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星に願いを  作者: 唐上遼
2/8

運命について


 運命って言葉、嫌いなのよね。なに勝手に決めてるのよって感じ。


 え?でも、運命の人は信じてるって言ってなかった?


 信じてるけど、それが何?


 あー、いや、何でもない。


 

***


 何もかもが決まってるなんてつまらない考え方だよね。

 私がいま言った言葉もあらかじめ決まってたとかいうの。

 非常に退屈極まりないと私は遺憾の意を表する。

 やっぱり人間、敷かれたレールを歩くより荒野へと出でて仰いで天に愧じず俯して地に怍じず生きていきたいよね。

 それだけが私めを私め足らしめるのです。そうでしょう、貴方。


 もしかしていま運命に抗ってる?



***


 こうして出会えたことが運命的とかよく言うけれど、あの人たちの目には明らかに困っているおじさんの姿は見えていないのかしら。


 都合の悪いものは見えないんだろうな。


 そんな都合のいいものが運命なのかしら。


 大抵自分が諦めるか他人を脅すために使われる都合のいい言葉だからな。





 




 


 

 

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