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翌日の登校中

 翌日の登校中。幼なじみの家庭環境を思い出す。そう言えば、母子家庭だ。理奈に弟はいる。中一と小一だから約六歳差。夢くんは可愛い。でも、彼女がヤングケアラー? やっぱりピンと来なかった。


「おはよう、翔太」


「あ、おはよう。理奈」


 何となく眠たそうな幼なじみ。


 どうして理奈はヤングケアラー? 訳を聞きたいけれど、勇気が出なくてやめた。


「夢くんは私にべったりなの」


「そうなんだ?」


「私の時間がほとんど無くて」


「ふーん?」


 ボクは考える。小学生の時は、彼女はヤングケアラーと言う感じではなかった。中学生になって、幼なじみはヤングケアラー? と言うことと理奈が急に大人みたいになっているのは気のせいかな?


「あの、理奈? ボクで良かったらサポートするからね?」


「え~? 別に大丈夫かな。気を遣わせるだけだし?」


 うーん。けれど、幼なじみはヤングケアラーってクラスの噂だしなぁ。こういうことは大人に任せた方が良いのかな?


「さて、今日も清々しい朝だよね。私は物事を暗く考えるのは嫌いなの」


「え? 何かあったの?」


「別に大丈夫だけど?」


 何だろう。変なの。


 あんまり女の子の言葉の裏を考えても仕方ないのかな?

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