。


ラジオ放送から1時間もしない内に大分などの各地で人民党系のゲリラ部隊である九州独立平和連盟が一斉蜂起を開始、彼ら(人民党)にとって理想の国を九州に建国すべく国防軍に対する抵抗を開始したのである。


数時間後、東京では池島水子議員は国防軍憲兵隊と首都警察により内乱陰謀及び国家転覆未遂罪の罪で逮捕………となるところだったが、ある人民党員が彼女を守るべく機関銃などで抵抗し、池島は逃げ遂せたのである。

が2日後、彼女らのアジトが摘発された際に彼女は憲兵隊に抵抗して、彼女の旦那である池島(旧姓は鳩島)保正と共に射殺されたのである。


閑話休題。同じ頃、九州では日本国防軍と海上警務局に加え、市民防衛局などの人員と韓国正規軍と九州独立連盟が激しい死闘を繰り広げていたのである。


九州もかつての北海道と同じ、激しい地上戦の舞台となろうとしていた。

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