表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グラサン幼女の異世界とらべるっ! ~最強の【魔眼】を宿す転生幼女は、もふかわ神獣を連れてスローライフな旅路を楽しみます~  作者: 空戯ケイ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/28

第16話  冒険者らしくドレスアップ!

 グリィトの街にある、とあるお洋服店。 

 わたしはシャラララ~、と試着室のカーテンを開ける。

 と、黄色い歓声があがる。


「きゃあ~~っ! 可愛いっ! とっても可愛いわぁ、アイリちゃ~~んっ!!」

「あ、あはは……そ、そうですかね?」


 わたしはもじもじと照れながらジェシーさんの絶賛を浴びた。

 試着室の全身鏡に映るのは、冒険者っぽい装いにチェンジした幼女(わたし)の姿。

 全体的にはひらりとしたワンピースっぼい形の可愛らしい服だけど、作りはしっかりとしていて、雰囲気的にも可愛さと冒険者らしさを併せ持ったデザインだった。


 拍手して大絶賛してくれるジェシーさんの後ろで同じく見守ってくれていた、ベルドさんとマーレスさんも頷く。


「いいじゃないか! 似合ってるぞ、アイリ!」

「可愛らしくもあり、冒険者らしくもある、ちょうど良いバランスの服だな」

「あ、ありがとうございます!」


『可愛い』だなんてこんなに連呼されたのは初めてだ。

 単純に反応に困るけど、とっても嬉しい。

 ただ、前から思っていたことではあるけど――――


「……グラサンしてると、どんな可愛い服でもやっぱ怪しさが勝っちゃうな」


 とはいえ、言っても仕方ないこと。

 わたしの人生はしばらくこのグラサンを手放せない縛りがあるのだから。

 モッフィが退屈そうにあくびをする。


「ほれ、アイリよ。いつまでこの店にいるつもりじゃ? 我はまだくろわっさんを食しておらんぞ!」

「モッフィはわたしより食い気が優先か……」


 わたしがせっかく冒険者っぽくドレスアップしたっていうのに、モッフィの反応は冷めたものだ。

 ふん、いいもん!

 わたしはわたしで満足できればいいんだから!

 昨日までのわたしはセリエーヌちゃんが山小屋で着ていたどこにでもあるような服だったけど、こうして装いを変えたら気分も上がってくるってもんだ!


 それに今のわたしはとってもキューティー!

 グラサンの怪しさを差し引いても、ちっちゃ可愛いセリエーヌちゃんの幼女ボディならば、どんなお洋服でも抜群に着こなしてしまうだろう。

 前世のもっさりした芋女だった頃のわたしとは大違いだ。


 試着室の全身鏡の前でふりふりと体を回してテンションを上げていると、ベルドさんが明るい声で言った。


「アイリも気に入ってるみたいだし、その洋服は俺たちがプレゼントしよう!」

「え!? いや、そんな悪いですよ!」


 わたしは反射的にお洋服のタグを見た。

 記載されている額は、金貨二十五枚――日本円にして、二十五万円!?

 うぎゃあ! なんだこの高級品は!?

 値段見てなかったけど、こんな高いお洋服だったの!? 

 余裕でわたしの全財産吹っ飛ぶ額なんだけど!!


「いいんだよ。昨日、俺たちをブラックアントの群れから助けてくれたお礼だ。それに、その洋服なら物理・魔法の両方に耐性があって防護性に優れてるから、これから仕事(クエスト)をするにも安心だぞ」

「そうそう! まだちゃんとしたお礼できていなかったし、そのお洋服受け取ってアイリちゃん!」

「アイリはまだ子供だ。そう気を遣う必要はない」


 ベルドさんの提案に、ジェシーさんもマーレスさんも賛成した。

 金貨二十五枚という大金に申し訳なさは感じる。

 で、でも、そんなに言ってくれるなら、お言葉に甘えてもいいのかな……?

 わたしは笑顔でペコリと頭を下げた。


「あ、ありがとうございます! このお洋服で、冒険者活動がんばります!」


 こうして、わたしは異世界らしく可愛いお洋服をゲットしたのだった。

 ベルドさん、ジェシーさん、マーレスさん、ありがとうございます!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ