明日はどっちだ
毎日、アイアンゲージを始める前に、
件の有志作成HP@ウィキに目を通すのは習慣になっている。
トピックスだったり、与太話、釣り見出し満載の掲示板だったり、
ログイン後の話のネタ仕込みって感じだけどね。
今日もそんな感じで@ウィキを開いた俺は、ナンデ!って感じで固まってしまった。
トピックスも、掲示板も、マルカン草祭り状態。
情報求むから、見つけましたV から、売ります から、なにそれ?まで
例えば、マルカン草は植物系モンスターでドロップしたマルカン汁は、
全てのステイタスをUPさせる効果がある、うんぬん...
なんだこれ?夢か?
昨日の今日で、@ウィキがマルカン草祭りってどうよ。
あの爺ぃクエストばらまいてたのか?それとも...情報屋がリークしたのか?
後者なら、俺がマルカン草を見つけだせれば問題ないが、爺ぃが犯人ならまずい。
このクエスト、時間制限があるってことだ。
とりあえず、ログインして歩く...
海の前で途方に暮れた。Orz
時間帯が悪いのか、夜の海辺は、誰もいない。
NPCすら居ない。
仕方なく、移動、街道に戻り、さらに南に向かう。
アイアンゲージの中の情報はどんなものでもお金になる。
当然、地理情報、地域情報、物価、全てがお金に換金できるらしい。
商人や盗賊ならね。
しかし剣士の俺は、自分の持つ情報を商人や盗賊に売って稼ぐことしかできない。
同じ情報を何人かに売れば良いって?
甘いな、情報の販売はスクロールで行われる。
スクロールを作成し、それを売買することでコロの移動を行うわけだ。
スクロール以外で情報は販売できない。無償提供になる。
情報を売ろうとした場合、持っている情報のカテゴリーを選び、タイトルを記入する。
これは直接収入につながるため釣り気味になるが、
度を越すと弾かれるため、簡潔に記載する方が良い。
そして、内容と、情報金額を記入する。
最後に中身を確認し、OKを押せばスクロールの出来上がりだ。
出来上がったスクロールには情報提供者としてスクロール作成者の名前が付与され、掲示板に載った際には、情報提供者として、掲示板に載せた商人か盗賊のIDが追加で付与される。
あまりにくだらない情報ばかり作成するプレイヤーは敬遠される。
ガセ情報の作成、提供はペナルティーの対象として、掲示板への掲載禁止だったり、
スクロール買取の拒否をされることもある。
まぁ どこの世界も信用第一ってことですね。
まぁなんでスクロールの説明をしたかって言うと、
この状況を売ろうと思ったからなんだな。
ズバリタイトルは「求むオオイドの堰の地理情報」カテゴリーは「情報希望」だ。
報酬は、300,000コロ=300円だな。
現状打開としてはそれしかないかなってことで、
マルカン草の事が祭状態になってるわけだし、
結局、このまま一人で探していても、見つからないかもしれないからね。
あとは、商人ギルドと盗賊ギルドのどちらかで、掲載してもらえばいいわけだ。
今回は商人ギルドの方がいいな。
そんなわけで、次の街に着いたらギルドに行こう。
なんて考えながら南に向かい歩いていると、
モニター右隅に白い物体が動いているのを見つけた。
白い物体はきのこのような形で手足があって、
5個?単位は匹か?船でこちらに向かってくる。
なんだあれ?
鉄牢ではフィールドでモンスターに出くわすことがまずない。はずだ、たしか
でも、人じゃないし、きのこ人?
気がつかれる前に隠れることにした。左右を見回し、左手の潅木の間にしゃがみこむ
しばらくすると船は、止まり、そこからきのこ人が5人降りてきた。
頭の傘が大きすぎ、えらくバランスが悪い。
片手に持つオールが傘の部分にぶつかりそうだ。
服はつけていないが、白い体に白い手足、
傘の部分も白に所々赤とか黒のブチが入っている。
モンスターなんだろうなきっと。
きのこ人たちはオールをもった状態で、無言でこちらに歩いてくる。
トテトテ?ヨチヨチ?
顔は、傘の部分の下にあるらしい。
背が低いためよく見えない。
そして、画面の中央を横切って、左端、つまり平原に向かって歩いていく手に持ったオールを杖がわりにして、ヨチヨチ歩いていくその姿は、ちょっと可愛かった。
大きさも多分子供と同じくらい。
某携帯会社のキャラクター?あんな感じです。
うまくいけば、新しい迷宮、新モンスター、ここは後つけるしかないでしょう。
見えなくならない程度に距離を置いて、平原をしゃがんだまま移動する。
近すぎると、気がつかれるので、ギリギリの距離で、、、そして見失いましたorz
最初はゆっくり進んでいくくらいのスピードだったんだけど、
平原を抜けて潅木が増えてきたあたりで、突然消えました。画面から一瞬で。
慌てて消えたあたりを調べたけど、洞窟も洞穴も何もありませんでした。
全く何もないところでいきなり消えました。
地面にも何もなく、潅木とか動かないかも調べたけど、それも動かず、そのうち日が登り始めたので、諦めて当たりを見回すと、そこは、丘陵地帯だった。
平原を1時間ほど進んだところで当たりの景色が一変していました。
そこは丘陵地帯。潅木と低い木々、奥に見えるのはうっそうとした森林、そしてその森林に続く山脈..... あれ?
其処には、風が吹いていた。
山から森を抜け吹き下ろす豊かな土の匂いと清浄な木々の神気を含む風は、
私のホホを撫で、ゆっくりと丘陵地帯を駆け抜ける。
なんてね、所詮モニターの中の物語はプレイヤーたる俺には理解できないし、
風が強いから、まっすぐ進めないなんて、気にしたら負けな気がするし...
それより ここ何処なんだろう? 俺 迷子です。
散々丘陵地帯を歩いて、南に進んでも、平原地帯はおろか、
海すら見えないことに気がつくのに、4時間以上費やしたのは、
何を隠そう この私です。Orz
リアル時間で空が白み始めた頃、心が折れログアウトしました。
再スタートはヨルムの町です。
今日 一時間目体育だし、確かマラソン orz
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